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描く理由?書く目的?創作に隠された4つの心理

今日は「創作の目的」(小説・漫画・脚本)についてお話ししたいと思います。

なぜ人は創作をするのか?それって、けっこう深いテーマなんです。でもね、ボクたち創作者にとっては避けて通れない問いでもあります。

もちろん理由は人それぞれ。なんとなく描いちゃった、気づいたら書いてた、みたいなことも多いです。でも、よーく見てみると、創作の裏には共通する“動機”があるんです。

それは、

(1)自己表現と存在証明のため
(2)楽しさと欲求の充足のため
(3)新たな発見と視野を広げるため
(4)愛情を育てるため

なんとなく創るのもアリ。でも、実はこうした心理が無意識に働いていること、忘れないでくださいね。では、ひとつずつ解説していきますね!

(1)自己表現と存在証明のため

まずは、これです。創作って、すごく個人的で、でも同時に「誰かに伝えたい」という気持ちもあるんですよね。

たとえば日記を書くのも立派な創作。誰に見せるわけでもないのに書きたくなるのは、「自分の感情を整理したい」「この気持ちに名前をつけたい」と思ってるからなんです。

これは「自分を知る作業」と言い換えてもいいかもしれません。

「こんなこと考えてたんだ」「自分ってこんなふうに思ってたんだな」と、創作を通じて自分自身を再発見することができるんです。

そしてその作品には、あなたの声、あなたの想い、あなたという存在の証がしっかりと刻まれています。

だからね、「作品=自分の分身」なんです。

隠喩や比喩を使って、「うまく言えないけど、こんな感じ!」を表現できるのも創作ならでは。

ボクの場合、たまに隠喩が多すぎて「この作者、何が言いたいのかさっぱりわからんぞ!?」ってなることもありますけどね。

(2)楽しさと欲求の充足のため

「いやもう、とにかく楽しいから創ってます!」って人、いますよね? そう、それでいいんです。

創作って、義務じゃない。自分の「好き!」を自由にぶつけられる場所なんです。

絵を描くのが好きな人は、ペンを握った瞬間から目がキラキラしてるし、小説を書くのが好きな人は、妄想の世界でキャラ同士をニヤニヤさせながらページを打ち込んでたりします。

ボクたちの脳は、創造することそのものに快感を感じるようにできているんですよ。脳科学的にも「創造=ごほうび」って言われてますからね。

とはいえ、いつも楽しいわけじゃない。時には「なんか全然筆が進まない…」ってこともあります。

でも、自分の世界をカタチにしたい!って気持ちがあるなら、それは大きなモチベーションになります。

「楽しいからやる」もアリ、「やらずにいられないからやる」もアリ。

創作には、そんな奥深さ・寛大さがあるんですよ。

(3)新たな発見と視野を広げるため

創作って、自分の世界を広げてくれるんです。

「こういうキャラを描こう」と考えて調べるうちに、思わぬ知識が身についたり、「この設定、なんでこうなってるんだろ?」と考えることで、自分の思考がどんどん膨らんで深くなったり。

気づけば、架空の物語から現実の社会問題にまで関心が広がっていた…なんてことも珍しくありません。

また、創作は「自分ではない誰か」の気持ちを想像する作業でもあります。これって、めちゃくちゃ視野が広がります。

正反対の価値観を持つキャラクターを描こうとすると、「自分だったらこうは考えないけど、あの人なら…」って視点が生まれるんですね。

つまり、「自分の外にある世界」と向き合うツールになるんです。

そして時には、現実世界では言えないような想いを、作品を通して誰かと共有できる。これってすごく大きな力ですよ。

もちろん、ネガティブな感情も創作のエネルギーになります。

怒りや悲しみ、不安や寂しさ。そういった感情を昇華させて作品に落とし込むと、自分も癒されるし、誰かの共感を得ることもある。

まあ、あまりにもネガティブに寄りすぎると、「うわ…これ読んでるだけでつらっ!」ってなることもあるので、ほどほどに。

(4)愛情を育てるため

そして最後に、愛です。創作は愛でできていると言ってもいいくらい。

作品ってね、自分の子どもみたいなものなんですよ。

キャラクターに名前をつけて、性格を決めて、「この子はこういう人生を歩むんだよ」って一生懸命考えて…それ、もう育児です。

イラスト界隈でよく聞く「うちの子」って言葉も、まさにその象徴です。

しかも、読者や視聴者の反応で、さらに作品への愛が深まるんですよね。「このキャラ好きって言ってもらえた!」「感動したって言われた!」ってなると、もう愛情があふれて止まらないんです。

そして、作品に注いだその愛情は、必ずどこかで誰かに届きます。

読者は作品のなかに、あなたの想いを見つけてくれるんです。

だからね、まずは「自分のため」に創っていい。自分の愛情を注いで、自由に育てて、そのうえで「誰かに届いたらいいな」と思えば、それで充分なんです。

さて、こうして見てみると、創作ってとても人間的な営みですよね。

趣味や仕事の枠を超えて、自分と向き合い、他者とつながる。そんな力を持っています。

まずは「自分のため」にアウトプットしていいんです。そして気がついたら、読者のことを考えている。

そうなったとき、あなたはきっと読者を愛せる作家になっていますよ。

それでは、今日も創作を楽しんでくださいね。
あなたの創作を、心から応援してます!