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アナリティカル型キャラの作り方

2021年4月23日

前回、キャラづくりの参考に人類の代表的な性格4種キャラバリエーションをご紹介しました。

このキャラバリエーションは、今後の予告としては、シリーズものとしてご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。

第一弾は、作家さんタイプに多いアナリティカル型キャラクター編からいきます。

関連記事:性格4種キャラバリエーション

さて。アナリティカル型キャラといえば、RGGゲームに登場する賢者タイプで、基本スタンスはアナライザー(分析家)、自己主張しないタイプもしくは自己否定タイプです。

このキャラは本音を覆い隠しやすく、わかりにくいタイプです。

忍耐強いとはちょっと違いますね。

チーム管理や現実面でのサポートに向いており、実はそっちの方が楽だからです。

要するに裏方を好む性格(キャラ)が多く、あんまり目立ちたくないんです。

文句はあっても忍耐(自己否定)し、積極的にはなりずらいというか、他のタイプと比べたら消極的です。

でも、チームが混乱した時(ここぞという時)に冷静に判断できる能力があり、ストーリー展開で活躍します。

普段は何を考えているのか誰にもわかりません。

でも、みんなが「こりゃダメだあああ!」「諦めるしかないよ」「撤退だ」とパニックっている時、一人だけ「いや、勝てるよ!だって〇〇で、〇〇だから」と淡々とチームを説得でちゃうんです。

どのタイプよりも分析能力に優れ、積極性(オープンマインド)になり魅力を発揮します。

アナリティクス型が積極的になるとサポート役(エミアブル型)に変身でき、読者から好感をもたせることもできます。

関連記事:キャラクターに変化を与える

日常では本音を言わない(はたから見ると頼りなさそうに見える)代わりに、アナリティカル型キャラが自己開示すると、男女問わず気配りができ、丁寧に説明してあげて誰かを助けられる賢者なんですよ。

そして功績は自慢しないでほめられても恥ずかしがるのも特徴だということを忘れずに。

特にナイーブな男性キャラであれば、開放的な女性から〝いじられキャラ〟としてプチモテする一面もあるでしょう。

なんと言っても頭がいい男性はモテますからね。ああ、うらやましい。

舞台設定にもよりますが、向いている職種といえば、技術者だったり科学者だったり影武者やブローカーなどあまり表の感情を出さないため、取引ができる役柄がマッチしていると思います。

大量の情報を記憶ができるので、ドライバー型キャラクター(勇者)からは信頼されます。信頼されるからといって上司に媚びへつらうことはしません。

マイペースが影響しているわけか、物事をフェアに考えます。

関連記事:ドライバー型のキャラクターの作り方

誰かに追従することへ価値視していないのもアナリティカル型キャラの特徴ですが、キャラの背景(育ち・トラウマ)によっては異なってきます。

例えば、
上の者(親や上司)から強く罵倒されたり、圧をかけられたり、いじめられたエピソードを作れば、大人になると詐欺師になったり、ラスボスよりも強力でとんでもない悪役にもなります。『天空の城ラピュタ』であればムスカ大佐のような。

金持ちで家庭環境に恵まれていても、おとなしくて親が何から何まで手取り足取りされたなら、自己肯定感がありませんのでアナリティクスであっても追従してしまうキャラクターになってしまうでしょう。

ストーリー作りをするなら、何らかのトラウマや事件によって性格が歪んでしまうエピソードを盛ると読者が入りやすくなります。

基本、自分のプライベートは誰にも話さないので、酒飲みでべらべら話好きなエクスブレッシブ型(戦士タイプ)とはまったく気が合いません。

自分から話さない、どちらかというと相手の話を聞くのでエミアブル型キャラクター(魔法使いタイプ)とは馬が合います。

つまりアナリティカル型は人との一定の距離を常に保つので、皆で仲良くワイワイ騒ぐことより、それを見守ることの方が一つの喜びなんです。

そう。ちょっと弱腰な大人っぽい感じ。

また、普段は笑わないはずなのに、何か難題を解決させたり達成感を味わうことに価値を置き、計画が成功すると、さりげない笑顔を見え隠れさせます。

どこかのタイミングで、ミステリアスなキャラとして好意的な印象をもたせるとよいでしょう。

ストーリー作りの観点から言いますと、プランニングパートで活躍できます。

チームを窮地から救うきっかけや、どん底状態から風穴を開けることのできる知性の持ち主ゆえです。

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ところで、

ドライバー型が不在にとき、その代わりとなるのがアナリティカルが出番となります。

積極的に自己開示していかないと物語を引っ張れませんので、訳ありのモジモジしてしまうキャラ設定なら、進行役には無理があります。

基本的には一人でチームを牽引することはできないので、他のタイプのキャラクターとタッグを組み合わせると面白い展開になります。

どんなキャラクターだと思いますか?

実はですね。

先に挙げた馬の合わないエクスブレッシブ型(戦士タイプ)と、共同作業やチームプレイによって、ドライバーなみの能力を発揮できます。

ただし、エクスブレッシブ型(戦士タイプ)とは真逆な性質(水と火)なので、しばしば衝突は起こしてトラップイベントもあると物語が盛り上がるでしょう。

そんなシチュエーションを仕立てるには、あらかじめエクスブレッシブ型キャラと衝突しつつも信頼関係をもたせる場面(シーン)のイベントを配置させていきましょう。

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