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やってはいけないネタ集め方法

2019年8月16日

情報を調べても、なかなかいいネタが思い浮かばない。

よいストーリーや、自分の考える世界観もいまいちだ。

とりあえず、なんでもいいから面白そうな情報が欲しい。

藁をも掴む、ネコの手を借りる、口からのどが出るような気持ちはよくわかります。

だからといってやってはいけないネタ収集がありますので、そこんところをお伝えしますね。

巷に溢れているオンライン上で自動的につくれちゃう、×○△うんちゃらシュミレーター。こういう類のものって、すごく便利で魅力を感じるものなんですよ。

・あらすじ診断
・ストーリー自動生成
・ストーリーランダムメーカー
・物語、自動ジェネレーター
etc

それと〝自分が好きな作品を選んで、ちょっと変えれば、あなたのオリジナルになりますよ〟と謳っている記事をよく見かけたりします。(実はボクもその通りだと思っていました)


名無しくん

え?いいじゃん!何これ!面白いアイデアじゃん!

はい。試しにやってもいいんですよ?

・・・でもですね。

続かないんですよ。残念ながら。

はい。あなたの内面以外の要素を、ボクは〝外界〟という呼び方をしています。心理学用語でもありますが。

つまり、あみだくじ的に引いたストーリー、もしくは偶発的に外界から与えられた閃いたアイデアでは基本的に一時しのぎで、本当にあなたが描きたいストーリーとは限りませんし、最後まで完結できるストーリーかどうかはわからないものなんです。

・・・というのは、「いいなぁ」と瞬間的に湯沸かしたアイデアって長続きしないことが多いです。

「あれ?おかしいな?」と書いている途中で気がついちゃうんですよ。

そうなれば、また振り出しに戻っちゃいませんか?

それもそうです。

作品にあなたのアイデンティティや、魂(オリジナル)が入らないので持続できないようになっているんですよ。

それはかえってシンドイですよ。

発想や着想が乏しい!
いいアイデアが思い浮かばない!
ストーリーが描けない!
オリジナリティが欲しい!

お気持ちは分かります!ボクもそうです。

だからといって、キャラクター、舞台設定、ストーリー展開など、自動オンラインに委ねた時点で、あなたの本気さや熱いメッセージは読者に届けることが確率的に難しくなるんです。

いやホントです。感覚的に「おかしいな」「何か足りないな」と気がつくんですよ。

何故でしょうか?

ボクがこのブログでお伝えしてきました3つのベース①誰が?何故?どのように?

関連記事:創作前の3つの決め事

この3つの土台を決めてからプロット→シナリオ→肉付けというプロセスを組めば消耗せず時間を浪費しなくて済むと思います。

インプットは大切ですけど、着想(アイデア)は、あなたの中にしかありません。

ご自分を見つめ直して直視することが大切です!言い方を変えれば〝外界〟(外から来るものに反応するアイデア)には無いのです。

ましてや自動オンライン物語生成に頼れば逆にあなたが混乱しかねないと思います。

自分と向かいあっていくことは題材に対してあなたの考え方・自分の持っている価値観テーマ〟をはっきりさせることなんです。

関連記事:テーマという障害

課題・問題に対する題材に対して、作家として〝こうであるべき!〟と物事の本質や核心(コア)を持つことで、主人公の裏付けが強くなります。

「こうかもしれない・・・」「こうかなぁ・・・」ではなく、

あなたがはっきり「こうだ!」と言える信念と作家ポリシーです。

それは外界の流れと遮断することを意味していますので物寂しさや不安に感じるかもしれません。

ですが、自分と真剣に向きあえた分、作家としての強いベクトルをもつチャンスなんです。

世に流されない自分オリジナルが発見することができるかもしれません。

関連記事:作っていけない主人公

でも、ご安心下さい。ネタ出し・ネタ探しは自動オンライン生成に頼らずとも、あなたの自身の中に必ずあるのです。

確かに、3つのポイントを決めたとしても、内容的には鮮やかではなく、どちらかといえばベタでかもしれません。ただし、今の段階では面白いかどうか?まではわからないものですよ。

出発点(種)があなたであれば、作り手も読みても楽しめて、充分に読み応えのある作品ができるはずです。

面白くするために創意工夫をしていくんですよ。あなた自身の手で!

以前〝ストーリー作りは自分探し〟ともお伝えしましたように、これがオリジナルの作品をつくることだと思いませんか?

「何が自分探しだ!」と批判を受けてもボク自身、物語作品を昔から描いてきて、そう思わざる得ないんです。

関連記事:世の流れと自分

何故、こうまでしてあなたに後押しするのは、あなたがこれまで歩んできた人生の中での誰かと出会い、様々な人間ドラマなど、これから描こうとしている作品が、唯一無二だからです。

せっかく丹精込めて作るのであれば、そんな達成感を味わいたいですよね?

どうせ時間と労力と精神力を創作するのでしたら、ボクは駄作を創り続けてお蔵入りを増やして自暴自棄になるよりかは、楽しんで1作でも多く作品(一次創作)をつくっていただきたいんです。

例えば、『鬼滅の刃』が好きで映画をみて感動したから、あん風に感動するお話を作りたい!というのは、あなたは、まだ観客側にいるのだと考えてよいでしょう。

映画からインスパイアされることは悪いとは言っていませんよ。受け手からインスパイアされたものはやっぱり観客席にいるんです。

だって、その好きな映画監督や原作者の情熱や魂は、あなた自身そのものではないですよね?

これまでに出会った、ステキな本や漫画などの多くの作品が、自分の人生に大きく影響受けたかもしれませんが、それと、あなたのアイデンティティ、つまりこれから作ろうとしている作品づくりとは別の話ですよ。

関連記事:魅力的な主人公を描くためのコツ

ちょっとシビアな言い方かもしれませんが、

世の中のコンテンツの魅力にひっぱられ、その都度他者の視点に目をあてたり、流されてしまっている内は、ほぼ、物語の導線がブレたり迷い続けてしまうと思います。

でも、あなたのアイデンティティやあなたオリジナル(魂)を大切にして、物語に根っ子(ベース)を探し続け作品とリンクされているなら、魅力的な主人公(①誰?)は誰でも描けるようになると思います。

あなたが探しているネタはその根っこにあります。

根っこ(ベース)は、あなたが、これまでに遭遇した葛藤と対立脅威と危機を乗り越えた過去にアイデアの種やヒントが埋まっていると思います。

関連記事:アイデア(お話の種)を出し続けるには?

それが、物語の理由と目的(②何故?)の根っこ(ベース)なり、主人公(①誰?)が突き動かす強力な展開シーン(③どのように?)となります。

特にネタ探しは②何故(主人公の理由・目的)が絶対的不可欠になります。

オンラインで自動生成した小手先ネタなんかよりも、根っこがあなた自身なのでその威力(インパクト)や臨場感は比較にならないと思います。

関連記事:何故?からはじまった物語は強い

主人公を介して強いメッセージを物語るのであれば、リアリティーに溢れドラマチックに表現できます。

名作と呼ばれている作品は長く続いていますし面白いです。読者がガンガン食いついてくるのは何故でしょうか?

作者と主人公がシンクロしている作品は、無駄なく調和して美しくからなんですよ。


名無しくん

いやいや自分なんて・・・


名無しさん

身の上話なんて大したことないです


名無しくん

主人公と自分がリンクだなんて逆に表現しづらくて恥ずかしいですよ

実におっしゃるとおりです。ボク自身もオリジナル漫画や小説を描き続けてまして、ネタがなくて困ることがありました。ネットでは、面白いストーリーが作れる起爆剤(テンプレート)などを欲しがっている駆け出し作家さんが多いようですね。

関連記事:ストーリーメッセージの大切さ

でも、ボクが思うにあなた自身の人生ストーリーを侮ってしまっては作品に魂を込めることは難しいと思います。

自分の人生劇場を描くべきだ!と断言つもりはありませんが、自分の身の丈にフィットするアイデアの出し方をこのブログで紹介しています。

関連記事:創作前の3つの決め事

そして先程お話した3つの土台(①誰?何故?どのように?)を探し出して、決定できれば創作モチベーションが続く上に、自然に面白いネタやストーリーアイデアが浮かぶようになります。

外界に良いアイデアがあると信じてきた同人としてはっきり申し上げます。

ストーリーネタは、
外にあったのではなく自分の内面にフォーカスした時、滝が流れるようにネタやアイデアが浮かんでくるようになります。

ネタ探しやアイデア出しは人それぞれであることは十分承知してます。極論を言い過ぎて、不快な気持ちになってしまったらごめんなさいね。一次創作のネタ探しに役立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの創作を応援しています。

追伸:このブログは二次創作の方には向かないので、あらかじめご了承くださいませ。

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