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創作前の3つの決め事

2019年6月1日

いつも創作お疲れ様です。

この記事では、初心者がストーリー作りを始める前に押さえておきたい「3つの答え」について解説しますね。これを知ることで、あなたの創作がグッと早く、わかりやすくなるんですよ。

はい。創作をイメージする前に、まず先に抑えなくてはいけない3つの答えがあります。

つまり、ストーリーの要約文です。

①誰が
②なぜ
③どのように?

はい。これが当サイトの中心部でありボクの結論なのです。

創作前の3つの答えと、あなたの意志決定がなくては、物語が書けないとボクは考えています。

では、もう少し詳しく、この①②③の答えを一文にしてみますね。

最初は〜だったが、〇〇を経て、やがて〜へと変わっていった。

今、あなたが考えているストーリーが、要約文となり得るかがポイントになります。

もし、あなたの作品を読んだ読者が、「結局、それって、どんな話ですか?」と聞かれた時に、一言で答えられなかったら、まだストーリーがゴチャゴチャしている状態なんですよ。

物語がまとまっていないんです。
あるいは、物語の中心ポイントがつかめていないんです。

そこがスーパー大事っていうところを飛び抜かして面白い物語を作ろうとしてもボクはできないと思っています。

要約文を先に決めるというより、はじめてこの内容を知るあなたは、〝要約文を意識しながら創る〟と言ったらよいかもしれません。

結局、何を描きたいのかぼんやりしてて見えてないことが多いんですよ。

それは、さきほどの〇〇を経て、という②のなぜが原因だと思うんです。

この②のなぜは物語を描く側の信念とストーリーづくりの2つの要素で、ボクがストーリー作りやアイデアの出し方のコツを何年間も研究してきた結論です。

初心者向けストーリー作りのコツとしては、この「要約文からはじめる」方法がいちばんシンプルで、かつ応用のきくやり方だと思っています。

例えば、
『スターウォーズ』の場合、一言で「青年ルークがフォースに目覚め、ダースベイダーとの戦いを通じて、銀河を救おうとする物語」とまとまっていれば、どんな複雑なエピソードが入っても一貫性が保てます。

この現実世界にも〝人生設計〟という言葉があるように、映画脚本、小説、漫画、劇、アニメなどには、当然、はじめと終わりがあります。

つまり、ストーリーづくりは時系列が絡んでいて、物語を成り立たせるためには、最低3つのポイントを抑える必要があるということなんです。

この創作前の3つの決め事(①誰+②なぜ+③どのように)が、小説を書くためのストーリー構成ガイドの第一歩だとボクは考えています。

3つの土台、名付けてスリーベースという呼び方にしています。


名無しくん

先に、結論を決めたら制限ができて、つまらない作品になりそう

はい。まったくそのとおりです。以前は、ボクもあなたのように感じておりましたが、成果はまるで違いました。

今後も、ストーリー作りに関して研究して、綴っていくつもりですが、もちろんストーリーやアイデアの出し方には、人それぞれ方法があるかと思いますので、あまりピンとこない、参考にならないのであれば、スルーしても全然大丈夫です。

でも、ストーリーを作ろうと思っても、どんな考え方を基準にして作ればいいのか、わかりませんし、ネットで調べても千差万別です

今、あなたに見合った基準点を知ることが大切だと思います。

漫画のストーリーを考えるためのヒントも、こうした基準点を把握することから始まるんですよ。その基準点を知る方法は、外の情報(外界)にはございません。

作家としてのあなた、現時点におけるあなたが、これまで感じてきたすべてが基準点です。

誰?とは何か?その決め方は?
何故?とは何か?その決め方は?
どのようにとは何か?その決め方は?

この要約文が、これから描くあなたの物語の最高フレームとなります。

気になる項目があれば、是非覗いてみてださいね。

もし、迷ったら、次のテンプレをご覧ください。あなたの物語の地図になりますよ。

① 誰が?(主人公)
・主人公の名前
・どんな性格?
・何を悩んでる
・どんな夢や願いがある?
② なぜ?(理由・目的)
・主人公は、なぜ行動を起こすの?
・それによって何を得たい?
・何を恐れている?失いたくないものは?:
③ どうやって?(選択・行動)
・主人公は、どうやって困難に立ち向かう?
・どんな壁が立ちはだかる?
・物語のゴールは何?どうなったらハッピーエンド?

あなたがもしこの3つのフレームを見落としていたなら、50%以上はストーリー作りにブレが生じてしまうだけでなく、最後まで創作を続けていくのも難航する確率は高まると思います。

脚本家志望のための創作テクニックとしても、このスリーベース理論は十分活用できる内容になっています。

このようなテンプレはアイデア豊富な初心者でも浮かぶものです。でもですね、あなたはなぜ?それを描くのか?これが明確ではないと読者の心に刺さりにくいのです。問題は②のなぜ?が重要でなんですよ!

例えば、(ちょっとファンタジックになりますけど)

クライマックスに“世界の崩壊”が始まり、主人公は“仲間を犠牲にする決断”にどう向き合う?
例えば、自分がロボットの力を解放すれば世界は救えるが、その代償として親友が消えてしまう。主人公は選べるのか?

この世界崩壊と仲間の犠牲というワードはどこからでてきたか?ということです。例えばあなたは、仲のいい友人たちがいて、もし、世界と天秤をかけられたら?という着想です。
あるいは、こちらは日常ですが、

クラスや職場で、全体のために「一人」を切らざるを得ない決断を迫られた
まとめ役として「誰かの希望」を諦めさせたことがあるみんなのために正しい選択をしたはずなのに、胸が痛くなる。その感情がコアになります。

一瞬でピンと思いつくことも稀にありますが、このような着想と執筆動機は、整理するまで、とても時間がかかるものです。

初心者の方は、この②のなぜ?をスルーして見切り発車してしまうため結末に躓いてしまうことが多いのです。

この結末(③どのように)が決まるからこそ、②の「大切な誰かを犠牲にしてまで、多くを救う覚悟があるか」を問う」あなたの執筆動機となります。

できれば、それが、実体験(自分のこと)として浮き出たテーマであれば、その物語は、よりあなたの熱い想いと魂がストーリーに宿るでしょう。

例えば、

あなたは、夢を追う中で、大事な人との関係が壊れた経験があった。
進学や就職と創作の道を選ぶときに、恋人・友人・家族との距離ができた
「自分の夢=世界のため」と「その人の気持ち=大切な人々」を天秤にかけた
つまり、何かを手に入れるために、別の何かを失うというジレンマがベースになっているからこそ、強いメッセージ性が生きてきます。

ストーリー作りとそのアイデア出しというのは同時並行なので、とても困難な作業です。

着想が最初に決まっているかどうかで、全体の骨組み(設計・構造)はつくりやすくなります。

もちろん、キャラクターやエピソードから作っても構わないんですよ。

でもですね。このストーリーの作り方のブログで適用できる部分があれば、どんどん活用していただいても構いませんし、あなたの作品を完成させるための懐中電灯になれば嬉しいです。

あなたの創作ライフを応援してます。

次の記事へどうぞ:誰?の決め方のコツ(主人公)

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