どのように?の決め方のコツ

どのように?の決め方は、物語の主人公が終盤に結果を出すという意味です。
というのも、あなたの生き様(遂行した事)を描くことがポイントになります。
米詩人ウォルト・ホイットマンの名言に、
あなたの生き様は偉大な詩になるだろう
ウォルト・ホイットマン
つまり、主人公は紆余曲折を経ながら、最後まで、生きぬく物語を作劇するんですよ。
物語の終盤と言えば結末とも呼べますが、結果(どのように?)があって結末があります。
どのように?を主人公サイドで言えば行動(決断)です。
どのように行動をして主人公がどんな結果を出したか?
これについてご紹介します。
さて。
どのように?の決め方のコツは、目的に対する熱量です。
名無しくん
熱量?どういう事ですか?
はい。ちょっと分かりづらいですよね。
例えば、
主人公が富士山の頂上へ登ることを結果(ゴール)に設定します。
目的に対する熱量とは「何が何でも頂上にたどりつくぞ!」という知恵や勇気と身の丈にあった能力を備えた主人公の信念や情熱です。
いわば主人公の価値観です。
目的(ゴール)に対しての熱量が薄っぺらですと当然ながら読者の心を動かせません。
目標は高ければ高いほどラストはドラマチックになり、キャラクターに強く印象を与えることができます。
富士山の頂上を普通に登れたらつまらないですよね?
現実には無事に登れたら嬉しいですが、ストーリー作りではNGです。
1合目、2合目、3合目・・・
やっとのことで5合目に登れました。そして主人公が頂上に向かって登り始めます。
すると仲間が反対!!!
主人公は反対されても頂上に登ることが結果(ゴール)ですからあきらめるわけにはいきません。
果たして主人公が頂上に無事たどり着けるのか?
どのようにして?頂上まで登るのかを読者は見守ります。
まだまだ続きますよ。
しかし!あとほんのわずか、もう一歩のところで事件(アクシデント)を起こすんですよ。
ボクは、この場面(シーン)を、破局の大ピンチと呼んでいます。
例えば、
天候が悪くなる
肉づれを起こす
仲間が怪我をする
道に迷う
など。
物語は結末に向かって動いていますが、これまでにはない、とてつもない大試練です。
主人公が、その破局の大ピンチを、どんな考え方で、どんな手で、どんな方法で解決するのか、決断させ行動させます。
これがどのように?の決め方になります。
結果は主人公が富士山の頂上にたどり着くことですが、問題は物語の落とし所を決めることです。
クライマックスシーンを先に決めてしまうことです。
名無しくん
そんなの、書いて見ないとわからないよ
名無しさん
ていうか、先に決めたらつまらなくないですか?

確かに、あなたとしては楽しめなくなるかもしれません。
でも、あなたは誰のための作品を書いているかといえば、読者のためじゃないですか。
読者をワクワク・ハラハラ・ドキドキさせることですよね?
面白い物語を作りたいのであれば、エンターテイナー意識がとても大切になります。
ご自分の特技、演技、芸、パフォーマンス、マジックなど演出を披露し、読者を楽しまたり、感動させたり笑わせることのできるコメディアンでもあるんですよ。
参考記事:あなたはお化け屋敷のオーナー
ストーリーの醍醐味はどんでん返しです。
絶頂点に、ぎょえ?っとなる場面(シーン)がありますか?
もし、ないとすれば、創作前にそのアイデアを準備しないと創作のモチベーションは上がらないどころが、頓挫してしまう可能性が高くなるでしょう。
すなわち、物語の展開が読めないようにカラクリを設計することなんです。
それがまずはじめにやることです。
この結果のどんでん返しシーンを想定して伏線を張ります。
名無しくん
つまり、主人公がラストどうやって乗り越えるか?のアイデアですか・・・
はい。物語を進行させる前に、まずそこに時間をかけていかないと、いきあたりばったりになり、つじつまが合わなかったり、書いててもしっくりこなかったり、筆を止めてしまう可能性が高いのです。
関連記事:創作前の3つの決め事
そこで、このつじつま合わせのために、あなたにおすすめしたいのがオズボーン発想法というアイデアの出し方でありネタ作りです。
クライマックスシーンはそう簡単には浮かんでこないものです。
オズボーンの発想法を取り入れてみることです。
例えば、
応用→他作品に似た展開のアイデアはないか?
変更→問題(足の膝が壊れる・天候が崩れる)を変えてみたらどうか?
代用→足の膝が壊れて動けないなら、他のキャラが主人公を背負う
拡縮→富士山の頂上にたどり着くことがゴールなら、ゴールを縮めて次につなげること
関連記事:オズボーンの発想法
まとめ
①主人公の目的(高い設定)に対する情熱・信念・価値観を決めること。
②クライマックス一歩手前で起こる破局の大ピンチを決めること。
③オズボーンの発想法で奇想天外なアイデア出ししてみること。
以上が、③どのように?の決めた方コツでした!
ボクがストーリー作りでおすすめしている創作前の3つの決め事の内、本日は3番目の決め方のコツにあたります。
もっと詳しく知りたい方は、メニューのコンテンツ一覧をご覧ください。
①誰?②何故?③どのように?の3つ(スリーベース)が確定できましたら、プロットづくりを着手してください。
きっと安定して作品づくりができると思います。
関連記事:誰?の決め方のコツ
関連記事:なぜ?の決め方のコツ
今日もお付き合いいただきありがとうございました。あなたの創作を応援してます!
関連記事:3つを決めるメリット
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