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自分エレメント(作家の要素)

いつも創作お疲れ様です。

今回は作品のアイデア出しについて詳しくご紹介しようと思います。


名無しさん

え?何?自分エレメント?


名無しくん

聞いたことがないよ


名無しさん

学校で習ったことありません

それはそうですよ。


名無しくん

なぜ?どうして?

ボクが作ったオリジナル用語だからです。


名無しさん

造語、好きですねw

はい。ブログ執筆も創作の内ですので。(^_^

翻訳すると、myself+element〝自分要素〟となりますが、作品は作家の内面を映しだす鏡とも言われるように、〝あなたのドキュメンタリー〟にしようと思ったのですが、ちょっとニュアンスが異なってしまうので、自分エレメントにしちゃいました。

この自分エレメントは、作品づくりの根幹部分でもあり、非常に大切になりますので、作品アイデアを出す時に、ぜひ頭の片隅にでも置いていただけたら幸いです。

で。もう少し摘んでお話ししますと、創作前の3つの決め事(①なぜどのように)の中に、③どのように?ってあるじゃないですか。

関連記事:創作前の3つの決め事

あなたが、どんな人生を歩んできたのか?が全てです。

何のこっちゃ?ですよね。

つまり、あなたが、いかにして選択して行動してきたのか

あなた独自の考え方が存在していたということです。

その根っこにあるのは、自身を突き動かす価値観です。あなたのアイディンティティに行き着きます。

それはキャラクターを描く際にも、あなたの人生観や作品全体に顕著に現れるものです。

もちろん、「そんな、自分なんて・・・」と、否定される作家さんもいらっしゃいますが、実のところ、読者さんから見れば、とても興味深く映えて見えてるんですよ。

というのも、読者は、やはり、あなた(主人公)の世界をみたいし、感じてみたいのです。

ですから、自分エレメントが空っぽだったり、薄かったりしたら、創作しているあなたも虚しくなってしまいます。

自分エレメントと作品が絡め合うことは、ちょうど作品とあなたがシンクロしているとも言えますし、美しきハーモニーが奏でていると表現してもよいでしょう。

そこで、あなたには、過去、何かしら葛藤する課題があったはずです。そして、壁にぶつかる度に乗り越えてきましたよね。

失敗もしてきたし、成功もしてきました。今現在も対峙しており、壁を乗り越えゴールするために抗っているはずです。(作品を書く以外のことで、その多くは人間関係だと思います)その抗いこそが読者の共感を呼ぶ核だと思います。

そのような自分エレメントがないと、オリジナリティを十分に出せないですし、生き生きと描けないばかりか、どうしても演技臭くなっちゃうんです。

言い換えれば、あなたでしか描けないものが描けないと言いきってもよいくらいです。

ボクの言わんとしていること、何となくわかりますかね?

それが〝物語の種〟になるんです。

あなたしか描けない物語のアイデアがストンと腑に落ちます。そして自分エレメントと物語を絡めていけば、作品に魂が入るんです。

あなたが、過去、何かしらの課題を乗り越えるために選択と行動したのは、物事に対する解釈や、持論が存在したからです。

ですから、作品を書く前に思い出してみてください。それらを拾い出してロゴス化してみてください。

・・・といっても、モヤモヤしてて、難しいので、

今から、例えていきますね。

では。名無しくんと、名無しさんのお二人様に課題を出させていただきます。


名無しさん

は?課題?


名無しくん

き、急に!どんな?

明日までに簡単なプロットを作ってきてください。といっても、見どころシーンがわかる程度でお願いします。


名無しさん

わ、わかりました。


名無しくん

簡単でいいんですよね?

はい。いいですよ。物語のイメージですから。ただし、自分エレメントを意識して作ってくださいね。

そして翌日─。

では、早速、名無しくんに発表していただきます。


名無しくん

えーっと、主人公の名前はライトで、超能力が使えるという設定です。敵の超能力者が政府をのっとろうとするところを阻止するお話です。ヒロインのエミリは催眠術をかけられますが、ライトの愛によって目覚めて一緒に敵の野望を阻止するお話です。

いいですね!ところで、エミリがライトの愛によって敵の催眠術を解くシーンですが、これって見どころシーンですよね?このクライマックスシーンの自分エレメントは何でしょうか?


名無しくん

自分エレメント?いや、ただなんとなくです・・・

んー。ちょっと難しかったですかね?(^_^;

では、名無しさんにも発表していただきましょうか。


名無しさん

はい。私は、魔女狩りの話です。主人公のサーシャは魔女で、一方は魔女狩りを行う側にいるドナンと恋愛関係になり、最終的にサーシャを逃すという物語です。

いいですね!

名無しさんは、主人公を魔女に設定し、しかもドナンから助けられるのは、見どころシーンだと思いますが、このクライマックスシーンの自分エレメントは何でしょう?


名無しさん

えっと、まず魔女に設定したのは、中学の頃、私自身いじめにあったからです。そしていじめが良くないという人が現れ、かばってくれたエピソードがあったからです。

なるほど。名無しさんは自分エレメントと物語のアイデアをうまく絡めてますね。〝かばってくれた〟〝守ってくれた〟という行動と選択も描かれています。

名無しくんのアイデアも、〝敵の野望を阻止する〟というのも悪くないですが、もう少し自分エレメントを絡めてみてはいかがでしょうか。


名無しくん

なるほど。そうですねー

このように、物語のアイデアに自分エレメントを意識して考えてみると、物語の種、つまり起爆剤が出来上がります。

どうしてもその作品を描きたくなるんです。


名無しくん

確かに。

いわば、あなたにしか描けない作品の種を生み出すことができると思います。


名無しくん

いやーっ!最初は「また、飯友さんがわけのわからん言葉を出してきやがったなー」って正直思っちゃいましたが、自分エレメントがようやく何のことかわかってきました。ありがとうございます!

いえいえ。恐縮ですw(^_^;

先程の名無しさんの魔女のお話のように、自分エレメントが物語に内在しているので、迷わなくなりますし、何よりブレが生じにくいです。

アイデアの種ができれば、情報をリサーチして、どんどん情報の根を張っていくのです。これがボクが紹介するアイデアの出し方になります。

関連記事:ブレを最小化させる

情報をリサーチする際には、十分気をつけてください。大量のデータをインプットすることですから、「あーでもない」「こーでもない」という迷路の中を延々と回り続けないよう、迷わない視野の広げ方をぜひご覧くださいね。

以上、自分エレメント(作家の要素)でした。もし、あなたの完成した作品を持っていたら、ボクが言わんとしている内容を照らしてみると、自分との類似点や接点が発見できるかもです。ぜひ試してみてくださいね。

あなたの創作を応援しています。

関連記事:アイデア(お話の種)を出し続けるには?