google-site-verification=4OliuOTXDMdDiQwedrkPZ7QmpBf9m9tma0IQVe0lv_4

作家としてのアイデンティティ」って何?物語がブレない自分軸の見つけ方

2025年6月15日

作家にとってアイデンティティは「物語のコンパス」なんです

創作してると、よくあると思うんですよね。
「この物語、自分らしいのかな?」とか、「なにを描きたいんだっけ?」って、手が止まる瞬間。

そんなとき、ボクがよく思い出すのが「作家としてのアイデンティティ」なんです。
この記事では、初心者向けストーリー作りのコツとして、アイデンティティの見つけ方と、
それがどうやって創作に影響するかをじっくり語っていきますね。

そもそもアイデンティティって、なんなんです

アイデンティティって聞くと、ちょっと難しく感じるかもしれませんけど、
簡単に言えば「自分はこういう人間だ」っていう感覚なんですよ。

でもですね、この「本当の自分」って、意外とよくわからなくなることがあるんです。
育った環境や人間関係の中で、知らず知らずのうちに歪められてしまっていることもあるんですよ。

それに気づかずにいると、小説を書くためのストーリー構成がブレてしまう原因になったりします。

「アイデンティティ=自我」と「自己=パーソナリティ」、似て非なるものなんです。

「自我」と「自己」のちがいで、アイデンティティがクリアになる

・アイデンティティ(自我)
 自分視点の“自分定義集”。「自分はこういう人間だ」と自覚する内側の声。
・パーソナリティ(自己)
 他人から見た“自分らしさ”。周囲の評価を通じて形成される自己イメージ。

心理学では、14歳~40歳の青年期に「自分は何者か」と葛藤しながら自我が育ち、経験を通じて真のアイデンティティ(自我同一性)が築かれるとされます 。

例えば、自分では「私は女だ」と思っていても、まわりから「男っぽいね」と言われる。
ここで重要なのは、このズレに気づき、「周囲からは男っぽい女性と思われるんだ」と自我を調整できるかどうかです。

この“自我と自己のすり合わせ”が、キャラクター設定や小説のストーリー構成の土台になるんです。

このように、内なる自我(本音の自分)と外側の自己(他者から見た自分)を両方見る姿勢が、物語に深みと信頼性をもたらします。

このようなすり合わせができると、キャラのバラエティーが増えていき、ストーリーも芯あるものになります。ぜひ創作のときに「自分の中にズレはないか?」を確認してみてくださいね。

作品は、作家自身の“鏡”なんです

物語って、どこまでも自己表現のツールだと思うんです。
でも、自分自身のことが見えていなければ、当然、作品もぼやけてしまうんですよね。

「売れるらしいから異世界転生描いてみた」
「人気があるから三角関係入れてみた」

でも、どれもしっくりこない。
どこか借り物の世界で、自分の芯がないような感じがする。
それって、作家としてのアイデンティティが不明確なサインかもしれないんです。

漫画のストーリーを考えるためのヒントとしても、「自分らしさ」をまず探すことが何よりも大切なんですよ。

自己理解は、アイデンティティ探しの第一歩

じゃあ、自分のアイデンティティって、どうやって見つければいいの?
ボクがオススメしたいのは、内省(ないせい)です。

つまり、自分の心の中をしっかり見つめてみること。

・自分はどんな性格をしている?
・どんなときに心が動く?
・どんな価値観を持ってる?
・どんなことに怒りを感じる?
・どんな体験が自分を形づくった?

こういった問いかけを通して、自分の中のテーマやモチーフが見えてきます。
脚本家志望のための創作テクニックとしても、この「自己理解」は避けて通れない部分だと思うんです。

自分の中の「葛藤」や「対立」を見つけよう

内省が進むと、自分の中に対立する気持ちがあることにも気づくはずです。

たとえば、
「誰かに認めてほしい」と「一人で静かにいたい」
「理想を追いたい」と「現実に従いたい」

こうした葛藤こそが、魅力的なキャラクター設定の鍵になります。
キャラクター設定の重要性と方法を探している人にとっても、自分の内面を深堀りすることがキャラ作りの強力なヒントになるんですよ。

とはいっても、わかりづらいので、自己理解のステップをまとめました。

・内省して自分を知る
 性格、価値観、怒りや喜びの瞬間、過去の経験などを書き出します。
・物語にする(ナラティブ・アイデンティティ)
 自分の経験をストーリーとして語ることで、自我のまとまりが生まれます 。
・作品で試す→編集で見直す
 描いた後に「これは自分の声と合っているか?」と問い直すことで、軸が鍛えられます 。

アイデンティティは、育つものなんです

そして大事なことをもう一つ。
アイデンティティって、一度見つけて終わりじゃないんですよ。

人は出会いや経験を通して、少しずつ変わっていくものです。
その変化を拒まず、むしろ柔軟に受け入れていくことで、
自分自身もアップデートされて、作品の幅も広がっていくんです。

「外の顔」と「内なる自分」のズレに気をつけて

大人になるにつれて、社会に適応するための“外の顔”を身につけますよね。
でも、それが本当の自分だと思い込んでしまうと、創作でも空虚さを感じてしまうことがあります。

だからこそ、自分と向き合う時間を意識的につくってくださいね。
創作ノートに書き出す、ひとりで散歩する、音楽を聴きながら考える……
やり方は自由です。大切なのは、“本音の自分”とつながり直すことです。

まとめ:物語の源泉は、あなた自身にあるんです

というわけで、今回は「作家としてのアイデンティティ」についてお話しました。

✅ 自分自身を知らなければ、作品はブレやすい
✅ アイデンティティは、自己理解と内省から育つ
✅ 変化を受け入れることで、作風も成長していく
✅ 本音の自分との対話が、創作のエネルギーになる

物語の芯をつくるためには、まず自分の芯を知ることが必要なんです。

あなたの創作を応援してます!

元の記事へどうぞ:キャラが弱いと感じたら?物語を引っ張るキャラの共通要素!

【解説】「ストーリーは悪くないのに、キャラが弱い気がする…」そんなモヤモヤ、ありませんか?この記事では、読者の心に残るキャラクターを作るための考え方を、筆者の中学生時代の実体験やプロの現場エピソードを交えてわかりやすく紹介!強くて魅力ある主人公に必要なのは、スキルより“価値観とアイデンティティ!あなたの物語を一段引き上げるヒントが満載ですよ!気になったらCHECK!