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サブストーリーで気をつけること|枝葉が伸びても幹を見失わない物語作り

物語を書いていると、こんな経験ありませんか?

「主人公は出した!敵も出した!世界観も考えた!⋯で、このあと何するの?」

ありますよね。ボクもありますよ。
冷蔵庫を開けて「何を取りに来たんだっけ?」となる現象と、かなり近いです。(創作あるある)

物語は、最初のオープニングから始まり、登場人物がそろい、そこから次の展開へ進んでいきます。
でもですね、その途中で話が横道にそれたり、説明が増えたり、脇役が目立ち始めたりすると、読者が迷子になることがあるんです。

そこで今回は、サブストーリーで気をつけることを、初心者にもわかりやすく解説しますね。

この記事は、初心者向けストーリー作りのコツとしても使えますし、小説を書くためのストーリー構成や、漫画のストーリーを考えるためのヒント、さらに脚本家志望のための創作テクニックとしても役立つ内容になっていますよ。

サブストーリーとは何か?

まず整理しましょう。

物語全体を「木」に例えると、

  • 主人公の目的や本筋のドラマ=幹
  • 脇役の物語や補足エピソード=枝
  • 細かな感情描写や日常回=葉っぱ

こんなイメージです。

つまり、サブストーリーとは、メインストーリーとは別の補助線なんです。

例えば、

  • 主人公が敵を倒す本筋とは別に、幼なじみとの恋愛が進む
  • 仲間キャラの過去が明かされる
  • 世界の歴史やルールが少しずつ見えてくる
  • ライバルがなぜ敵になったか語られる

こうした要素がサブストーリーです。

サブストーリーは、作品に厚みを出します。
でもですね、増やしすぎると「盆栽だったのにジャングル」になります。(手入れ大事)

物語の始まり方でサブストーリーは変わる

① 主人公の強烈な体験から始めるタイプ

これは王道です。

例えば、

  • 家族を失い復讐を誓う
  • 世界一の剣士になると決意する
  • 恋人を取り戻す旅に出る

こういう始まり方は、主人公の目的が明確なので読者が入りやすいんです。

「この人は何をしたいのか」がすぐ伝わるからですね。

でもですね、目的が見えないまま日常シーンばかり続くと、

「で、何の話なんです?」

となりやすいんです。(読者の心の声)

サブストーリーを入れる前に、まず幹を立てることが大事ですよ。

② 世界観説明から始めるタイプ

SFやファンタジーに多い形ですね。

例えば、

  • 魔法が階級制度になっている世界
  • 宇宙移民が進んだ未来都市
  • 人類が地下で暮らす終末世界

こういう作品では、最初にルール説明が必要になることがあります。

でもですね、説明だけ続くと教科書になります。

「この国には五つの王国があり、古代より竜が⋯」

読者「主人公まだですか?」(正直)

というわけで、設定説明はドラマと一緒に見せるのがコツです。

例えば、

「魔法が使えない少年が入学試験で失敗する」

これだけで、

  • 魔法社会なんだな
  • 試験制度があるんだな
  • 主人公は不利なんだな

と一気に伝わるんです。

説明より事件。これ強いですよ。

演出・テンポの問題

サブストーリーで最も多い失敗がこれです。

  • 寄り道エピソードが長い
  • 会話だけで進まない
  • 新キャラ登場→説明→また新キャラ

こうなると、物語が前に進んでいる感じがしません。

例えば、主人公が王を倒す話なのに、

5話連続で温泉の回。

いや、楽しいですよ?
でも王はその間ずっと待機です。(のぼせないか?)

サブストーリーは、テンポ調整に使えます。
でも本筋を止めてはいけません。

理想は、

  • 本筋が進みながら
  • キャラも深まり
  • 次の展開の伏線にもなる

この三拍子ですね。

キャラクター説明が長い問題

これは本当に多いです。

作者はキャラを愛しています。
設定も山ほど考えています。

  • 好きな食べ物
  • 中学時代の黒歴史
  • 利き手
  • 靴のサイズ

全部知ってる。えらい。

でもですね、読者が今知りたいのはそこじゃないことも多いんです。(靴サイズは急いでません)

例えば初登場で、

「彼は3歳で犬に追いかけられて以来、犬が苦手で⋯」

と長く語るより、

犬を見た瞬間に震える

この一場面の方が伝わります。

設定は語るより見せる。
これがキャラクター設定の重要性と方法でもありますよ。

あらかじめサブキャラを設定しておく

脇役を突然出すと、読者は混乱します。

「誰?」
「なんで重要そう?」
「主人公との関係は?」

となるんです。

というわけで、登場前に整理しましょう。

サブキャラ設定で考えること

  • 主人公の家族か
  • 友人か
  • ライバルか
  • 協力者か
  • 敵対者か
  • 過去を知る人物か

例えば、

幼なじみキャラ

  • 主人公の弱い頃を知っている
  • 今も味方
  • 恋愛要素も作れる

兄キャラ

  • 比較対象になる
  • 劣等感を生める
  • 家族ドラマが作れる

元仲間キャラ

  • 裏切りの痛みがある
  • 再会シーンが強い

こうやって関係性から作ると、物語に自然に入れやすいですよ。

人はキャラ単体より、関係性で記憶します。
人間関係こそ物語の血流なんです。

関連記事:キャラの関係性の変化を物語に活かすコツ

サブストーリーを入れるベストタイミング

おすすめは3つあります。

① 主人公が壁にぶつかった時

本筋が止まりやすい場面です。
ここで仲間の過去話を入れると感情が深まります。

② 大事件の前

嵐の前の静けさですね。
日常回や恋愛回を入れると、その後の危機が際立ちます。

③ 大事件の後

傷ついたキャラ同士の会話や回想で、余韻を作れます。

つまり、サブストーリーは「休憩所」であり「助走路」でもあるんです。

サブストーリーの類語(おまけ)

外伝

本編と別視点の物語です。

例えば、敵キャラ側の戦いを描く作品ですね。

スピンオフ

人気キャラを主役にした派生作品です。

例えば、寡黙な脇役刑事が主人公になるなど。

脇役人気が高いと生まれやすいです。
創作者としては夢がありますね。(財布も少し期待)

まとめ

サブストーリーは、物語を豊かにする大事な枝です。
でもですね、枝ばかり伸ばすと幹が見えなくなります。

覚えておきたいポイントはこの5つです。

  • 主人公の目的を明確にする
  • 世界観説明はドラマと一緒に見せる
  • 寄り道しすぎずテンポを守る
  • キャラ設定は見せて伝える
  • 脇役は関係性から作る

サブストーリーは、本筋(メインストーリー)を撹乱するものではなく、本筋を輝かせるための大切なエピソードなんです。それは、いずれ伏線となってクライマックスへつながっていくようにします。

主人公がとんとん拍子で、クライマックスに向かっても、のっぺりして味気ありません。サブストーリーが絡み合う前には、必ず事件が起こります。それが異変パート!という演出。これがあると、サブストーリーの紐づけるよいきっかけになるはずです。

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次の記事へどうぞ:異変パートの書き方!初心者向けストーリー作りのコツと読者を惹きつける不穏演出

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