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作中のアイテム(小道具・物)について

2023年10月15日

小道具(アイテム)で物語が動き出す!?〜創作の秘密兵器〜

あなたは、物語を描くとき、アイテム(小道具・物)を考えていますか?

ストーリーのプロットやキャラクターに気を取られて、ついつい「物」にまで意識が回らないこと、ありますよね。でも実は、この“物”こそが物語の土台をググッと支えてくれることがあるんです。

もちろん、考えすぎて「どんなアイテムにすればいいの〜!」と迷ってしまうこともあるかと思います。

でも大丈夫。完璧で壮大なアイテムじゃなくてもいいんです。

むしろ、あなたにとって身近な物、あるいは思い出のある物からスタートすると、ストーリーがぐっと生き生きしてくることもありますよ。

ヒット作品は“アイテム”が命!

ちょっと思い出してみてください。名作と言われる作品には、だいたいキーアイテムがあります。

たとえば──

・『天空の城ラピュタ』では、「飛行石」。
・『ロード・オブ・ザ・リング』では、「サウロンの指輪」。
・『ハリーポッター』では、「杖」や「透明マント」、そして「ホグワーツの組み分け帽子」。
・『デスノート』では、言わずと知れた「ノート」。
・『シュレック』では、「魔法のポーション」。
・『ドラえもん』では、数え切れないほどの秘密道具!

もう、どの物語も、アイテムがなかったら成立しないレベルです。

あなたの身近なモノを「物語のカギ」に

「でも、そんなファンタジーなアイテムなんて思いつかないよ…」と思った方、ご安心を。

実は、なんてことない日常のアイテムが物語の軸になることって、よくあるんです。

たとえば──

・親の形見のペンダント:中に秘密のメッセージが隠されていたり、開けると異世界への扉が開く、なんて展開に!

・古びた日記帳:読むことで過去の出来事がフラッシュバックし、真相が明らかになる。これ、ミステリーでも使えますよね。
・コンタクトレンズ:実はAI搭載で、AR表示ができる最先端デバイスだった!?現代SFにぴったり。
・壊れた腕時計:でもその時間が“何か”を指し示していて……。
・ヒロインからもらったお守り:実はそれ、敵の居場所を探知するレーダーになってたり、ピンチのときに突然剣に変化したり。

どうですか?ちょっと想像が膨らんできませんか?

アイテムは“機能”と“リスク”が面白い

ただの小道具でも、「機能」や「制限(リスク)」をつけると、一気に魅力がアップします。

『ロード・オブ・ザ・リング』の指輪なんて、まさにその典型ですよね。

・姿を消すことができる便利アイテムなんだけど、
・同時に邪悪な存在を引き寄せてしまうというリスクもある。

この「使えば使うほど危険も増す」感じが、読者をハラハラドキドキさせてくれるわけです。

他にも、『ドラえもん』では──

・のび太が道具を適当に使って失敗する展開が定番ですよね。
・「もしもボックス」で願いを叶えたけど、思わぬ副作用で大変なことに…とか。

アイテムに制限をつけたり、リスクを背負わせたりすると、物語にグッと深みが出ますし、キャラの判断ミスでトラブルが起きるなど、展開にも幅が出ますよ。

アイテムは“キャラの成長”にもつながる!

そしてそして!物語で大事な「キャラクターの成長」にもアイテムは役立ちます。

たとえば、どこにでもいる冴えない主人公が──

・ある日、謎の指輪を拾う。
・その指輪には、不思議な力が宿っていて、勇者としての力を引き出す。
・でも使いすぎると命を削ってしまう、というデメリットも。

そんな中で、主人公は「力に頼らず自分で考える」ことを学び、少しずつ成長していく。

……って、もうこれ、王道だけど超アツい展開じゃないですか!?
こういうのを、ビルドゥングスロマン(成長物語)教養小説とも呼ばれてます。

つまり、アイテムはキャラの成長にも関わるし、舞台設定や物語全体のテーマともリンクさせやすいんです。

舞台とアイテムは“連動”してる

たとえば、物語の舞台が「砂漠の都市」なら──

・アイテムは「風を呼ぶ笛」かもしれませんし、
・「乾いた井戸を満たす水晶の石」かもしれません。

逆に、舞台が「深海都市」なら──

・「酸素供給のネックレス」とか、
・「古代魚と会話できる貝殻」みたいな感じになりますよね。

舞台設定とアイテムを同時に考えるのはちょっと大変ですが、片方を思いついたら、もう片方を連動させることで、世界観がぐっとリアルに感じられるようになりますよ。

まずはシンプルでOK!

「とはいえ、いきなりそんなすごいアイデアは出てこないよ…」というあなた。

安心してください。最初はシンプルなアイテムでOKです。

たとえば──

・幼なじみからもらったキーホルダー
・初恋の人からもらったヘアピン
・兄が旅立ちの前に残していったノート

こういったものでも、「物語の途中で壊れる」「奪われる」「変化する」といった展開を入れることで、グッとドラマチックになります。

まとめ:アイテムは物語のエンジン!

ということで、今日は小道具(アイテム)についてお話してみました。

物語を動かす原動力になったり、キャラを成長させたり、舞台を引き立てたり・・・。
アイテムって、実はめちゃくちゃ頼れる創作の相棒なんですよ。

まずは、身近な物でもいいので「もし、これが不思議な力を持ってたら?」と妄想してみてくださいね。

きっと、あなたの世界にぴったりな“アイテム”が生まれるはずです!

あなたの創作を応援しています!

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