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キャラクターの外見の決め方

2019年9月17日

小説や漫画においてもキャラクターの格好があります。

まず外見を表現するための注意点を申し上げておきますね。

あなたの好みで、キャラの外見を決めてはいけない

ということです。

どういうことかというと、
主人公、ラスボス、ヒロイン、サブキャラ、ザコキャラなど、すべてのキャラクターに性格があります。

外見よりも先にキャラクターの性格から考えないといけません。

関連記事:性格4種とキャラバリエーション

性格があるからこそ、外見があります。

キャラクターが着ている服の色も意味がありますし、あなたの好みでコーディネートするのではなく、そのキャラクターの好みに合わせるんですよ。

ここは面白い、面白くない、は抜きにして考えてくださいね。

性格から外見を考案すれば、読者も附に落ちやすいキャラとして認知されやすいんですよ。
作者側からしてもエピソードが浮かびやすいですし動かしやすくなります。

今の段階では、ありきたりでも大丈夫です。のちのち、特徴(生まれ育った環境など)を色濃く出していきますので。

登場人物の増やし方でもご紹介しましたように、キャラの性格の前に、何故このキャラが、ストーリーに必要なのか?を一番はじめに考えます。

ちょっと寄り道して、ご質問します。
あなたは、外見から先に考えていませんでしたか?

実はボクもそうだったのです!笑

例えば、

チャラい男で、ジーパンに穴があいてて、赤のタンクトップ、耳とピアスで金の長髪、特徴としては、外見はチンピラだけど、しゃべり方は敬語。西洋かぶれで英語もペラペラ。

通称、チャラ男。けっこうインパクトありませんか?

「とりあえずチャラ男を主人公にしよう」
「それとヒロインは、彼女がいいかな?」
「えっと、出だしは別れるシーンからかな?」

・・・とビジュアルイメージから、ストーリーを構築していませんでしたか?

一見、何も問題なさそうに見えますが、

偶然やいきあたりばったりな思いつきだけでのキャラ作りでは、残念ながら、迷って苦しむハメになります。

チャラ男を、主人公と決めるまではよかったにしても、スリーベースの②なぜ、③どのように?がありません。

即席で考えてみますね。

例えば、
②マフィアからの借金が返済できず海外へ逃亡したい
③ボスを倒す

という感じにしておきましょうか。

③をどのように?を決めるコツは、ラストのゴール(結末)にフォーカスしてください。海外に逃げるために、何が必要か?を考えます。

敵は暴力団ですし、お金の弱みを握られているワケですから、口が達者だったり、何か武器を所持していたり、偽装パスポートなどさまざまなアイテムが必要になります。

実はこのチャラ男は弁護士の資格をもっていて、法律に詳しかったり、集団で襲われた時も、ベルトが伸び縮みするヌンチャク(武器)に変わるなんていう設定も面白いかもしれません。

このように暴力団という強い勢力と立ち向かうためには、主人公にハンディーキャップを与えます。

するといかがしょう?

目つき、しゃべり方、来ている服装、持ち物など、おおかた外見をイメージしやすくなりませんか?

服装のカラーも、ダーク系の黒が好きか、優しいグリーンが好きか?これも性格が現れますよね?
あまり目立つ色だと、マフィアに見つかっちゃうので、抑えた色にするかもですよね?

あるいは、顔や、おでこに傷があったり、ベルトの帯は鎖にするとか、黒いハットをかぶって、グラサンをしているとか、主人公が目的を果たすために、どんな性格が適切か?少しずつ見えてくるのです。

はい。まとめますよ。

①外見は性格から決める
②性格は目的(なぜ?理由)から考える
③ゴール(どのように?行動)に必要になるものを考える

この方法で、キャラクターの格好やアイテムをデザインしてあげてみてください。

続きは、キャラクターの性格の作り方について突っ込んでいきますね。お楽しみに!