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ジャンルを決めたらコアを堀り当てる

2020年9月22日

宝箱が光っている

創作お疲れさまです。

あなたが、あまり得意じゃないストーリージャンルに挑戦しても大丈夫です。

創作にはインプットは不可欠ですし、思いがけないアイデアが浮かぶかもしれません。

あなたの意欲次第では、視野を広げるチャンスだといえます。

ただし、そのジャンルに慣れ親しむまでは、リサーチする作業に、ちょっと時間もかかってしまうデメリットもお忘れなく。

例えば、
ボクはあまり野球が好きじゃないですが、ファンタジー+ベースボール(スポーツ系)というジャンルを選択したとします。

すると、野球とはなんぞや?という所からのスタートです。

やっぱり、ある程度は野球に関すしてのルールや知識が必要になります。

もし、サッカーの方が、野球よりもルールも簡単で好きであれば、ファンタジー+サッカーを選択してアイデアをスライドさせてもよいでしょう。

あなたが、ジャンル選びをする際には、まずそのジャンルが〝好き〟であることが大事なんですよ。

しかし、好きだったとしても、それほど詳しくないなら、リサーチする意欲と継続していくなり専門知識をインプットする期間は必要になりますよね。

あなたが慣れ親しんでいないジャンルを選んでも、他作品にも、あなたが考えている以上の専門的な作品がありますし、作家さんもゴロゴロいます。

そのフィールドに勝負を挑んでも、知識量=アイデアということを考えると、手を出さないことも選択の一つになります。

あまり得意じゃないジャンルにどうしても手を伸ばしたいという方には、既存作品の違う切り口を探してみるとよいでしょう。

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さきほどの例で言えば、サッカー(スポーツ系)の代表作品をリサーチして、異なる視点で描けないかを探していきます。

同じジャンルでも、異なる視点で描けば、世の情報インフラとマッチングされて、あなたの作品を拡げやすくなるからです。

ですから、作品づくりはジャンル選びから始まり、自分で自分をプロデュースするための戦略とも言えるでしょう。

ジャンルとは、個人、社会を含む、世の中全体を指すもので、芸術表現群における分野です。

作家であるあなたは、自由に分野を選び、それを多角的な解釈をして表現しようとしているワケです。

でも、それってメチャメチャ気力のいることです。

スピーディーに変革し続ける社会に上、次から次へと情報が溢れ、選択肢がありすぎる上に、スマートフォンというデバイスを通して、四六時中、更新されている状態の最中です。

ボクはジャンル選び、と聞いただけで萎えてしまいます。うっぷっ(笑)

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仮にあなたが、膨大なメディア情報網から、芸術表現群における分野を選択したとしましょう。

例えば、宇宙のジャンルを選んだとしますよ。

そして、宇宙ジャンルの中から、更に宇宙開発とかロケットとかカテゴリーを選びます。

更に、バトルもの、リベンジもの、パニックものというサブカテゴリーがあります。

例えば、『下町ロケット』とか、漫画作品であれば『プラネテス』、『シドニアの騎士』、映画なら『アルマゲドン』など。(自分が視聴したものばかりですみません)

ジャンル→カテゴリ1→サブカテゴリ1
          →サブカテゴリ2
     カテゴリ2→サブカテゴリ1
          →サブカテゴリ2
          →サブカテゴリ3

という情報ツリーを意識してみてください。

ジャンルを深堀りすることでかなり、作品の個性がでますよね。

最終的には、あなたのコアメッセージや(意図)に辿りつくことが大切なのです。

関連記事:ストーリーメッセージの大切さ

メッセンジャーとは、その同一ジャンルの中から、サブカテゴリを選び、さらに深堀りして、あなた独自の解釈(コア)を探し当てます。

カテゴリ1
    →サブカテゴリ2
           →メッセージ1   
           →メッセージ2

例えば、
あなたの作品が、宇宙(ジャンル)を選んだとします。

ロケット(カテゴリ)
バトルもの+ファンタジー(サブカテゴリー)

と選びました。さて、あなたは何を表現しようとされていますか?

もっと突っ込みますと、

あなたは、そのジャンルをどのような価値観で表現し、何故あなたはそれを描こうとしてますか?ということになります。

ジャンルを選んだら、表現するアイデアに焦点をあてて見てください。

「私ならこのように描く!」という着想があれば、他作品とは差別化しやすくなるはずです。

つまり、あなたのコアを探すことで、物語の種を作りやすくなります。

小説でも漫画でも、他の作品にはないあなたの着眼点、多角的に捉えた自分なりの考え方(テーマ)を探し当てる能力が問われているかもしれません。

そのジャンルにおける表現する能力UPは、まだ考える必要はありません。

テーマを掘り当てた後でも遅くはないはずです。

大切なことは、他の原作者に持っていないあなたの強みを発見することです。

自分の作品と、他作品を見比べたら、確かに自分の作品が地味かもしれません。

これから形(完結作品)をつくるわけですから、成果も、その先もまだ見えないのです。

その中でリスクを背負うだけの覚悟が必要です。「いや、ちょっと・・・」という気持ちがあれば、そのカテゴリは避けたほうがよいですし、裏を返せばそのジャンル自体も適切でないかもしれません。

なぜなら、洗練尽くされたプロ集団の映像作品をみれば、モチベーションは落とされやすくなるからです。

だからと言って、触れることをやめたら何も描けませんよね。

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さて。

お話を元に戻しますが、宇宙というジャンルについて、あるいは宇宙その物に対して、あなたはどのように感じますか?宇宙に対するあなたの純粋な想いとは何でしょう?

作品を形にして行く上で、自分なりの正論と否定論を持つことで、物語を描く下準備ができます。

あなたが作品に対するアイデンティティが強く、ブレがないほどの着眼点を掘りおこすことができたなら、物語づくりに着手することができます。

いわゆる「いける!必ず書ける!」というあなたオリジナルの核心部分です。

もしかしたら、宇宙ジャンルから、ロケット・宇宙開発といったカテゴリ以外にあなたが、新しいカテゴリを発見できるかもしれません。

しかし、新カテゴリをつくることは、かなりのリスクがあることを理解しておいてください。

それは、アウエイ(未開の地)であり、何より対比する作品が周囲にないからです。

チャレンジすることや、意欲的になることは、あなたの作品レベルを上げるチャンスかもしれません。しかし、自分の強いオリジナルメッセージ+世のニーズ(いかに読者に広げるか?)のバランスも視野に入れておくべきです。

新ジャンル開拓というのは、マーケット思考と似ています。

宇宙兄弟のようなロケット(宇宙開発)とか、アルマゲドンのような巨大隕石が地球に降ってくるというパニックものなどのカテゴリを選択した方が、ニュースや話題性がある分、作品が読者が求めるスポットにあたりやすいということです。(隕石落下や宇宙開発に、あなたが熱くなっている場合に限ります)

平たくいえば、読者層を意識する必要があり、カテゴリがあまりに時流と掛け離れていれば読者からスルーされてしまう可能性は高まるということです。

今回の結論としては、

・あなたのテーマ(独自の考え方)宝物を掘り当てる
・題材(世の中の課題)から、あなたなりの解釈(テーマ)を掘り起こすことです。

オリジナリティというのは、時流に乗りつつカラーを出すことですから、どこかでみた風なものでもボクはよいと思います。

それが、気になって迷うくらいでしたら、本気で挑戦したいジャンルを探してテーマを堀り当ててみてください。

以上、ジャンルを決めたらコアを掘り当てるについて解説していきました。ちょっとむずかしい話だったかもしれませんが、ジャンルを考える際に参考にしていただけたら幸いです。

あなたの創作を応援しています。

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