キャラクターに変化を与える
ストーリーには時系列があります。
つまり、キャラクターも状況が変われば〝変化〟するのです。
ボクたち3次元世界の生命体とちがって、キャラクターは2次元世界の生き物です。もちろん肉体のような細胞分裂して成長はしていませんが、あなたの作品世界の中では成長しつづけているのです。
そのキャラ一部分をカットしてタイムライン上に乗せたものを、読者が1〜10まで流し読みしているので成長しているように映し出されます。
短編でも長編でも、あなたはその世界の編集者であり神様です。キャラクターを生かすこともできれば、殺すこともできる大王なのです。
変化とは
1ページ目は、
あるキャラクターは目が見えなかった。
2ページ目は
目が見えるようになかった。
あるキャラクターは変化していますよね?
パラパラ漫画や紙芝居のように、経過させることで、キャラクターが変化を遂げて動いています。
スタートからゴールまで、動きがあることが変化といい、これがストーリーの基本的なセオリーです。
これがイラストや絵画と決定的に異なる点で、美しさや細やかさとは違った感動を与えられるのが物語です。
人は、主に自分以外の外界に対し〝変化〟を求めたり好みます。
変化が大きいほど、見る人の刺激を高め魅了します。
あなたも変化を通して、刺激を得ていると思いませんか?
人が変化を好むのは誰にでもある本能で、あなた自身も含めて、読者も〝変わりたい〟という願望があるからです。
そう!人はチェンジしていきたいし、チャレンジしたいんです。
関連記事:主人公の挑戦(覚悟)と決意(誓い)
人は、いつまでも同じところに居たくないし、変化に乏しいのは退屈だし、停止していると刺激が欲しくなりませんか?
ですから、その読者の欲求を常に満たしてあげるために、どうすれば刺激を与えることができるか作家として、考え続ける、ということなんですよ。
さぁ。話をもどしますが、
つまり、やることとして、
・メインキャラクター(主人公・ヒロイン・ラスボス)
・サブキャラクター(協力者・妨害者)
・ザコキャラ(脇役)
各種キャラクターに変化を与えてください。
最初はこうだけど、最後どうなったか?という変化です。
読者が、あなたの作品を読み終わったあと、
「あの作品の、あのザコキャラさ、最後裏切ったんだよー」
「ああ、やっぱりねー」
など噂させられたら、キャラクターがその世界でイキイキと生きづけていることになるんですよ。
もしこのような読者のレビューがあれば、キャラクターにあなたの魂が入った証です。
なるべく、各種キャラクターに、
・ラストは死んだ
・成長して幸せになった
・どっかに消えた
など
変化や動きを意識してみてください。
物語の展開が考えやすくなると思いますよ。
あなたの創作を応援しています。
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