不確実性の演出で物語に深みを出す方法!報われないからこそ刺さる!
こんにちは!ボクは日々、初心者向けストーリー作りのコツについて考えているんですよ。今日のお題はちょっと変わり種。ズバリ「不確実性の演出」について語っていきますね。
そもそも「不確実性の演出」って何?
普通の物語って、「主人公が頑張って成功!」みたいな展開が王道ですよね。でもですね、現実はそんなに甘くないんですよ。努力が報われないことだって、普通にあるんです(ボクの筋トレ歴もそうかもしれません…)。
そんな現実感を物語に盛り込む演出が「不確実性の演出」なんです。つまり、「頑張ったけどダメだった」「あれ?結末がモヤモヤするぞ?」っていうあの感じです。
なんでそんなことを物語に使うの?
一見すると読者の気持ちが沈みそうですが、実は強烈な共感や余韻を生み出せるんですよ。理由は大きく3つあるんです。
①読者も現実で同じような挫折や理不尽を経験しているから共感しやすい
②終わった後に「あの結末、どういう意味だったんだろう…」と考えさせる余韻が残る
③王道展開が多い中で、逆張りの演出が新鮮に感じられる
(まるで、ラーメン屋で「スープが透明な塩ラーメン」を頼んだら意外と美味しかった時みたいな驚きですよ)
活用アイデアを具体的に紹介しますね!
ではですね、ここからはボクが実際にどう活用できるか、わかりやすく具体例を挙げて説明しますよ。これは小説を書くためのストーリー構成を考えるときにも、非常に役立つんです。
① 挫折のリアリティを描く
物語の中で「失敗する主人公」はよく出てきますが、ちゃんと描き切るとグッとくるんですよ。
例えば、新人小説家のアキラくんは、出版社に何十回も作品を送るけど全て不採用。ようやく最終選考に残ったが、編集長の一言「今はこういうテーマは売れないんだ」で落選…。でもですね、その後に友人に励まされ「商業出版だけがすべてじゃない。自分で電子書籍を出してみよう」と新たな道を歩き始めるんです。
報われなさを描いた上で、別の希望を匂わせると、不確実性が読後の余韻を残すんですよ(人生、ルート変更大事です)。これは漫画のストーリーを考えるためのヒントとしても面白い要素ですよね!
② 曖昧な結末で考えさせる
「え?結局どうなったの?」という終わり方は、逆に強い印象を残すんです。余韻ってやつです。
例えば、 片思いの告白シーン。主人公のヒロインは、相手に想いを告げた瞬間で場面がブラックアウト。返事は描かれずエンドロール突入!
観客は「成功したのか?ダメだったのか?」と、モヤモヤしつつ自分の中で物語を完成させるわけです。
③ 理不尽を盛り込む
現実は、正しい行動をしても評価されないことって普通にありますよね。物語でもそれを活かせます。脚本家志望のための創作テクニックとしても、この視点はかなり重要なんですよ。
例えば、 内部告発で不正を暴いた公務員さん。しかしメディアに晒され、職場で孤立し、結局辞職へ追い込まれる…。
「正義は勝つ」とは限らない現実感がヒリヒリと刺さるんですよ。(そういえば、半沢直樹1の終わり方もそうでしたね)。
④ 非現実的なズレで不安感を演出
急に現実がグラつく展開も不確実性の醍醐味なんですよ。
例えば、幸せな結婚式。全員が祝福していたその瞬間、突然時空が歪み、全てが白紙に戻る…。
観客は「え!?なんで!?」と取り残されます(まるで財布を開いたら5円玉しか入ってなかった時の感覚です)。
不確実性を活かすコツ
でもですね、注意点もあるんですよ。
・単なるバッドエンドにしない(暗いだけの話は後味が悪すぎます)
・物語全体のテーマやメッセージとリンクさせる
・挫折の中に小さな救いや成長を匂わせると深みが出ます
不確実性の演出は「人生ってこんなもんだよなあ」と感じさせる力があるんですよ。でも絶望だけに終わらせない工夫がポイントなんです。
実は名作でも使われてます!
例えば、「風の谷のナウシカ」も要素としては不確実性を含んでるんですよ。キャラクター設定の重要性と方法を学ぶ上でも、ナウシカは本当に良い教材です!
ナウシカは戦争や王蟲の暴走を止めようと努力しますが、国々の思惑は簡単には変わらず、全てが完全にハッピーエンドでは終わらないんです。でもですね、彼女の行動が確かに「小さな希望」を残していくんです。(ナウシカは何度見ても深読みが止まりません…)
まとめ
不確実性の演出は、読者や観客に「人生のリアル」を届ける強力なスパイスなんですよ。完全勝利だけが物語の面白さじゃないんです。ぜひあなたの物語でも、「うまくいかない美しさ」を描いてみてくださいね!
あなたの創作を応援してます!
元の記事へどうぞ:片思いで終わるラブストーリー
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