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直感の鍛え方

2019年11月2日

突然で申し訳ないですが、クイズを出しますね。

夏休みにキャンプに楽しむはずが、あるきっかけで主人公が変死体事件に巻き込まれる

〝キャンプ〟

〝変死体事件〟

・・・という2つのキーワードが出てきました。

さぁ。この材料であなたはどんなストーリーを想像できますか?

[fuki-r]・・・・・・・[/fuki-r]

ちょっと唐突でしたよね。笑

おそらく、この記事を読んだあなた以外の方も、あなたとは異なるストーリーを連想していることでしょう。

もう少し噛み砕いてみましょう。

キャンプで楽しむこと
変死体事件

この2つのシチュエーションは対極ですよね?

対極的な要素をつなぎ合わせることができれたら、インパクトがある面白そうなストーリーができそうです。

関連記事:インパクトの与え方

さぁ。直感を働かせてストーリーを展開させてみてください!

ボクの理想とする答え(ストーリー)を当ててみてください!!

・・・というのは、冗談です。

このクイズはボクが考えましたが、キャンプで楽しむことも、変死体も、何の脈略もなく突然、浮かんできたシチュエーションですので、答えは用意してないんですよ。

ボクが、近くの公園を散歩していた時、並木が目に入ってきて、キャンプ事件というキーワードが思い浮かんだんですが、よっぽど暇人なのかもしれません。笑


何かを見て、突然、言葉やシチュエーションが浮かんだご経験はないでしょうか?

ない!と言われたらそれまでなんですが、もし、あなたも偶然、脈絡のないキーワードが浮かんできたら、どうやってお話を作りますか?

これがゼロベースから1を創造する能力です。

この能力を鍛えるのは直感なんですよ。

サっと一瞬でひらめく能力とも言えるでしょう。

さて。この直感はどのようにしたら鍛えられるでしょうか?

例えば、
もしあなたが道に迷った時、スマホの電池が切れて、Googleマップを調べられなくなったとしますよ。さぁ。どのように目的地に向かいますか?迷った場所の位置さえわかりません。目の前には偶然見つけた建物があるだけで、その他の情報はゼロです。

ゼロから1へストーリー展開をするというのは、マニュアルなし同然の白紙状態です。誰にも相談できません。

さぁ。困りました。

伏線クライマックスにつなげる作業も、必然ではなく偶然結びつくこともあります。

設定を少し変更しただけで、偶然お話の流れが良くなるケースもありますが、これって理屈抜きであなたの直感が働いているんです。

わかりきったストーリー展開からは、偶然の面白さは生まれません。

それはつまり、先が見えない、わからないからこそ、良いストーリーアイデアが浮かぶのであり、わからない状況こそ直感を鍛えるチャンスなんです。

ですから、先程、ワケのわらかないクイズを出題させました。

先程の突発クイズ、何かお話がひらめきましたか?

キャンプで楽しむと変死体でストーリーを作れって言われても「何のこっちゃ?」と思ったかもしれません。

あらしの夜に』有名な絵本作家である木村裕一さんは大学の講座でよくこんな突発的なクイズを出すそうなんです。

どこへいけばいいかまったくわからない、、、この状況を楽しむのもまた創作の醍醐味かもしれませんね。

人は、わからない状況におかれてこそ問題解決能力が鍛えられます。調べあげたものだけを羅列しても旨みは出せませんし、作品のレベルアップはしにくいと思います。

あなたは、理屈抜きの感覚的なアイデアを求めているはずなんです。それは直感力を鍛えることです。

もう一度いいます。

わからない状況こそ直感が鍛えられ、作品力をアップさせることができます。

もちろん計画性も大事ですが、まずは直感力であり、感覚を研ぎ澄ますことです。

よくアンテナを立てなさいと言うのですが、ちょっと違います。

遠くのものを観察するのではなく、もっとあなた自身を軸とした身近なもの、より近くにあるもの(人・物・事)で良いアイデアが浮かびます。

関連記事:計画をたてるのは創作イメージの可視化のため

メインストーリー(本来の目的)とサブストーリー(枝ストーリー)は、同時並行で、別々のベクトルで動いています。

この2つのラインをいかに関連づけますか?必要なのは論理性だけではなく〝直感〟です。

数字で例えてみましょうか。

1と3では、脈絡がないですが、1+〇=3なら関連づけてられますよね? つまり、公式そのものを代入するといった発想です。

少しわかりづらいかも例えだったかもしれませんが、あなたがこうかな?ああかな?と仮説を立てる力もまた、直感力いえますし、意味づけする能力も鍛えられます。

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例えば、結婚の決断です。

結婚を意識するようになると、「彼(彼女)は○○する人だ」と相手の情報を集めますが、最終的にあなたが決めるのは、相手の情報スペックではなく、「この人だ!」という直感なんです。

「こっちにするぞ!」と意思決定する感覚というのは、ボクらの祖先や生物が太古から、生きるか死ぬかの判断を延々と繰り返し、その能力が蓄えられたものなんです。

このように直感を働かせる訓練を積むと、感覚的な着想をストーリーに紐付けする強力な武器にもなります。

では再度、訓練用に例題を出してみます。

〝防弾ガラス〟と〝小学生〟
〝観葉植物〟と〝AI〟
〝サラリーマン〟と〝おもちゃ〟

さぁ。このキーワードをつかってストーリーを展開させてみてください!

・・・というのは半分冗談ですが、直感を鍛えていく訓練方法をざっくり紹介してみました。

あなたが直感を鍛えたい!と思えば自分なりにトレーニングしてみて頑張ってください。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

あなたの創作を応援してます。

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