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ストーリー作りに役立つクリティカルシンキング

2019年11月6日

クリティカル・シンキングとは、

平たく言うと、物事の本質を捉える考え方です。

例えば、
「そもそも、これって?」
「で?何なの?」
「本当にそうなの?」

ちょっと批判的ですよね?笑

そう。これを繰り返すだけの考え方なんです。

反復させながら、正解に近い正解問い続ける思考を指します。

ほら、読者ってあなたの作品を横目でみてるかもしれないじゃないですか。

最後のどんでん返しで、ズバーン!と鮮やかに納得の行く〝答え〟を見せつけてあげましょう。

というわけで、小説作品も漫画作品も感覚的な力だけではなく、ちょっと小難しいお話かもしれませんが最後までお付き合いしていただけたら、ちょっとあなたの表現の幅が広がるチャンスかもしれませんよ。

このクリティカルシンキングをやり続けていくと主人公の選択や行動に説得力が生まれてくるのはもちろん、作家としてのパーソナリティ(自己肯定感や実行力)も自然に向上するかと思います。

ストーリー作りで悩なくてもいい事がわかるようになることが期待でき、嘘のように迷いが減っていけると思います。

クリティカル・シンキングが注目されている背景

近い未来、国内外問わずAIに代替されない正解のない問題について考え、自分だけの答えを出す人材が求められているそうです。

これまでは、決まったことを正確にできる人材が求められていたわけですが、自分の頭で考え、ベターな解答ができる人材が必要とされています。

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つまりですね。

自己表現を行いストーリー作品を生み出す個人作家も例外ではありません。

相手に合わせて、空気を読みすぎたり、他人に優しく自分に厳しい日本人には受け入れがたい考え方かもしれませんが、

他者の意見をとりこみつつ自分の筋を見いだす思考はコミュニケーション能力が向上するだけでなく、

ストーリーづくりにも役立つ効果があるとボクは捉えています。

ロジカル・シンキングとのちがい

似た考え方で、ロジカル・シンキング(論理的思考)がありますが、自分の構想や考えをストーリーに落としこんでみたり主人公の目的(ゴール)に意味づけを組み立てたりする思考です。

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このロジカルシンキングでストーリーの大筋が構成されていきます。

更に客観的なクリティカル・シンキング(批判的思考)は、よりベターな正解を出していくために、

「自分には思い込みがある」という大前提とした思考なんです。

ちょっとスマートでクールですよね。

自分がストーリーを構築した前提(既成概念)を疑うこと

構築したものを一旦取っ払って白紙に戻すこと

そのような柔軟性をもつことで、誤った方向性や思い込みをあぶり出します。

あぶり出すことができれば、ストーリー構成の段階で軌道修正がしやすくなるからです。

つまり、そもそも論なんですよね。

逆に軌道修正ができない、ということは、誤った自分の論理に気づけないわけですから、その先いくら対策してもうまくいく可能性が低くなります。

ストーリーにづくりに応用するとなると〝間を置く〟作業とも言えますし、ストーリーを再分析して、作品全体のブラッシュアップに使えるかと思います。

クリティカル・シンキングの身につけ方

①結論がなくても、先に結論を言い切って理由は後で考える。
②自分以外の意見を批判的に分析し、多くの仮説を立てる癖をつける。

などです。

「自己主張」は身勝手とか協調性がないと考えがちですが、クリティカルシンキングの意味では相手を論破することには使われることはありません。

それと「批判」という言葉もネガティブなイメージですが、根拠や論理がなく他人をディスるのは批判ではなく〝非難〟と言えます。

クリティカル・シンキングを実践していけば、常に状況と周囲の反応を見つつ、他人の意見を尊重しながらも自分の意見を言えるようになり、そして情報を鵜呑みにせず多角的に分析して適切な判断をだせるようになります。

特にこの考え方は、ストーリー作りを最適化するには、もってこいのスキルなので試しに勉強されてもよいかもしれません。

ちょっと小難しいお話だったかもしれませんが、今日もお付き合いいただきありがとうございました。

アイデアの出し方やストーリー作りの洞察するテクニックとしてクリティカル・シンキングという考え方をご紹介してみました。

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