登場人物の増やし方と連結方法

キャラは“つながり”で生きてくるんです
こんにちは!ボクは今日も机に向かって、キャラたちの人間関係をねりねりしてました。(そのせいで脳内で朝のラッシュアワーに巻き込まれてます)
今回は、物語を作るうえで避けて通れないテーマ、「登場人物の増やし方」と「関係性(連結方法)」についてお話していきますね。
キャラクターって、増やせば増やすほど楽しくなるんです。でもですね、増やしすぎると、作者のあなたが一番混乱する羽目になりますよ。(登場人物の名前、5人目あたりから名前も覚えられないってやつです)
というわけで、今回は初心者向けストーリー作りのコツとして、「どう増やすか」「どうつなげるか」をわかりやすくご紹介していきますね!
キャラクターの種類をざっくり分類しよう
まずは基本から。登場人物はざっくり分けて、こんな感じです。
■メインキャラ
物語の中心になる人たちですね。
・主人公
・ヒロイン
・ラスボス(いわば“黒い主人公”)
■サブキャラ
物語をサポートしたり、かき乱したりする人たちです。
■脇役
世界観にリアリティを持たせる背景キャラたちです。(通行人Aとか、カフェ店員のBさんとか)
この分類をしっかり意識しておくことは、小説を書くためのストーリー構成を考える上で非常に大切なんですよ。
(でも全部“メイン級のドラマ”を背負わせると、執筆中に過労死します…)
というわけで、分類するとこんな感じ。
①メインキャラ(物語の軸を担う存在)
②サブキャラ(物語を助ける/揺さぶるキャラ)
③脇役(舞台を広げる背景キャラ)
あっさりしてますが、実はこれで充分なんですよ。でもですね、「ラスボスがメインキャラなの?」とツッコミたくなりますよね?
それが、ラスボスって主人公の内面や価値観と対極の位置にいるんで、物語全体において“もう一人の主役”なんです。ボクの定義では、ラスボスって「あなたの理想をぶちこわしてくる存在」です。(ありがたいですね)
登場人物を増やすタイミングと理由は?
登場人物を増やす時、一番大切なのは「なんでそのキャラが必要なのか?」なんです。
ただのにぎやかしではダメです。キャラには物語上の“機能”がないと意味がないんですよ。
キャラを増やす理由を「機能」で考える!
例えば、
・主人公の気づきを促す ⇒ 【案内役】
・主人公の心の中を映す ⇒ 【鏡役】
・主人公との違いを浮き彫りにする ⇒ 【対照役】
・世界観を語る ⇒ 【解説役】
・伏線を回収する鍵 ⇒ 【情報持ち役】
こうやって「何をしてくれるキャラなのか?」という目的があると、キャラ同士の役割がかぶらないし、物語がグッと締まりますよ。
この発想は、漫画のストーリーを考えるためのヒントにもなりますね!(ギャグ要員とツッコミ担当がかぶると、漫才が成立しません)
サブキャラの適正人数はどれくらい?
「結局、何人出せばいいのか?」と聞かれがちですが、答えは「主人公の目的の大きさ次第」です。
でもですね、だいたい5〜6人くらいが、スリムな物語の基本形なんです。
●例:スリム構成のキャラ配置(恋愛もの)
・主人公
・ヒロイン
・ラスボス(元カノとか、恋の障害役)
・主人公の親友
・ヒロインの親友
・謎の助言者(バーテンとか教師とか)
この構成は、脚本家志望のための創作テクニックとしても有効ですよ!(登場人物の配置がうまくいくと、セリフが勝手にしゃべり出します)
このくらいにおさえると、キャラがしっかり描けて、読者も混乱しません。
でもスポーツものとか、バトル系の群像劇では、最低でも10人以上になることもザラにありますよ。(試合のポジションだけで7人必要だったりしますからね⋯)
キャラのつながり方(連結方法)を考える
さて、ここからが本題。キャラは単体では輝けないんです。大事なのは【関係性】です。
関係性は「ドラマの燃料」!
キャラとキャラの関係性は、物語の中で何が起きるかを決めるエンジンです。
・協力関係(主人公と親友)
・対立関係(主人公とライバル)
・依存関係(親子・恋人・師弟)
・利用関係(悪党とスパイ)
・変化する関係(敵→味方、裏切り者→親友)
こういう関係があるからこそ、「なんでそういう行動したのか?」が読者に伝わって感情移入できるんですよ。(いきなり無関係のキャラが登場しても「え、こいつ誰?」ってなるやつですね)
寄り道コラム:キャラの関係性の変化を物語に活かすコツ

【解説】物語を魅力的にする最大のポイントは、キャラクター同士の関係性です!本記事では、初心者向けに関係性が物語にどう影響するかをやさしく解説し、関係の変化をどう物語に仕込むかの具体的な方法も紹介しています。恋愛、友情、対立など、キャラクターの心の動きを丁寧に描くコツがわかりますよ。気になったらCHECK!
キャラ同士の“立場”を設定する
関係性とセットで大事なのが「立場」です。これは、上下関係・社会的ポジション・影響力の強さを意味します。
・主人公と師匠:上下関係
・国王と反乱者:社会的な階層差
・先生と生徒:ルールを決める側/従う側
この立場が曖昧なままだと、物語の構造がボヤけちゃうんです。
キャラクターを生かすためには、キャラクター設定の重要性と方法をしっかり考えることが鍵ですよ!
というわけで、最初の段階で「このキャラは誰に対して優位なのか・劣位なのか」を明確にしておくと、対話や展開が生きてきます。
(うっかり下克上展開をはじめると、別のジャンルになります)
キャラ同士を“出会わせる理由”が超大事!
キャラ同士の出会いは、ただの偶然ではもったいないんですよ。
物語って、ジグソーパズルみたいなもので、「このキャラがここにいる理由」があると、ピースがカチッとハマるんです。
例えば、
・先生と生徒が「因縁の過去」でつながっていた
・主人公と敵が「同じ夢」をかつて追っていた
・ヒロインと主人公が「対立する正義感」を持っていた
この出会いに意味があると、それだけで関係性に深みが出ます。逆に、意味のない出会いは読者にとってもスルー対象にされやすいですよ。
キャラの関係を整理する“ひと工夫”
最後に、キャラが多くなって関係がこんがらがってきたら、ボクがよくやるのが「相関図」を作る方法です。
○→□:好意あり
□→×:敵意あり
×⇔○:誤解からの好意
みたいに書き出してみると、「あ、このキャラいなくてもよくない?」って見えてきたりします。(切られるキャラ、ドンマイ!)
キャラは“つながり”で生きてくる!
登場人物を増やすとき、「面白いキャラを考えなきゃ!」って思いがちですが、本当に大事なのは「誰とどうつながるか?」なんですよ。
・関係性は、物語の血流
・立場は、物語の骨格
・役割は、物語の心臓
そして、すべてのキャラに存在価値(なぜそこにいるのか?)という意味を示せば、読者の心にもちゃんと届きます。
あなたの物語のキャラたちが、もっと生き生きと、もっと深くつながっていけるよう、今回の話が少しでも役立てばうれしいです。
あなたの創作を応援してます!