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脇役の増やし方

2019年7月15日

いつも創作お疲れ様です。

前回のサブキャラに派閥を作るに続き、脇役の増やし方を解説します。

さて。脇役というのは、あまり役に立たず、邪魔で余計な人物としてのイメージがあります。また、巷では、モブキャラ(名無しの群衆)の一人を指す意味としても使用されます。

ボクのいう脇役とは、その名のとおり、ストーリーを引っ張るパワーも役割もないので見せ場は少ないです。

しかし、その変わり脇役の中でも、物申すキャラがいます。

それをうまく使い倒すことで

読者を、笑わせ世界に引き込ませる、とても価値のある存在なんですよ。

脇役の見せ場は、全体の数値の割合からすると

メインキャラ→80%
サブキャラ→50%
ザコキャラ→10%

ざっとこんな感じで、非常にめだたないです。たったの10%です。

めだたないからこそ、この脇役がギャグシーンを連発させて、物語全体をグンと彩ることができます。

具体的に、どのパートに配置させるかというと、緊張した場面、または深刻な場面に登場させるとよいでしょう。

これはもうね。創作者自身が遊べて楽しむことができます。ほんとに。

関連記事:笑いの公式

さて、本題に入りますね。

脇役を増やしていくには、まず、前回サブキャラに派閥をつくるのおさらいをしてみましょう。

メインキャラ(主人公とラスボス)と、サブキャラのツリー構造の内、脇役はどの部分につなげられる思いますか?

主人公━VS━ラスボス
┏┫     ┣┓
A B     B A


名無しくん

AやB(サブキャラ)の下層?

ちがいます。


名無しさん

どこやねん?

実はですね、

脇キャラは、どこにも属していないんです。


名無しくん

・・・は?

つまり、主役からでも、サブキャラからでも、どこからでも枝を生やしてもいいんです。

脇役だけは自由なんですよ!(まさに脇っちょに存在するキャラです)

極端にいえば、ストーリーに関係なく、出たとこ勝負で構わないのです。(あっさり目で)


名無しさん

え?今までの流れからするとストーリーに関係がない、とはマズいでしょう?

そうですね。関係がない、というのは少し語弊があるかもしれませんので、「思い切って」が妥当かもしれません。


名無しくん

思い切って?

はい。あなたのストーリー作品ですが、あなた自身がファンや読者の立場になったつもりで、パロディーをつくるような思い切った感覚です。


名無しさん

パロディー?

そうです。メインキャラやサブキャラにポイントをしぼって、ジョークを突っ込んでみる感覚です。

例えば、主人公が、これから戦いに備えるために、地図を眺めて真剣に打ち合わせているシチュエーションに、酒で酔って地図の上にのってゲ○を吐くのです。

地図がゲ○まみれになって台無しです。

10%しか物語に介入していなくても、どうでもよいシーンで、めだっていますよね。

料理で、例えるならば、メインストーリーという〝食卓〟に、ごはんとおかずがあります。そこに脇役というソースなどの調味料をふりかけるイメージで。

味気がなくなると、塩コショウをふりかけますよね?それと同じでマヨネーズやドレッシング何でも大丈夫です。

強いて言えば、脇役は、物語の味付けという感じなんです。

また、本編に、たまに現れて消えたりします。横道にそれても、楽しませるキャラなので、創作者をも楽しませるギャグメーカーです。

あなたの気分で増やすというより、メインキャラ、サブキャラの役割が決まれば、どの部分に脇役の刺激イベントを配置すればよいか、わかるようになります。

場合によっては、その脇役の行動自体が、偶発的に、サブキャラレベル(主人公の協力者側)として活躍することもあります。

詳しくは、ストーリーの伏線をご覧ください。

これは創作者であるあなたが自由自裁にストーリーデザインができる緩衝材なのです。詳しくは、脇役キャラクターをうまく使いこなすをご覧ください。

あなたの創作を応援しています。

(1)登場人物の増やし方と連結方法
(2)サブキャラに派閥をつくる
(3)脇役の増やし方←今ここ

関連記事:脇役キャラクターをうまく使いこなす