サブキャラに派閥をつくる
いつも創作お疲れさまです。
前回の記事「登場人物の増やし方と連結方法」で多分、ご理解していただいたことを前提にして、サブキャラの派閥の増やし方を詳しく解説しますね。
主役を引き立てるのが、サブキャラですが、実はサブキャラにも2グループに分けられます。
つまり、
主人公の目的に賛成する派(側)にいるAさんとBさん
もうひとつは、主人公の目的に反対する派(側)のAさんとBさん
文章では説明しずらいので、汚くて申し訳ありませんが、以下の図になります。
メインキャラ
┌────┴────┐
主人公━━VS━━ラスボス
┣━┓ ┏━┫
A B B A
└─┴──┬──┴──┘
サブキャラ
A…主人公の目的に大賛成
B…主人公の目的に懐疑的
A…ラスボス目的に大賛成
B…ラスボス目的に懐疑的
ポイントは、このBさんに注目です!
サブキャラの基本は、主人公の補助役や引き立て役のAさんになりますが、でも、サブキャラの中にも素直な奴じゃない奴、Bがいた方が面白いのです。
そうそう、何をやらかすのか、わかない中途半端で小難しい野郎です(笑)
賛成派にも、反対派にも、どちらの派閥にもそういう奴って居るもんです。
実は、物語づくりでは、そういう存在こそ主人公の形勢を大きく動かすキーマンになるし、あるいはここぞという所で、主人公を危うくしたり、ラスボスの弱点を握っている役割を担っています。
例えば、
疑い深かったり慎重すぎたりする存在です。
基本、主人公に良い人なフリをしてヘコヘコしながら、よこしまなことを考えている嫌らしいキャラクターです。当然、読者からは悪い印象しかありません。
しかし、このBの存在で、話の展開が面白くなることは間違いないでしょう。
なぜなら、状況を悪化させたり、好転させたりできるので、読者をハラハラドキドキさせることができるようになります。
メインキャラの目的に沿って必要であれば、更にBの下に、AとB階層を増やしてよいと思います。
目的
┌────┴────┐
主人公━━VS━━ラスボス
┣━┓ ┏━┫
A B B A
┣━┓ ┏━┫
A B A B
この方法で、主人公の目的とサブキャラの〝ブレ〟を少なくしていきます。
物語にブレが少ないということは、登場人物に無駄がないことを意味しており、美しいのです。
美しいからこそわかりやすい物語になります。
関連記事:ブレを最小化させる
何がいいたいかというと、この派閥を作ることで、サブキャラを増やせる、ということです。
大賛成Aさんも、少し懐疑的なBも、主人公と同じ目的(一つ方向)につながっているということです。
つまり、メインキャラとサブキャラが影響しあいながら一つの目的(方向)へ登場させていけばよいということです。
もっと具体的に言えば、
例えば、主人公が、アクション(選択・決断)をすることで状況を生み出します。その状況に応じて、どのような理由でキャラを増やすのか?それを同時に考える、ということがポイントです。
おのずと、性別はどちらにするのか?どのような性格にするのか?どのような能力・立場かも、必ず見えてくるはずです。
次回はザコキャラについてです。お楽しみに!
(1)登場人物の増やし方と連結方法
(2)サブキャラに派閥をつくる←今ここ
(3)脇役の増やし方
関連記事:性格4種とキャラバリエーション
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