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サブキャラに派閥をつくる

2019年7月13日

赤と青の人形群が、向かい合って抗議している写真

いつも創作お疲れさまです。

前回の記事「登場人物の増やし方と連結方法」で多分、ご理解していただいたことを前提にして、サブキャラの派閥の増やし方を詳しく解説しますね。

主役を引き立てるのが、サブキャラですが、実はサブキャラにも2グループに分けられます。

つまり、
主人公の目的に賛成する派(側)にいるAさんとBさん

もうひとつは、主人公の目的に反対する派(側)のAさんとBさん

文章では説明しずらいので、汚くて申し訳ありませんが、以下の図になります。

   メインキャラ
┌────┴────┐
主人公━━VS━━ラスボス
┣━┓     ┏━┫     
A  B      B A
└─┴──┬──┴──┘
   サブキャラ

A…主人公の目的に大賛成
B…主人公の目的に懐疑的

A…ラスボス目的に大賛成
B…ラスボス目的に懐疑的

ポイントは、このBさんに注目です!

サブキャラの基本は、主人公の補助役や引き立て役のAさんになりますが、でも、サブキャラの中にも素直な奴じゃない奴、Bがいた方が面白いのです。

そうそう、何をやらかすのか、わかない中途半端で小難しい野郎です(笑)

賛成派にも、反対派にも、どちらの派閥にもそういう奴って居るもんです。

実は、物語づくりでは、そういう存在こそ主人公の形勢を大きく動かすキーマンになるし、あるいはここぞという所で、主人公を危うくしたり、ラスボスの弱点を握っている役割を担っています。

例えば、
疑い深かったり慎重すぎたりする存在です。

基本、主人公に良い人なフリをしてヘコヘコしながら、よこしまなことを考えている嫌らしいキャラクターです。当然、読者からは悪い印象しかありません。

しかし、このBの存在で、話の展開が面白くなることは間違いないでしょう。

なぜなら、状況を悪化させたり、好転させたりできるので、読者をハラハラドキドキさせることができるようになります。

メインキャラの目的に沿って必要であれば、更にBの下に、AとB階層を増やしてよいと思います。

     目的
┌────┴────┐
主人公━━VS━━ラスボス
┣━┓     ┏━┫     
A  B      B A
  ┣━┓ ┏━┫
  A  B  A  B

この方法で、主人公の目的とサブキャラの〝ブレ〟を少なくしていきます。

物語にブレが少ないということは、登場人物に無駄がないことを意味しており、美しいのです。

美しいからこそわかりやすい物語になります。

関連記事:ブレを最小化させる

何がいいたいかというと、この派閥を作ることで、サブキャラを増やせる、ということです。

大賛成Aさんも、少し懐疑的なBも、主人公と同じ目的(一つ方向)につながっているということです。

つまり、メインキャラとサブキャラが影響しあいながら一つの目的(方向)へ登場させていけばよいということです。

もっと具体的に言えば、

例えば、主人公が、アクション(選択・決断)をすることで状況を生み出します。その状況に応じて、どのような理由でキャラを増やすのか?それを同時に考える、ということがポイントです。

おのずと、性別はどちらにするのか?どのような性格にするのか?どのような能力立場かも、必ず見えてくるはずです。

次回はザコキャラについてです。お楽しみに!

(1)登場人物の増やし方と連結方法
(2)サブキャラに派閥をつくる←今ここ
(3)脇役の増やし方

関連記事:性格4種とキャラバリエーション