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キャラの価値観の描き方

2019年12月26日

キャラの価値観なんで、描いてみないとわからないですよね?
はい。ボクもそうです。


最初のキャラ設定で、価値観を決めてみた方がよいのか?シナリオを描いていくなかで価値観を決めた方がよいのか?


作家さんによっては、それぞれのやり方があるかと思います。

そもそも〝価値観〟とは何でしょうか?


価値観とは、〝個性〟の根本にあるもので、物事の捉え方だったり、評価の仕方だったり、そのキャラが持っている感覚や基準だったりすると思います。

この根底にある価値観をどうやって探し出すか?ですがストーリーと密接な関係があるのです。

ストーリーの作り方のコツとして、主人公を中心にまず3つのベースを決めるということでしたが、中でも、②なぜ?目的を中心として考えます。

一言で言えば、主人公が果たすべき理由と目的のことです。

関連記事:なぜ?の決め方のコツ

例えば、
主人公の目的を、チーム戦で勝つ、ということが目的(ゴール)だったとしましょう。


チームで勝つためには、当然、主人公以外のサブキャラ(ヒロイン)の助けや協力などが必要になりますよね。


主人公と同じベクトルに合わせても、それぞれのキャラによっては、やり方や考え方がそれぞれ異なります。

つまり、それこそキャラクターの価値観であり、行動によって現れるといってもよいでしょう。

この価値観を描きやすい方法としては、シナリオづくり初期の段階でハコ書きを書くことです。

例えば、
「誰と誰が会って何をする」といった場面(シーン)を四角で囲みます。
その四角を注目してください。


その際にキャラが、何をするか?どのような思考や言動、もしくは〝行動〟で価値観を描くことができます。

例えば、チーム戦で1回戦は勝利しました。
みんな大喜びですが、キャラによっては・・・

A君「超気持ちいー♪」
B君「まだまだこれからだ!油断はできない」
C君「みんなのおかげだ」
D君「ひとやすみひとやすみ♪」
など。

表情や笑顔も、それぞれ違うかもしれませんよね?

ちなみに人類には大きく4つの性格が存在しているそうです。ソーシャルスタイル理論(米産業心理学者デビッド・メリル氏とロジャー・リード氏が提唱)ですが、興味がありましたら下記の記事をご覧ください。

関連記事:性格4種とキャラバリエーション

つまり、
物事や場面を、どのように受け止め、捉え方をしているのか?がキャラクターの価値観です。それぞれの人間性を観察しながら描いてみましょう。


気をつけるべき点としては、個性や性格をマッチングさせことです。複雑にする必要はありません。

例えば、
泣き虫キャラなら、「みんなのおかげだ」
気真面目キャラなら「まだまだこれからだ!油断はできない」
など。


キャラの価値観→性格→台詞→行動が一貫していること自体、決してありふれてはいないんです。

よく勘違いしている作家さんは、キャラに意外性やインパクトを持たせようとしちゃいます。それはキャラクターの破壊行為なので気をつけましょう。

キャラクターの価値観(考え方)は、さらにコアな部分に該当します。そのコアな部分は、スリーベースの②何故?にあたるものです。そこがブレると物語全体に影響がでます。

ある価値観を持った個性的なキャラが、正しいリアクションを描くことで十分マッチングできます。

関連記事:ブレを最小化させる

主人公のコアを描くには、基本あなたの信念をモデルベースにした方がキャラの価値観を描きやすいと思います。

ストーリーを構築する上で大切なことは、物語のアウトラインをおおざっぱにつかみ、まず先に主人公の個性や性格を設定しておくと創作は捗ると思います。

ただし、キャラ設定の具体的な順序と方法があります。

それを語りだすと長くなるので、今回は端折りますが、本日のポイントはキャラの価値観の描き方はストーリー(主人公の目的)と関連があるということだけでも覚えていただけたらと思います。

あなたの創作を応援してます。

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