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このままでいいと思ったら

2019年9月9日

このままでいいと思ってしまっているあなたへ

ストーリー作りもアイデアの出し方もキャラクター作りも、マンネリ化していないでしょうか?変に焦せらせているわけじゃないですよ。

「何か物足りないな」とか「ありがちだな」と、うすうす感じているあなたは、そのまま低空飛行で作品を作り続けますか?

作家としての個性が十分発揮できない主な要因は、知らない内に安定志向に入ってしまうことなんですよ。

安定志向とは、昔、痛い目にあって、やっとのことで成功した今の自分があり、そのやり方が一番正しいと思うし、ベストな形だと現状維持にとどまってしまっている状態です。


名無しくん

「はぁ。何か、いけないことでも?」

はい。一見進歩しているように感じますが、客観的に見れば一時停止状態になっていないか、もう一度振り返ってもよいかもしれません。

もちろん段階を踏んで維持して守っていくことは大切です。

でも、コツコツ努力ではなく、新しいものを見つけ出すことに消極的でコツコツではなくビクビクして一歩踏み出せていない、としたら極めてスピードダウン状態にあります。

ビクビクしていると、ズルズルして時間が過ぎて、ゆくゆくは定着してしまうかもしれません。

定着化がマンネリ化を引き起こすので、作家として気をつけないといけない点だとボクは申し上げておきます。

あ、でもですね。

維持させること自体は悪いことではないんですよ。

何故なら、人間の脳には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)という機能が備わっているからです。

・免疫機能
・体温調節
・止血機能

など、 人間の体のいたるところでバランスを保つ働きをしていますから。

ところがですね。

ありがたいことに、このホメオスタシス(現状維持プログラム)のおかげで、創作中に勝手に発動して、発想の邪魔をしちゃうんですよ。


何か、新しいものにチャレンジしようとすると、変化しちゃダメ!と無意識に抵抗するんですよ。

何か新しい発想やアイデアが浮かんだ瞬間、自分に不利益をもたらすのではないか?という、漠然とした警戒心ですね。

〝維持〟は、生きて行くには必要かもしれないけど、変化しようとすると自動的に反発します。

以前、エレファントシンドロームでご紹介しましたように、決断をして前に進むことは勇気がいることです。

消極的な作家さんの多くの人は、決断する前からSTOP!と自ら可能性を否定し、芽が出るはずのつぼみを抜き取ってしまう傾向が強いと思います。

今まで以上の発見があるかもしれないのに、

今の自分の作品が自分らしくならないのではないか?
何か大切なものを失うんじゃないか?

・・・っていう恐怖心に飲まれて実行に移すのにブレーキがかかります。ビクビクしちゃってます。

新風や新鮮味を求めているにも関わらず、ビクビク状態が長らく続くとマンネリ化している自分にさえ気がつけなくなります。

一番、危険な状態は、
今のままでいい、となれば新しい刺激を受けることはなく、いずれは廃れていってしまいます。

いかがでしょうか?

あなたは、〝今のままでいい〟と納得をしていないはずですよね?

関連記事:迷わない視野の広げ方

・・・とはいいましても、次々に手を出すとあなたのキャパを超えてしまう危険性もありますし、新しいものにチャレンジするにも、多少の判断材料がないといけませんが。

何がいいたいかというと、
力づくで画期的な取り組みをするということではなく、定着せずに、意識改革を続けるということなんです。

このままじっと同じところにしがみついていても、にっちもさっちもいかない場合だってありますよね。

そんな時はもう、
怖がらずにチャレンジしてみる!新しい自分の考えに受け入れる準備をしてみる!
といったアンテナを張り巡らすんですよ!


名無しくん

「なるほど。アンテナを張るようにしますが、具体的には何をしたらいいですか?」

はい。
肝試しに以下の2つを実行してみてください。

①自分の今ままでの考え方(大事だと思うもの)やあなたの常識・価値観は捨てる
②思い切って新しい概念や知識を学んでみる


ストーリー作りやアイデアの出し方に限らず、日常生活においても、何かを決断したり、行動を起こすのは、誰もが不安を抱くものです。

先が見えないから心配なんですよ。

それをやった所で、思うような結果が出せなくて、周りからだめ押しされるかもしれないし、作品が悪化するかもしれない。

今まで積んできたものが破壊されてしまうかもしれない・・・

だから、新しいことにチャレンジすることは控える・・・

このようにマイナス的な観測ではなく、怖さの先には、いままでに知らなかったアイデアの宝や、発想、世界観がある!と柔軟性をもってプラスに考えてみるとよいでしょう。きっと何か大切なことに気がつけるはずです。

柔は剛を制す。


これは、ストーリーづくりで行き詰まった時に、発想の転換などに役立つ考え方なので、是非、積極的に取り入れてみてください。

関連記事:ストーリーアイデアをピボットする


これしかない!とガチガチにご自分を固めないで、お若い方ならガンガン挑戦していただきたいものです。もちろんお年の方(年配の方)にも!笑

大丈夫ですよ。

もし、不安や恐怖心が出てきたら、あなたは果敢に挑戦している証拠ですから!

そんなあなた自身にエールを送ってください!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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