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登場人物のインパクトの与え方

2019年8月22日

前回では、二つの要素が対照的であればあるほどインパクトが与えられる、というお話でした。

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メインキャラ

では、あなたが考える登場人物にインパクトがあるか?あるいは、映えさせるために必要な、ギャップ要素があるかを点検してみましょう。

例えば、
→誰もが認める美人なのにすごく貧乏
→すごく裕福なのに自由や力がない
など。

あなたが考えている登場人物が抱えている事情というものにギャップ要素があるでしょうか?

以前、リミット(制限・限定)にも関連することですが、あなたの登場人物の事情や背景に、強いギャップ要素を付加させてみてください。

関連記事:リミットを与える

そのようにすることで、登場キャラの好感度が上がり、読者にインパクトを与えていけるはずです。

サブキャラ

注意しないといけないのは、メインキャラよりもサブキャラの方がインパクトを強くしてしまうと、物語が不安定になります。

物語を展開するためには、サブキャラの存在はかかせませんが、主人公とライバル(ラスボス)を優先的にインパクトを付加させていきましょう。

主人公と宿敵(ラスボス)を優先させる理由としては、主人公が誰だかわかりづらくなるからです。

メインキャラがわかりづらいということは、物語もわかりづらいので、読者が迷いやすくなるので注意が必要です。

メインキャラより、サブキャラにインパクトを与えすぎないように意識して下さいね。

具体的な目安として、
メインキャラ(主人公・ラスボス・ヒロイン)のインパクトを100が基準値だとします。
対し、サブキャラは、90くらい(100以下)に抑えてください。もちろん、あなたが感じた基準で大丈夫です。

どうしても、サブキャラをめだたせたいインパクトを与えたいというあなたにアドバイスです。

まず、主人公のクライマックスに関係する、人・モノ・事を中心に、章ごとの結末を決めます。

つまり、メインストーリーの結末(クライマックス)に向かうまでの過程に、小さなゴール(ターニングポイント)を設置します。

サブストーリーで、サブキャラが一つの区切りとして役割を果たすために活躍をさせてください。

関連記事:ターニングポイント
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メインストーリーは、主人公とラスボスの最終決戦でしたよね?

物語の展開で最も盛り上がる地点です。

次の展開で役立つ終り方であれば問題はないですが、サブキャラは、あくまでメインキャラを支える存在なので、インパクトを与えすぎには注意しましょう。

つづいてザコキャラです。

ザコキャラは、全体のストーリーとは直接関係ありませんので、こちらは思い切り暴れてさせても大丈夫です。

ストーリーが緊迫してきたなら、たまにギャグでほぐしたり、真面目すぎるなら、ちゃかしたり、癒したり、軽い気持ちで調味料(スパイス)をかけてください。

ザコキャラは、物語を引っ張る力はない代わりに、ストーリー全体に味付けをして盛り上げてくれる存在です。(別の意味でインパクトがありますが)

つまり、ザコキャラそのものがインパクトがあるので心配いりません。

ただし、調味料をかけ過ぎると、メインディッシュの味を読者に届けられないので、加減が必要です。

・・・ということで、以上が登場人物にインパクトを与える方法でした。

次回は、キャラの名前の付け方についてです。お楽しみに!