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着想で迷った時にするコト(企画中)

2019年12月24日

結論を言えば、今、そのアイデア、あなたの作品の盛り付けに必要かどうか?ということに尽きます。その振り分け方の基準については後ほど解説します。

これまで、着想のコツとして、着想の本来の意味を理解し、ネタを絞る方法ボリュームを決め、消去法でどちらのアイデアをメインにするか二者択一で決める方法を紹介してきました。

※まず、物語の制作進行中でしたら、着想で迷った時にする事(進行中)をご覧ください。

物語をこれから企画・構築していく段階なら、このまま本稿をお読みください。

あなたが、その着想に迷ってしまう主な原因は、

・未来を予測する力
・過去にさかのぼる力

が、人一倍強いからです。

これは作家さんの特有の能力ですが、よいタイミングで活用できれば、成果を生み出せます。

しかし、タイミングやバランスがずれると、たちまち創作の障害になる原因になります。

例えば、
あなたが店で買い物する時。今は欲しくはないけど、将来欲しい物として目についてしまう。店内で目的の物を探すことに集中すべきなのに、アイデアがどんどん膨張しないでしょうか?

また、予備知識が足りなくて、判断を見間違えたり、求めている情報をインプットしてもフタを開けてみたら、予想していた物より、できが良くなかったりした時、あの買い物は無駄だったと後悔することもあるでしょう。

ストーリーを想像してしまうんですよね。ストーリーが膨れ上がって、どこから手をつけてよいかわからなくなり、ボクも自分が嫌になるほどよくあることなんです。笑

あなたには、そんな痛くて残念な思いにさせたくないので、是非この記事を最後まで読んでほしいと思います。

関連記事:迷わない視野の広げ方

この現象は、自分が選んだアイデアが有益であると仮定したくなってしまうためなんですよ。

良いアイデアがでた!めっちゃイケる!と錯覚してしまうんです。

さらに、勢いがある内が一番危険です。

メンタルが安定している時ってどんどん良いアイデアが浮かんでその着想を片っ端から収集することで、創作している気になってしまうんです。

仮にですね、
「ひょっとしたら将来、役に立つかも知れない」と思ってブックマークして溜めておくとしましょう。

そうすると、不必要な情報まで、どんどんあなたの頭の中に流れ込んでしまいます。

ですから、

情報を拾う際には〝自分の刺激になること〟と、〝いまから企画する物語に必要なこと〟とは別に分けておくことです。
別のフォルダ、別ファイルに分けることがかなり大切です。

強すぎる刺激は、今自分に必要な情報を見極める力を弱め、脳内にばらまかれてしまいます。

その刺激物をどこか他の場所へ移すことです。メモが絶対的によいと思います。

メモですメモ!

メモ帳にメモを取る

今、自分が必要なのは、でき映えはともかくとして、作品を最後まで完成させることが最低ラインであり、それを第一に優先させるべきです。

アイデアは地味でもいいんです。浮かんだ地味なアイデアでも改善できる着想が必要ですし、物語を作る上で、欠かせないスキル・能力を磨きましょう。

関連記事:やってはいけないネタ集め方法

さぁ。本題に戻りますね。

物語の企画中であれば、当然、アイデア出しに迷うわけですが、

とりわけ、あなたが何に迷うかと言うと、できるだけ価値の高い作品を描きたいのに、その着想が、理想に叶っているか判断がつかないのではないかと思われます。

このブログに何度も訪問してくださる方は、重複するかもしれませんが、創作前の3つの決め事を御覧ください。

奇抜で面白い着想をどれだけ物語に活かせるかは、この3つの決め事がクリアされて、要約文があればプロットが作れるはずですから怖くありません。

3つを抑えていれば、そのアイデアが有益なのか振り分けられやすくなります。

関連記事:3つを決めるメリット

逆に不必要なことがわからなければ、必要なことがわからず、良くも悪くも着想が脳内になだれ込んで、創作中に混乱し、途中下車や頓挫を招きやすくなります。

関連記事:頓挫させない方法と対策

では、早速、あなたが奇抜で面白いと思える着想を、下記の3つを照らし合わせて当てはめていってください。

①誰の決め方
②何故の決め方
③どのようにの決め方

あなたの奇抜で面白いと思われる着想が、

最終章なのか?どんでんがえしなのか?各章のチャプターの中の一つの場面(シーン)なのか?にもよります。

もちろん、その着想を活かすためのヒントは、スリーベース①誰(主人公)と③どのように(行動)に、面白い結末とどれだけつながっているかにかかっています。

物語の終盤で奇抜で面白いクライマックスがイメージ浮かんだ場合
①誰が?と②何故?と紐付けしてみてください。その着想が、活かせる場面なのか、本当に必要なのかをご検討ください。

奇抜で面白い主人公やキャラクターが着想できた場合
物語の終盤の展開、②何故?目的に理由や舞台設定を紐付けさせて、その着想が活かせるかをご検討ください。

もし、舞台設定が奇抜で面白く思い描けたなら、①の誰?の設定と、終盤の③どのように(行動)と紐付けさせて、その着想を物語の導線に活かせるかをご検討ください。

まとめると、

・クライマックス(どのように行動するか)
・キャラクター(主人公)
・舞台設定(目的と理由、何故それを描くのか?)
・結末(あなたのメッセージ)

上記4つすべてがワンセットです。

奇抜で面白いと思われる着想と紐付けることができないとしたら、まだ、登場させるべきサブキャラ派閥、敵陣営やラスボス登場人物の相関図などのアイデアが不足しているかもしれません。

舞台設定の情報も少ないかもしれません。

それでも混沌として、いまいちアイデアがまとまらなければ、マンダラートで整理してみることをおすすめします。

その中から、これだ!と思った必要なアイデアだけ絞り出して、3つの軸を抑えながら創作を進めてみるとよいと思います。

その物語のボリューム(短編と長編)も含めて検討してみてください。

少しわかりづらいかもしれませんが参考になれば嬉しいです。

あなたの創作を応援しています!

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