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人間観察とストーリー

2020年1月11日

今回は、人間観察についてお話したいと思います。

ストーリーとは作り話です。あなたのアイデアです。つまり仮想の人物が登場する架空のお話ですよね。

架空のものですが、実際にありそうで、あり得りえるお話だったりり、起こりうる話です。

そのお話が人々を喜ばせたり、怒らせたり、悲しませたり、感動させたりする作り話です。

言うなれば、ストーリーとは、見た目は人間の形をしていなくても、まるで本当の人格が存在しているかのような嘘な話なんだけど、思わず夢中になって見入ってしまうものです。

あたかも、その世界で暮らしているかのような存在感を出すにはどのようにしたらよいと思いますか?

例えば、
アンパンマンというキャラは、この世に実在しませんよね。ケモ耳も、エルフも想像でつくり上げられたキャラです。

読者は、動物が好きだから感情移入するのでしょうか?

もし、それが本当であれば、多くの作品が動物が世の中に溢れかえってしまいます。

動物でも、果物でも、石っころでも、モチーフとなるものは、

個別の〝人間性〟であり〝人生観〟です。

夏目漱石の「我輩はネコである」というネコキャラも、人間の台詞として、描かれています。

本当にそうつぶやいてそうだから、思わず読んでしまうのではないでしょうか?

形はどうであれ、キャラクターが何を考えて、どのような言動をしているのか?何を欲しているのか?いかに読み手に読む価値を与えられるか?


名無しくん

それができれば苦労はないですよ

確かに難しいかもしれません。どうしたらよいと思いますか?

それは、〝現実味〟を帯立たせることだと思います。

「現実味?」

はい。リアリティー溢れるシチュエーションは、あなたが普段から人間観察をして、〝なるほど〟と思えるような出来事をキャッチできているかにかかっていると思います。

これからは、あなたが、心が刺さる出来事を、身に焼き付けるようにすればよいだけです。

ストーリーを作る意欲というのは、何か、とんでもない特殊能力を出す必要はなく、ただ単に、外界で、何かしらの刺激を受けた際、

「逆に言えばこうじゃね?」「そもそもこうじゃね?」のような捉え方のユニークさ。

あるいは、重要な〝気づき〟や〝ヒント〟があってこそ、自然にアウトプットの力が湧いてくるものではないでしょうか?

ただし、気づきやヒントは、素材ですし、一部分に過ぎません。単なる題目です。

つまり、ぶつ切り状態なので、それを作家として、どんな形で表現するかが大切ですよね。

つまり、〝誰が〜どうなる〟という前後関係を見栄え良く彩らせるのです。

例えたなら、キレイな色画用紙に包み、パッケージ化して、読者に送り届けるような感じで。

たとえ作り話でも、人情味があり、ほほえましさ、切なさ、人として大切な物事、あらゆる感情を動かすドラマがあれば、読者は、その面白さを味わい付加価値を受け取ってくれると思います。

どうぞ、帰り道で人とすれ違う時に、何気ない会話に耳を傾けてみてください。そして、その面白さを発見し、人の感情の動きや動作を隈なく観察してみてくださいね。

あなたの作品にそんな暖かみと命が宿りますように。