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相克(ストラッグル)って何?感動は「人間のもがき・あらがい」から生まれる!

2025年5月17日

今回は、初心者向けストーリー作りのコツとして、創作の土台になる大事な考え方「相克(ストラッグル)」についてお話ししますね。

え? 相克(そうこく)ってちょっと難しそう?
そうなんですけどね、大丈夫ですよ。創作をもっと楽しく、もっと深くできるヒントになるので、気軽に読んでみてくださいね。

ストーリーとドラマはどう違うの?

「ストーリー」と聞くと、起承転結とかプロット展開を思い浮かべる方が多いと思います。
実際、それが物語の「筋」なんです。出来事が起こる流れですね。

小説を書くためのストーリー構成ガイドでは、よく「序破急」とか「三幕構成」といった技術が紹介されてますよね。
でもですね、それだけでは読者や視聴者の心に残る作品にはなりにくいんです。

なぜかというと、「人はストーリーに感動するのではなく、人物に感動するから」なんですよ。

関連記事:ストーリーとドラマのちがい

【解説】「ストーリー」と「ドラマ」って、実はぜんぜん違う役割を持ってるんです!ストーリーは“何が起きたか”、ドラマは“どう感じたか”!この二つをバラバラにしてたら、せっかくの物語が台無しに⋯!感情と展開が二人三脚で進んでこそ、読者の心をギュッとつかめるんですよ!気になったらCHECK!


ドラマの本質、それが「相克(ストラッグル)」

じゃあ「ドラマ」って何かというと、人物が「何か」とぶつかることなんです。
このぶつかりあい、つまり葛藤や対立が「相克(ストラッグル)」と呼ばれるものですね。

  • 自分の願望と現実のギャップ
  • 他人とのぶつかり合い
  • 正しいと信じることと、感情のジレンマ

このような「内部または外部との戦い」を通じて、人間というキャラクターが生き生きと描かれるわけなんです。

「キャラクター設定の重要性と方法」を語るなら、このストラッグル抜きには語れないんですよ。

具体例で見る「相克」

例『鬼滅の刃』の炭治郎

ストーリーとしては「鬼と戦う」という筋ですが、ボクたちが感情移入しているのは、
「鬼は倒すべき存在なのに、妹は鬼になってしまった」という相克なんですよ。

  • 倒すべきか、守るべきか。
  • 憎しみをぶつけるのか、慈しむのか。

この葛藤が炭治郎というキャラを立体的にして、読者の心を掴んでいるんですね。

例『進撃の巨人』のエレン

自由を求めて戦うエレンですが、次第に「その自由のために他人を犠牲にしていいのか?」という問いにぶつかります。

この重たい相克が物語をグッと深くして、「単なる戦闘もの」では終わらない壮大なドラマにしています。

「相克」の作り方をステップで学ぼう

これから「漫画のストーリーを考えるためのヒント」や脚本家志望のための創作テクニックを探している方にもぴったりな、簡単なステップをご紹介しますね。

【STEP1】キャラの「欲望」を明確にする

まずは「このキャラ、何を一番望んでるの?」という根っこの部分を決めましょう。

  • 認められたい
  • 誰かに必要とされたい
  • 自由になりたい

ここがブレると、相克もうまく描けなくなりますよ。

【STEP2】その欲望を阻む「壁」を設定する

キャラの願いをそのまま叶えてしまうと、話はすぐに終わってしまいます。
だからこそ、「でもね…」という障害が必要なんです。

  • トラウマ
  • 社会的なルール
  • 他人の意見や大切な人とのすれ違い

こういった「壁」があるからこそ、読者は「がんばれ…!」と感情移入してくれるんです。

【STEP3】その間で葛藤する姿を描く

葛藤、つまりストラッグルこそがドラマの心臓部分なんですよ。

たとえば、「夢を追いたいけど、家族を養わなきゃいけない」とか、「大切な人を救いたいけど、自分も傷つきたくない」とか。
そういった迷いの中で、もがきあらがう姿が、観る人・読む人の心を動かすんですね。

まとめ

もう一度だけ繰り返しますね。「感動」はストーリーではなく、相克(ストラッグル)から生まれます。そう!人はストーリーに感動するのではなく、人物の葛藤に感動するんです。

・ストーリーは筋であり、出来事の流れ。
・でもドラマとは、ストラッグルを通じて人間を描くためのもの。

初心者向けストーリー作りのコツや小説を書くためのストーリー構成ガイドを探している方には、まずこの違いをしっかり意識してもらいたいなぁと思います。

あなたのキャラクターが何と闘っているのか。そのストラッグルを深く描けば描くほど、作品の魅力は何倍にもなりますよ!

あなたの創作を応援してます!