愛ってなんだろう?ボクなりのセクシャリティ論
2021年3月7日
セクシャリティ(性のあり方)という問題についてボクの持論をお話させていだきます。
日本のBL(少年愛)作品は、1970年代に萩尾望都と竹宮惠子からはじまったとされています。
性のあり方に関してのボク個人の考え方としては〝愛〟というのは、まず、色々あるんだなぁ、ということを意識するだけでよいと思います。
ゲイさんやレズさんを見ても、ひとつの愛のカタチなんだと思うし、そういう生き方があると思うだけでよいと思います。
堂々と男同士で腕組んで歩いている姿をみて、ボクは「あ、同性愛なんだな」と思うだけです。
しかし、初音ミクと結婚したとか、AIりんなと恋愛中とか、そういうのは愛じゃない!と否定はしませんが、人として生きる(生命活動をする)観点では疑問を覚えます。
だって子孫は残せませんよね?人としての成長は止まってしまうと思うのです。
人を育てる喜びは、子育てだけではなく、仕事を教えて後輩の心を育てたりすることも含みます。その分苦労も多いですが、多くの人と交わることで人生という物語が豊かになるかと思います。
だからといってその人の人格を否定したりするわけではございません。ちょっと耳の痛い話かもしれませんが、
人は結婚して家庭を持つべきだという社会通念に無理に迎合することに嫌悪感を抱いており、あまり向き合いたくなくて死ぬほど辛いのであれば、逃げることもごまかすことも一つの道だと思います。
しかし、人生を豊かにするためには、自分で道を切り開くしかありません。
先程の例をとりあげれば、型破りなことをやろうとしているわけですから、バッシングを受ける覚悟が必要です。
特にまず親が心配しますし、未来に持続していかない意味では、互いが寂しくなり、家族関係も冷めてしまうのではないでしょうか。身近な友人だってドン引きするのも当然で、それを差別するな!というのはおかしな話です。
差別ではなく区別です。気持ち悪い!と思う人は多数を占めるでしょう。
性的指向が異なる人が圧倒的に多いわけですからしかたがありません。
同性愛についてのお話に戻りますが、国連サミットで採択されたSDGsが掲げる17の目標の内、ジェンダー平等という項目がありますが、日本では同性愛に対する理解が進んでいないと言われています。
ボクが思うに、理解が進んでいないと言うより、共感ができないので黙認しているだけだと思います。
みなどう受け止めてよいのかわからないし、どんなアクションをすればわからないと思うのです。ボクが学生時代のころ、男が好きな男性と初めて会話したことがありました。
なぜ男が男を求愛するのかわからないし、その感覚がわかりません。応援すべきなのかさえ戸惑うものです。
男性だからこうあるべき、女性だからこうあるべき…という概念がジェンダーといいますが、ボクは、同性愛者の方々が、男同士で暮らす生き方を選ぶことは自由だと思っています。彼らがそうしたいならそうすればいいし反対なんかしません。(反対してどうするの?)
その代わり、身内を説得させるという難題も越えないといけませんし、愛や自由には責任がかかるので、誰かのせいにしたり被害者になって煽ってはいけないと思うんですよ。
極端に言えば、家族から認めてもらえないかもしれないし、友人からも縁を切られる覚悟だっていります。誰にも相談できません。
もちろん、例外はつきもので、本当にどうしようもなくて困ったら国の機関に相談して、法で守ってもらうことも必要でしょう。
個人的な話ですが、ボクも多動性障害を持っています。仕事をミスして、リストラされフリーになった時期もありますが、やっぱり目の前の課題と向き合って生きていかなきゃいけませんし、道が絶望的に険しく、崖っぷちレベルの苦しみがあります。
自分の人生は自分で切り開くには、勇気がいりますしその辛さは半端ありません。
とりわけ同性愛に関しては、おそらくマジョリティー(多数派)は、差別してやる、いじめてやるなんて思っていないですし、性的指向が合わないから違和感が覚えてしまうだけだと思うんですよ。
また、社会体制が変わるのも、文化が広まるのも人々が彼らを受け入れるにも、きっと時間はかかると思います。
当事者ではないので一概には言えませんが、ある一部の人権運動家が社会に責任をとらせよう!という見方や政府批判は筋違いで、本人同士がそれ相応の摩擦に耐えられずに困っているだけだと思います。
そういった人の弱みを利用して、自分の主張を振りかざすのは控えなければいけないと思います。
同性と結婚する道を選ぶことで幸せになる、と本人が感じるのであれば、周りの人は、それはそれで認めてあげるべきでしょうが、夫婦別姓式が根強く、保守的で和合を主とする日本文化では受け止めることに時間がかかってしまうのでしょう。
こういった同性愛に対する差別や偏見の問題もこれからは徐々に減っていくというのがボクの見解です。
かつて1960年代後半からはじまった女性解放運動(ウーマンリブ)は女性が国会議員になるというのは当時タブー視されていましたし、いろんな議論が及んでたことを思えば。
世の中をマクロの視点でみれば残酷なことばかりですよね。異性愛者だって考えようによっては、子育てや借金、自殺や事故や病気や学資などリスクを背負うことになります。
恋愛も結婚しないと決めて、自由に生きようといる人でさえ、色々な不安を抱えて摩擦を乗り越えていく必要があります。自分が選んだ人生なのだから、誰にも文句は言えません。もちろん恋愛にも自己責任が伴いますから覚悟が必要だということ。
そう考えれば、すべてはフェアじゃないかなと思うわけで。
ボクが申し上げたいことは、自分と向き合うことはとてもつらいことですが、ありのままの自分を受け止めて納得して、楽しく開拓して生きることだと思います。
聞き苦しく思ったらすみません。もし何かピンとくるものがあれば(ないか・・・)
作品の題材の欠片レベルにも満たないとりとめないお話でしたが、最後までボクの持論をお読みいただきありがとうございました。
あなたの創作ライフを応援しています。
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