ストーリーとサブキャラの紐付け

いつも創作お疲れ様です。
主人公の最終目的(ゴール)には、本編ストーリー(幹)があり、主人公をゴールに導くために存在するサブキャラのサブストーリー(枝)があります。
この幹と枝を、違和感なく一つに結びつけないとストーリーが成り立ちません。
例えば
王女が怪獣モンスターに連れさられて、マグマの海の孤島に連れて行かれました。主人公が助けにいきモンスターをやっつけて王女を救い出すという本編ストーリーがあるとします。
そこに、主人公を支えるサブキャラ、空を飛べないひねくれたドラゴンを登場させたとします。
でも、ドラゴンが、本編ストーリー(幹)と関連していないとどうなるか?
ドラゴンの存在自体が無意味になります。
どういうことかと言うと、
主人公が最終的に怪獣モンスターを倒し、王女を救うという最終目的(ゴール)があります。
それを導くために存在しているはずのドラゴンキャラが、どこか遠い国へ住んで、主人公に「ありがとう」とお礼を言って、主人公も「よかったね」と言って、めでたしめでたしだとします。
・・・・どうでしょうか?
このドラゴンはいったい何のために存在していたのか?ということになります。
そうです。主人公の使命を果たすための存在理由がさっぱりですよね?
王女を救う目的を背負っている主人公を支えるどころか、ドラゴンにひっぱられていないでしょうか?
では、物語の幹(メインストーリー)に物語の枝(サブストーリー)に連結させるために、あなたは、どのように考えますか?
ラスボスの怪獣モンスターの城は、マグマの海の孤島(舞台設定・世界観)にあります。
空を飛べるドラゴンが味方になってもらえれば、主人公は危険な海を渡るための有益な足がかりになるはずです。
となれば、
主人公とドラゴンが〝仲間になる〟ためのサブストーリーが必要ですよね。
このサブストーリーが、メインのストーリーと関連を持たせて、しっかり紐づけされていることになります。
もう、おわかりですよね?
つまり、物語の幹と枝が一つに連結されました。
ここからが、あなたの創造パワーの出番です。
例えば、
ドラゴンは、もともと自由に空が飛べましたが、昔、女魔法使いをからかったために飛べないようにされて、性格も歪んでしまった。
そこで、主人公は、ドラゴンの魔法を解くために、魔法使いに会って交渉しに行きます。
ところが、女の魔法使いが主人公の優しさに惚れてしまい「わたしと結婚するならドラゴンの魔法を解く」と取引を持ちかけます。
このように、女魔女という新しいサブキャラも、本編に絡ませていきます。
このとき、意識してほしいのが、
第一使命→王女を救うこと
第二使命→ドラゴンの魔法を解くこと
第三使命→魔法使いと結婚
サブキャラの増やし方でもご紹介しましたように、仲間だけど主人公の目的と反することをして困らせるんです。
困らせることで、ストーリーに起伏やドラマ曲線ができます。
関連記事:物語はドラマ曲線を描く
読者は「この話、最後どうなるの?」と、結末に興味を持ってくれるんですよ。
どんどんストーリーに引き込まれていくんです。
お分かりでしょうか?
いま一度、キャラの存在についてチェックしてみてくださいね。
関連記事:メインストーリーとサブストーリー
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