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ストーリーの紐付け

2019年8月30日

(1)ストーリーの連結

主人公の最終目的で本編ストーリー(幹)があり、主人公をゴールに導くために存在するサブキャラのサブストーリー(枝)があります。

この幹と枝を一つに結びつけないとストーリーが成り立ちません。

例えば、王女が怪獣モンスターに連れさられて、マグマの海の孤島に連れて行かれました。主人公(王子)が助けにいきモンスターをやっつけて王女を救い出すという本編ストーリーがあるとします。

そこに、王子を支えるサブキャラ、ドラゴンを登場させたとします。

でも、ドラゴンが、本編ストーリー(幹)が関連していないとどうなるか?

ドラゴン自体に意味がなくなります。

どういうことかと言うと、

王子が最終的に怪獣モンスターを倒し、王女を救うという最終目的(ゴール)があります。

それを導くために存在しているはずのドラゴンキャラが、どこか遠い国へ住んで、主人公に「ありがとう」とお礼を言って、主人公も「よかったね」と言って、めでたしめでたしとします。

すると、どうでしょうか?

このドラゴンはいったい何のために存在していたのか?ということになります。

存在理由がさっぱりですよね?
王女を救う目的を背負っている主人公を支えるどころか足ひっぱっていませんか?

さて、サブストーリーをメインストーリーに連結させるために、あなたは、どのようにすればよいと思いますか?

ラスボスの怪獣モンスターの城は、マグマの海の孤島にあります。
ドラゴンが仲間(味方)になってもらえれば、主人公は危険な海を渡るための有益な足がかりになるはずです。

となれば、

主人公とドラゴンが〝仲間になる〟ためのサブストーリーができます。

このサブストーリーが、メインのストーリーと関連を持たせて、紐づけされていることになります。

もう、おわかりですよね?

幹と枝が一つに連結されました。

ここからが、はじめにで紹介しました創造パワーの出番です。

ドラゴンは実はもともと人間で、昔、女魔法使いにドラゴンにされてしまった。人間の姿に戻りたがっているとします。

そこで、主人公は、ドラゴンの魔法を解くために、魔法使いに会って交渉しに行きます。

ところが、女の魔法使いが主人公の優しさに惚れてしまい「わたしと結婚するならドラゴンの魔法を解く」と取引されます。

主人公は、王女を助けるためにはやむを得ないと思い、女魔法使いの条件を飲んでしまいます。

ところが、女魔法使いが主人公の目的を知って嫉妬します。

このように、女魔女という新しいサブキャラも、本編に絡ませていきます。

サブキャラの増やし方でもご紹介しましたように、仲間だけど主人公の目的と反することをして困らせるんです。

困らせることで、ストーリーに起伏ができます。

読者は「この話、最後どうなるの?」と、結末に興味を持ってくれるんですよ。

どんどんストーリーに引き込まれていくんです。

お分かりでしょうか?

ストーリーを紐付けさせる意味

それは、キャラの存在目的をメインストーリーに絡ませるということなのです。

いま一度、キャラの存在についてチェックしてみてくださいね。