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ストーリーを区切る

2019年9月1日

物語の各章と各章、各章と節、節から各章が、ぶつ切れにならないように気をつけないと読者がついてこれなくなるので、注意しましょう。

2つのストーリーパートの中間にある接合部分ですが、

うまく区切らないと、読者が迷ってしまうんですよ。

読者に易しく、わかりやすく、伝えやすくするためです。

普段の会話の流れの中でも、よくあることなんです。

例えば、
あなたが話し手になった場合、聞き手の前で、ペラペラ話しています。

聞く人「え?それいつから話が変わったの?」
あなた「あ、だから・・・これこれ、こうこう・・・」
聞く人「あれ?それって、今、何の話?」
あなた「あ、ごめん!ちがうちがう!」
聞く人「あれ?今の話は、続きの話?」

心あたりはないでしょうか?

会話に限らず、あなたの作中にも潜んでいるかもしれません。

要するに、常に、話し手は、相手がどこまで理解をしているのか?意識しましょう。

実は「それくらいわかるだろう」とひとりよがりな思い込みをすることがあります。しかし、作者サイドではなかなか気づけません。

ですから、区切りの部分に注意を傾けましょう。

(1)場面シーンの区切り

読者と作者との認識のすれ違いは、〝場面切り替え〟でよく起こっているんですよ。

つまり、シーンとシーンのつなぎ目です。

・夕方のシーンから、回想シーンへ
・ある場所のシーンから朝のシーンへ

例えば、

・ある場所のシーンから朝のシーンへ

ストーリー分割で言うところの、セクション(シーン)の場面変換の箇所で、読者から誤解を引き起しやすいんです。

「ん?」「あれ?」って、読者がなりやすい落とし穴なので要チェックです。

例えば、
朝→夜 は自然の流れでわかりやすいです。

しかし、
夜→昼 の場合、1日経過した後なら、読者がつっかかりそうです。

読者からしてみれば、昼ではなくて回想シーンだと勘違いするかも?と予測できなければなりません。

具体的には、
夜から昼に変わる間に、「1日経ちましたよー」というシーンを入れて読者に教えるんです。

これが、区切りポイントです。

これまた、例え話ですが、

筋肉ムキムキのワンダーボーイが登場するシーンがあるとします。

あなたは読者さんに、ワンダーボーイキャラを興味を引かせるため、師匠から秘伝の必殺技(能力)を伝授したエピソードを紹介し、読者にインパクトを与える事に成功したとします。

次のシーンで、〝敵を倒して男の子を救出〟する活躍場面を描こうとしています。

はい。スタート!

ワンダーボーイの紹介シーンが終わり、救助される男の子が登場しました。

はい!ストップ・・・・・

読者は、ワンダーボーイの余韻を残していますよね?

だとすれば、もっとワンダーボーイを知りたがっているかもしれませんので、

「この男の子はワンダーボーイの幼少期かな?」と誤って理解しないでしょうか?

可能性としてはなきにしもあらずですよね?

もし、幼少期と誤解したら「ん?」って読者がつっかかります。

ですから、

「この紹介場面は終わりました。次の場面にシフトしますよー!」と、読者に知らせてあげるのは、作家としての技量になってくるんですよ。

具体的な改善策としては、

・ワンダーボーイが「おい。小僧」と男の子に話しかける
・救助される男の子ではなく、女の子にして見分けやすくする
・ワンダーボーイの紹介の後に、敵を登場させ男の子を狙らわせる

などです。

つまり、場面変換で、読者の誤解しないように関連性を区切るんです。
細かいかもしれませんが、このような読者に対する気配りができるようになると、あなたの作品のクオリティーが格段に高めることはできると思います。

だって、読者にわかりやすく伝えやすくしているからですよ。

もちろんインパクトや面白さも大切ですが、読者に余計なイメージをさせていないかを念入りにチェックして、特に場面変換の時、少しでも意識してみてくださいね。

あなたの創作ライフを応援しています。

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