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スランプを一週間で脱出する方法

2020年10月19日

これは、ボクが長年をかけて開発したメソッドですので、是非、試しに実践していただけたら嬉しいです。

何を描き直しても、「納得がいかない」「調子がでない」「元気がない」「イキイキと描けない」など、燃え尽き症候群や、さっぱり無気力というのは、努力に疲れたことなんです。

かたやスランプは成長の前触れとも呼ばれることもありますから是非、リラックスしてお読みになってください。

まずは、いつもの調子でスランプの正体から暴きますね。笑

創作中の作家さんを例えていうなら、
両腕(右腕と左腕)だけを使ってロック・クライミングで絶壁を登っているようなものです。

今、あなたが「スランプだな」と感じたら、右脳と左脳による休憩の要求サインです。

・右脳(心)気持ちや感情
・左脳(体)体調

この両輪がどちらも低い時は、両手が塞がれて全身がダラーンと垂れ下がっている状態です。

まさにオーバーフローを起こして腕があがりません。

「あれ?何で?」「調子悪ぃぞ?」とあなたは、自覚がないために不思議がっているんです。

これがスランプの実態で、シビアな言い方かもしれませんが、そこがあなたの限界地点(現段階での話)であり、スーパーヒーローではなく生身の人間ということになります。

「あれ?調子がでない!やばい!」とハマりだしたら、「私はスーパーヒーローじゃない!」と認識することが、スランプ脱出方法の最初のステップです。

そのまま認識ができずにいると余計に息詰まります。「自分の力は、ここまでなのか・・・」と敗北感にうなだれないでください。

あなたは負けてはいません。負けるはずがないでしょう!なぜなら誰よりも戦い続けてきたからこそ今スランプが起きているんですよ。あなたは強いからこそスランプになったのです!レベルUPしたからです!

しかし「まだまだやれるのに!」「体力もあるし!いけるのにどうして!!!」と感じやすく、大抵は現状を正しく認識できなくて戦いを継続させてしまいます。

更なる無理をすれば身も心も壊れやすくなりそれが慢性化します。ひどい場合、創作することをやめてしまうかもしれません。

関連記事:良いアイデアと強い創作メンタルを生むための土台は肉体(ボディ)

スランプから脱出する方法は、左腕か右腕をどちらかを離して、上に登るために片腕を休めないといけません。

では、右脳(心)か左脳(体)かどちらを先に手放すか?

答えは、左脳(体)の方が先です。

なぜかと言うと、体調が悪いと何もできないからです。最低、手を動かす体が必要じゃないですか。

ただ、全身の体重+左腕が、右腕(心)にのしかかります。ひょっとしたら、右腕もダメになり(心が折れて)手を離して下に落下してしまうような恐怖や焦りを覚えるかもしれないけど心配はいりません。

つっぱっている右腕(心)は、想像上の焦りや不安だからです。

まったくもって、ないんですよ。ホログラフ(残像)なんです。

「これがなくなったら終わりだ!」「すべて終わりだ!」と脳が叫んでいますがスルーすべきです。それは過大解釈であり、あなたが映し出したホログラフです。

心に栄養が足りていないんです。気持ちの飢餓状態から脱するには、オキシトシン(幸せホルモン)を分泌させます。

サプリメントじゃないですよ。笑

恋人や配偶者がいれば、体にスキンシップしてもらうとよいでしょう。ペットがいれば、抱っこしているだけでも十分です。

親でも兄弟でも、身近な人でも構いません。「ちょっと背中さすってくれない?」と頼みましょう。

あなたが誰かに触られることによって、存在感(自己肯定感)を保つ働きがあります。

もし誰かに頼むことが恥ずかしいようでしたら、「今、創作を進めたいんだけど、スランプだから立ち直るための療法なんだよね」とか、「肩がこっているんだよねー」と周囲の人に認知させ依頼をしておくのも手です。

スキンシップをされると心が下に落ちない、または落ちる感覚が緩和する効果があります。

他者に助けを求めるというより、壁に右手を縄で巻きつけるイメージです。

あなたが理詰めで完璧に計画したものは、一旦は白紙にする勇気を持つことです。

「思い通りに行かない」「うまくいかない」という怒りや憎しみの感情が、猛攻撃(自責の念)をストップさせているためです。

関連記事:創作の敵〝イライラ〟を弱体化させる10個のコツ

恐れ、焦りをなくさせた上で、休養と栄養を取りましょう。焦りや不安のまま休養と栄養を摂っても益々不安になるだけだと思います。

布団に入っても目を固く閉じて、体がダンゴ虫のように丸くなって、息を止めて寝ているようなものです。

ですから、目が覚めた時、体がバッキバキで体に十分に酸素が行き渡っていません。心が休まらないのなら寝ないほうがまだマシかもです。

誰かに触ってもらったり、さすってもらったり、スキンシップしてもらうと、脳からオキシトシン分泌されて、安心感が得られます。

安心したら〝負け〟ではなくて、勝つために安心するんですよ。

RPGでも〝戦う〟〝逃げる〟というコマンドがありますよね。〝逃げる〟も戦うことと同じです。

補給戦が絶たれたり、援護が滞る軍隊は負けます。ですから勝機を待つ!という名誉ある撤退行動であり、適応完璧主義と言えるでしょう。

関連記事:良い完璧主義と悪い完璧主義

脳内に攻撃性を分泌するアドレナリンと、緊張感や痛みを増幅させるノルアドレナリンは、過度な期待と不安を煽らせ、思考は「自分には何もない!」「何もできていない!」「だから戦え!」と激しく司令を出し続けています。

はい。それはすべて恐れと不安の感情が生み出すホログラムです。

その司令塔は、大変なタスクを実行してさせていることで満足しており、下手をすればあなた自身が満足している可能性があります。それがストップしたら満足できなくなります。だから猛烈に「休むな!もうひといきがんばれ!」と追い立ててくるんですよ。

しかし、ストイックな人ほど過去の失敗データから引っ張り上げて、しつこく糸をひかせ、何かしなきゃ!早くしなきゃ!という焦りの感情が沸き起こります。

そんな感情に振り回されていることを客観視することが大切です。

それが掴めるまで一時は他者の手を借りるのです。体に触れられてオキシトシン(幸せホルモン)を分泌させてください。

今、自分の状況がどのようになっているのか、ゆっくりご観察ください。スランプは今後の創作のパフォーマンスをアップさせるためのジャンプ台です。

警告を発しているのに「ここで突破口を開く!」「特攻しかない!」と勢いと投げやり根性で作業を続けたら、必ず大きなシワ寄せがきます。

それ以上頑張ろうとしても、良いアイデアも作業の調子も出ないことは自明の理だと思います。

心を落ち着かせることができれば、すでに50%以上はスランプ脱出したと言えます。

この段階までくれば、あとは体を休めるのみ。

好きなものを食べたり、好きなときに寝て起きたり誰かとコミュニケーションして笑ったり、心のゆとりをもたせる緩いライフスタイルを保ってください。3日間は心と体を休ませリラックスさせる。

安心して休むことに慣れることです。

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風邪を引いたと思って体を休めてください。それえもなるべく3日以内です。3日以上続くようなら4日以内に。

パンパンに張っていた左腕(体)が温存・補充され修復されていきます。4日〜5日ほど経過すると、体力が回復して心に余裕ができます。良いアイデアも浮かびやすくなるでしょう。

今度は、左腕(脳・体)で右腕(心)を支えて持ち返して切り替えます。

体にガソリンを入れますが、まだエンジンはかけません。

まず、心を前向きにする作業があります。

この時に注意です!あなたの目標や理想的なビジョンを思い返した時、嫌な気分になったら、まだ心が不安定なのでオキシトシンを出すために、誰かにスキンシップをしてもらったり、自己肯定感をもつための作業を続けてください。

自己肯定感が高い作家さんは、建設的な努力をして前進することができます。スランプになっても立て直しが可能で、持続可能な努力(酷使しすぎると体を壊しますが)と創作の楽しさによって充実感を手に入れていくでしょう。

しかし、

自己肯定感が低い作家さんの場合、努力を無意味に感じてしまうものです。仮に努力しても身も心も疲弊しながら前に進みます。

それを自覚していない場合がよくあるので、しっかり自己観察をしてくださいね。

ボクはそのねじれ状態を否定的自己認識と呼んでいます。

ねじれたまま「自分はできるんだ!」と大きな声で叫んでも逆効果になります。しっかり、型がハマっていないので、やればやるほど苦しくなります。

ですから、3日〜4日かけて体を休めた後の話ですが、もし、あなたに否定的自己認識の疑いがなるなーと思ったら、もう3日~4日間かけて、必ず、次の3つステップを実行してみてください。

(1)まずは自分がダメだと思っていることを、一人称で文字で書き出す。
・私は満足できる作品が描けない
・私の作品には魅力がない、
・私の作品はつまらない。面白くない。
・私の作品は頑張っても失敗する。
・私はみんなに好評価されない。

メモに書き出して見ることで、否定の思いを言語化させてダメ押ししている自分に気がつく段階です。デジタルでテキスト入力よりも、めんどくさくても紙に書き出した方が脳に深くインプットされます。

関連記事:ダメ押しとダメ出しの違い

自分がダメダメであることを、文字に書き出したものに、現在進行形でつけくわえる。
・私は満足できる作品が描けない、と今は思っている
・私の作品には魅力がない、と今は感じている
・私の作品はつまらない。面白くない、と今は思っている
・私の作品は頑張っても失敗する、と今は思っている
・私はみんなに好評価されない、と今は感じている

心の中にいろいろな制限をはずしていくステップです。~と今は思うというのは、自分の現在と未来を俯瞰して観察をトレーニングする段階です。

(3)その制限を緩和させ、新しい希望を見出す「◯◯してもよい」と書く
・私は満足できる作品が描けてもよい。
・私の作品には魅力があってもよい。
・私の作品は面白くてもよい。
・私の作品は頑張って成功してもよい。
・私はみんなに高評価されてもよい。

肯定する言葉を自分に投げかける段階です。気分が悪くても、無気力でもまずは筆記開示することに意義があります。

書いて、気持ちを可視化することで反強制的に肯定する感覚を身につけます。

これはエクスプレッシブ・ライティングという心理療法で毎日10分~20分。それを最低でも4日以上続けてみると、その効果は現れてくるでしょう。

ただし、注意点としては、過去や今の状況ばかり記しまくると愚痴ぽくなって、嫌な記憶と同時に怒りや憎しみの感情が湧いてきます。

 湯川慎太郎白鷗大学教授の感情心理学の実験によれば「長期的には、書くことで自己理解が深まり、自分の怒りの源泉に気づいたり、行動や思考に変化が生まれたりすることで、怒りがそもそも生じにくくなる効果もあると考えられます。注意したいのは、怒りよりも悲しみや抑うつが強い場合には、自身をみつめることで状態が悪くなる点です。このような場合おすすめしません」

と述べています。

特に自分の感情がいまいち掴むことが困難な失感情症(アレキシサイミア)の疑いがあれば、逆効果になるのでやめておきましょう。

できるだけ未来に対する不安や心配ごとを書くようにしてください。

手軽さと即効性は低いですが、スランプを脱出しやすい方法の一つです。

ボクは、早くてだいたい一週間、遅くて10日間くらいで、脱スランプができるようになりました。

というよりも、スランプがスランプとして感じなくなりました。

スランプとは作家にとっての大敵!回避不能な恐るべきトラップ!とネガティブに捉えず、創作パフォーマンスを整えるために利用してやる!と、それくらいの気概で取り組んでみてください。

ボクが一言表現するに「スランプが怖くて創作なんてやってられっか!!」です。笑

もちろん、個人差はございますのでご了承くださいませ。また、スランプになった時のために、この記事をブックマークして、再度読み返してくださいね。

本日も長々とお付き合いただきありがとうございます。

あなたの創作を応援しています。

関連記事:スランプ時の過ごし方

ちなみにスランプ時に過ごす環境についてですが、あなたの机の電気スタンドは何色でしょうか?

参考として、電球色(白熱電球のような温かみのある色)が心は安らぎますよ。

昼光色(青系の爽やかさを感じさせる色)や、昼白色は集中したり職場や事務所などにマッチした色になりますので、スランプ中は電球色につけかえるとベストです。

電球色はオレンジ色に近い色でろうそくの火日の出の光日の入りの光のような自然色になので、目にも優しくほっとしますよ。

電球色がよく使われるスペースは、リラックスできる喫茶店、食材が美味しそうに見える場所が多いです。

あなたがリラックスできる環境や雰囲気を工夫して変えてみることも効果ありです。