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ストーリーとドラマのちがい

2025年5月2日

創作の世界でよく聞くワード、「ストーリー」と「ドラマ」。
なんだか似ているようで、いまいち違いがわからないまま使ってる人、意外と多いんじゃないでしょうか?

ボクも最初は、「物語って全部ひっくるめてストーリーじゃないの?」って思ってたんですよ。(コンビニのおにぎりが全部「ツナマヨ」に見えてた頃と似てる)

でもですね、じつはこの二つ、物語をつくるうえでぜんぜん違う役割をしてるんです。
ここをちゃんと理解しておかないと、「展開はあったのに心が動かない⋯」とか「感情はあったけど、結局何が起きたんだっけ?」なんてことになっちゃうんですよ。

というわけで今回は、「ストーリー」と「ドラマ」の違いと、どうやって物語の中にうまく組み込むかを、わかりやすく紹介しますね。

ストーリーとは「出来事の流れ」のこと

まず、「ストーリー」って何かというと、出来事や筋書きのことなんです。
ざっくり言えば、「何が起こったか」を語る部分

例えば、

  • 主人公が旅に出る
  • 敵に襲われる
  • 仲間ができる
  • 最後に宝を見つけて帰ってくる

こういうのがストーリーの骨格ですね。

いわゆる「三幕構成」とか「起承転結」なんかも、このストーリーの流れを設計するためのフレームワークなんですよ。

「話が進んでるかどうか」ってのは、このストーリーを見ればわかるわけですね。

(逆に、ずっと部屋で内省してるだけの話を読みながら「この小説、いつ始まるんや⋯」って思ったことある人、きっといるはず)

ドラマとは「心の動き」のこと

さてお次は「ドラマ」ですが、これは出来事じゃなくて、登場人物たちの「感情のうねり」や「内面的な葛藤」を指すんです。

要するに、「どうしてその行動を取るのか?」「何を悩んでいるのか?」という、心の揺れ動きですね。

例えば、

  • 親に反対されながらも夢を追いたい少年の葛藤
  • 嘘をついたことをずっと後悔してるヒロイン
  • 過去のトラウマで人を信じられない刑事

こんな風に、「何をするか」じゃなくて「なぜそうするか」に焦点が当たってるのがドラマなんですよ。

ドラマがないストーリーは、「中身のないアクション映画」みたいになることがあるんです。(ドッカーン!バキューン!で終わるやつですね。カロリー高いけど栄養ゼロ)

同じ出来事でも、「ドラマ」で深さが変わる!

ここで、ストーリーとドラマの違いがよりハッキリする例を出してみますね。

● ストーリー:「娘が家を出て、海外留学する」
● ドラマ:「母は寂しい気持ちを隠して送り出すけど、実はずっと反対だった」

これ、出来事としては同じですよね?
でも、感情の背景を描くだけで、ぐっと読み手の印象が変わるんですよ。

「なんかリアルだな」「わかるなあ、そういうの」って思えるのは、このドラマの部分なんです。

(娘の前では笑ってるけど、台所でひとり泣いてるお母さん⋯って、想像するだけで泣けるやつ)
そこに「誰がどう感じていたか」が加わると、物語に厚みが出てくるんです。

ざっくり比較してみましょう

項 目ストーリードラマ
中心出来事心情や葛藤
構造時系列・プロット感情の起伏
必要要素誰が何をどうしたなぜそうする?どう感じる?
冒険の旅勇気と恐怖の間で揺れる心

ドラマを書くと、物語は“深く”なる

じゃあ「ドラマって本当に必要なの?」って言われたら、ボクはこう言います。

絶対必要です!

行動だけじゃ、人の心は動かないんですよ。
キャラが「なぜそうしたか?」を描くことで、読者はそのキャラに感情移入しやすくなるんです。

例えば、

  • 「好きな子に告白する」だけのストーリーよりも、
  • 「失恋のトラウマがあって一度は逃げたけど、最後は勇気を振り絞って告白する」ドラマの方が、ドキドキしますよね。

もうおわかりですよね?(読者側も「がんばれっ!あと一歩やぞっ!」って応援モードに入るやつ)

ただしドラマに寄りすぎると危険もあります

これ、すごくあるあるなんですが、「ドラマばっかりで話が進まない」ってこともよくあるんですよ。

● 回想シーンばっかりで、現在が全然動かない
● 感情の描写だけで、キャラが全然行動してない
● 会話が長すぎて、「それでどうなったんだよ!」ってなる

こうなると、読者はモヤモヤしてページを閉じちゃうかもしれないんです。(まるで「前菜だけでフルコースが終わった」感)

ベストなのは「ストーリーの中にドラマがある」こと!

ここが今回のいちばん大事なポイントです。

「動きながら悩む」
「戦いながら葛藤する」

これが、読者の心をつかむ“最強の物語”の形なんです。

例えば、

  • 主人公が敵と戦いながら、かつての仲間への後悔と向き合うという状況。彼の内面的な葛藤や成長を体現させる。
  • 家出した娘と、それを追いかける母が、車中でケンカしながらも少しずつ和解していく過程を描く。お互いの気持ちや過去の思い出に触れる瞬間が描かれている。
  • 最終決戦で、憎しみの対象を「本当に倒していいのか」という葛藤に苦しみ、内面的な葛藤と向き合いながら、自分の信念や価値観を再確認する。

こんな風に、「ストーリーの進行」と「ドラマ」が同時に起きてると、物語にぐいぐい引き込まれるんですよ。

(いわば、感情と展開が二人三脚してる感じ。たまに転んでてもそれがまたそれも良し)

まとめ!

ストーリーは物語の骨組み
ドラマは登場人物の心の動き
どちらか一方だけじゃ、物語は物足りない
「動きながら悩む」ことで、物語は一気に深くなる!

創作って、ただ「何が起きたか」を描くだけじゃなくて、「なぜそうなったか」「そのとき何を感じていたか」を描くことで、ようやく“読まれる物語”になるんですよ。

ストーリーで引っ張って、ドラマで泣かせる。
読者の心を動かすには、その両方が必要
なんですね。

というわけで、この記事があなたの物語づくりのヒントになればうれしいです。

あなたの創作を応援してます!

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