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フライングの防止トレーニング

2019年10月5日

ストーリー作りで、一番やっかいな障害物が〝フライング〟です。

普段、誰かと会話をしていて、話が飛んでしまうという経験はありませんか?

ボクはこれを〝フライング現象〟と名付けています。

知らない間に、話がはずんで勝手にジャンプしてしまうんですよ。

話が飛ぶ人は、どんどん話の内容が変わって、「あれ?今、それ何の話?」って聞かれて、自分でも何の話をしたのかわからなくなります。

実は、ボクによくあるんですよ。笑

この現象が繰り返される原因は、

・他に別の答えがある
・可能性がある
・選択肢がある
・チャンスがある

・・・と思考する習慣があり、過剰傾向があるからです。

もしかしたら、これは、あなたのポジティブさが影響しているかもしれません。そのような現象の兆しがありましたら、まず、この癖や習慣があることを認識することからだと思います。

いろいろな自由や選択があることを感じているあなたは常に前向きで、可能性という魅力を追求するあまり、理想に追いつく間もなく、次の情報に向かっています。

これがフライングです。二兎追う者は一兎も得ずということかもしれません。

ストーリー作りにも段階や順序があって、一つひとつクリアにする思考の癖を身につけていきましょう。

フライングとは?

平たく言えば、すぐに話が脱線しまうことです。

次のステップに進むための手順や順番があるのに、それを飛び抜かしてしまうことなど、本題から逸れて論点がずれることです。

ストーリーを考える際にも、フライング現象は起きていて、長い文章や、複雑な話にもっていきやすいんですよ。

筋道がわからなくなると、迷いこみますし、ストレスが溜まって考えるのが面倒になり、最終的に創作にブレーキがかかります。

これが、ビジネスシーンにおける大切な打ち合わせだとすると、会話が成り立たず、意思疎通ができず、相手を不用意に怒らせます。

でも、ご安心ください。フライング現象は病気ではありません。

何故なら、フライングはあなたの長所なので、取り除こうとしなくてもいいんですよ。

では、フライング現象を防止できるのか?といえば、完全に防止はできません。

つまり、必要な時にフライングして、必要でない時にフライングを抑えるだけ。

これがボクの見解です。

一つのことをしようとすると、思考があちこち飛ぶだけなので、それを治める能力を身につければよいだけかと思います。

具体的な方法3つ

もし、あなたが本気でフライング現象でお悩みであれば、以下のことを実践されると、かなりの効果を望めます。少なくとも、こんなボクでも改善されているので。

①ネットで情報を探す時は、その一つの情報だけを探す。減らす。
②本屋では目的の本をゲットすることだけを考える。その本以外のことは、いっさい目に触れない。
③買い物する時は、目的以外の物は買わない

実践してみて損はしないと思うので、ぜひ、トレーニングしてみてくださいね。

この3つの動作は、ひとつひとつのアクションが認識し、脳にインプットすることと同じなんです。自分の行動が認識されないままだと、次のタスクへ行こうとします。

あまりに単純だから、信じられないかもしれれませんが(いや、やると結構難しいですよ)、今必要なもの、そうでないものが区別しやすくさせるトレーニングなんです。

主人公の能力や、舞台設定、ラスボスなど一つ一つ丁寧にアイデアをしぼっていけるようになります。

日頃から、トレーニングしていければ、余分なもの、無駄な考えを捨てることが楽になるので、自然にストーリーの肉付け作業の生産性はグンと上がるボクは確信しています。

思考があちこち飛びにくくなることは、面白いアイデアや、意外な着想がスムーズになります。

あなたの創作を応援してます!

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