作品ボリュームはどれくらい?
これは、現在進行形で、あなたがWEBサイトで連載していることを仮定して考えていきますよ。
ズバリ!結論から申し上げますと、小説であれ、漫画であれ
100ページ以上の長編作品よりも、30ページ前後の短編作品3本を優先して創作しましょう。
30ページ前後の短編作品を3作をつくれっていっても、よく分からないですよね?
はい。具体的には、洋画・邦画・アニメ映画ストーリーの長さくらいがちょうどいいです。
あなたが映画監督になったつもりで、脚本、もしくは絵コンテをつくる感覚です。
あ、長編作品からいきなりはじめるよりも、短編作品を優先して書いた方がいいですよ?ということです。
ロード・オブ・ザ・リングのような、めっちゃ長げぇ作品を書く方が力が出やすいなら、それでもいいんです。
とにかく、短編であれ、長編であれ、何より、たくさんの読者からの〝喜びの声〟のはずですよね?
あなたは〝伝えたい〟何かを届けたいので、読者に最後まで読んでほしいはずです。
なんで短編作品が先なの?
ぶっちゃけ、長編の場合は読者が最後まで読んでくれない可能性が高いです。それよりも短編作品を3つくらい作って、読者の反応がわかり、どの3作の内、どの作品が人気があったのか明確になるからです。
ところが、長い時間をかけてつくった長編1作を公開しても、当然ながら、どの作品が人気があって、人気がないのか比較できないからです。だって1本勝負ですから。つまり、自分がどこを伸ばすべきか、どこを反省すべきか検証できないということになります。
長編作品は、個人的なファンならあなたのを読んでくれるかもしれませんが、不特定多数の読者がすみずみまで読んでくれるとは限りません。せっかく丹精をこめて書いている作品を、パラ見たくされたくないですよね?
創作のモチベーションにも影響がでてくるので、短編作品を手がけることをおすすめします。
長編作品を最後まで読んでくれない理由
はい。これもぶっちゃけ言っちゃいますね。
あなたのファンじゃないかぎり、読者は〝あなたのことに興味がない〟からです。小説や漫画を描ける人は世の中にたくさんいる中で、あなたの描く作品だけが特別な存在ではありませんよね?
例えば、
好きな友人から「茶しない?」電話があれば、スケジュールを調節して時間を確保しますね。ところが、仕事や家事で忙しい中、知らないキャッチセールスがきて「是非私の漫画を読んで下さい!」といくら「ここがみどころなんですよ♪」と紹介しても読んでくれるとは限りませんよね?
読者はパっと見て〝面白いかどうか〟を判断し、あなたのファンになってくれるかどうかはその後の話なんですよ。
出版社に投稿するにしても、あなたが、面白くまとめる力があるか?を見ています。
文庫本やコミックになる長編作品って、その後の話ですよね?
知り合いによれば、持ち込みしたけど、担当者に一言「長い!」って言われて、最後まで読んでくれなかったという残念な話を聞いたことがあります。
この話はいつ終わるんだろう?と退屈するかもしれませんし、あなたがいくら「ここからが本番だよ!」と思っても、そのタイミングで飽きる読者もいるかもしれません。
読者にも、時間がないと思って下さい。
それは読者がエンジョイするために費やすための時間です。
長編作品に「続きがもっと読みたい!」と思ってくれる読者はいるかもしれません。
「まだ続きがあります!少々お待ち下さいね!お楽しみ!」と待たせたらどうなるか?
いつ、忘れ去られてもおかしくはありません。
「あ、そういえば・・・あれ?結局あのお話って何だっけ?」という感じになるかもしれません。
読者はすぐ他の作品へ流れ(浮気)ます
読者は、あなたの作品ばかりを読んでいるワケではなく、「他にも面白い作品がないかな?るんるん♪」と常に探し続けているんですよ。
物理的に考えても、長編作品より、手短に読めて面白い短編作品を求めているのは、描き手も、読み手も、敷居が低くなると思います。
例えば、はじめてのラーメン屋にいけば、1800円の特製注文する客より、オーソドックスな650円ラーメンから選ぶお客さんが圧倒的に多くないでしょうか?
いかに〝あなたを知ってもらう〟か?
それは、できるだけ複数の作品を多くの人に、知ってもらうことです。
そのためには単発作品を幾つか用意して、読者に窓口を広げる方が効果はあるかもしれませんよね。
まとめ
30ページくらいの短編(高質)をいくつか作っておくことをお薦めします。
100ページ以上の長編作品はそれからでも遅くはありません。
そのメリットとしては、
①短編の創作は、メッセージを凝縮して伝えるトレーニングになる
②短期間で完結作品を生み出せます
③あなたの自信にもつながる
ということです。
あなたの創作を応援しています。
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