創作の敵〝イライラ〟を弱体化させる10個のコツ
いつも創作お疲れさまです。
今回は、作品を作る以外でイライラ感情がある時にどう向き合うかについて。また、感情をコントロールできる人の思考パターン(スタンス)10項目についても触れてますので参考にしてください。
人って、なぜイライラするのでしょうか?
大切なものや、宝物を壊された時でしょうか?約束を破られたときでしょうか?真剣に自分の話を聞いてくれないときでしょうか?
イライラの原因は、人間関係がほとんどです。
とどのつまり、
他者から、自分の存在を軽視されたり、自分が軽視されたと感じた時に、イライラ(苛立ち)が発生するのものだと考えます。
気にしなけりゃイライラしないってのは、さて置き、イライラが発展して、激怒(げきおこ)スイッチが入ると、
「あの野郎・・・ぶっころ!」ブチ!!(# ゚皿゚)ムキーッ!!
・・・などと幼い筆者も、感情をコントロールすることで必死でございます!特に職場で理不尽な目に遭遇した時は(笑)
自分の不覚ならまだ許せるのですが、相手が勝手に誤解して言われようもないことまで言われ、恥をかかされ、責められ、しかも反論するタイミングを逃した時は、不眠症に近い状態になったりと、必ず数日間は尾を引いてしまいます。
あまりにひどい場合は「相手とは二度と口を聞かない」とか「顔も見たくない!」と感情的になり貴重な創作時間を奪われるのが非常につらいところ。(そこまでいくと創作どころじゃないですが)
あなたはボクのようにイライラせず、状況をうまく回避し、事を丸く収めて処理されてますか?できているなら、きっと柔軟性が富み、懐も大きく寛大にちがいありません。
でも、気をつけて欲しいのは、寛大な人であればあるほど、許容範囲を超えた時の反動は、とてつもない大きな怒りに豹変します。普段怒らない人が怒った方が恐れられる由縁です。怒りは小出しにして溜めないように気をつけてくださいね。
さて。そろそろ本題に入ります。
普段からイライラを背負っている時って、当然なんですけど作品づくりには集中できません。集中すればするほど疲労が倍増します。
作品づくりができなくてイライラするのではなく、イライラすることが多すぎて集中できないんです。
ですから、ボクはイライラをリスト化(見える化)して各個撃破していくことが上策だと考えています。
ところが、リスト化することさえ、めんどくさいレベルにきていると、おそらく〝体調不良〟〝睡眠が足りていない〟〝仕事の計画がずさんで間に合いそうにない〟など、外的に追い込まれ心の余裕がない状態とも考えられます。(物事が滞ってて単に機嫌が悪い状態とも言えます)
そして、外的なイライラと内的なイライラを振り分けるためにも、リストを眺めて、
まずは、
・解決できること
・解決できないこと
に分けていくことをオススメします。
さきほどの体調不良、睡眠不足、計画の見直しは解決できますよね?(はい各個撃破!)
でも、自分を傷つけた相手の考え方を変えさせたい!反省させたい!というイライラ解決は不可能です。
なぜなら、相手は自分の思い通りになることはありませんし、そもそも感情というのは自分も相手も冷めたり熱くなったり、変化し続ける代物だからです。
さらに相手は自分を傷つけたことでさえ覚えていないかもしれません。実際のところ、あなたの思考が生み出す残像(ホログラム)に振り回されていることが多く、どこまで突っ込んでもイライラは不確定なんです。
脳科学や感情心理学の研究によれば、苛立ちや怒りは、約120分以内でおさまると分かっていますが、憎しみは60時間(約2日半)続くのでかなりのタイムロスですよね。ちなみに喜びはたったの1日半です。とほほ。泣
ですから感情的になっている自分に気がつくメタ思考トレーニングやマインドフルネスが旬な話題です。「あの出来事に対して、ずっと念になっているんだなぁ〜」と、客観的に自分の感情を捉えることできた場合だけ、イライラ感情から脱出できます。(それでも半々です)
だけどだけどだけどだけど・・・・。
頭では理解しているけど、感情が許さないんですよね!
ほっときゃいいんだけど、ほっとけない。気がすまないんです。その気持ちを誰でもいいから、ぶつけたい!認めてもらいたい。受けとめてもらいたい!だけど、その想いは誰にも届かないし理解してもらえないことがわかっているからめちゃめちゃイライラするんです。
実際、頭の中でイライラストーリーをつくって、グルグル翻弄されて疲弊しているだけで、何か、別(他のもの)に目が奪われている状態なんです。車の運転でいえば、バックミラーを見ながら運転してますので、その内、大事故が起きるかもしれないです。
イライラは創作にとって、嫉妬以上に強敵でずぶといです。
「今の惨めな気持ちにさせたあいつの言葉が悪い!撤回しろ!(# ゚皿゚)キーッ!」
「あんな状況に遭遇さえしなければ、今の自分で居られずに済んだはずだ!(# ゚皿゚)キーッ!」
「疲れるから考えるのをやめにしとこ。虚しすぎるし悲しくなる(・_・、) 」
「いやいや。今度会った時、こう言ってズタボロにしてやる!(# ゚皿゚)キーッ!」
「何を過ぎたことをいつまでもクヨクヨいるの?本当の自分は違うはず(・_・、) 」
「やっぱりこんな状態にさせたあいつが許せん!(# ゚皿゚)キーッ!」※繰り返す
これはもうドツボ状態ですね。。。まさにご愁傷様です。
『ざんねんな生き物辞典』という本が以前流行ってましたが、一番残念な生き物は人間じゃないかってくらい。
作家さんタイプに一番多い、一点過集中型と、不屈の粘り強さが裏目に出ちゃってる状態ですが、あなたが、そんな状態でないことを願うばかりです。
でも、イライラすることは誰もが望んではいないはず。なのにイライラせざる得ない出来事は人生には必ず起こりうるもので、怒りと出くわすことは避けられないと考えた方が妥当です。
そこで今回、イライラを弱体化させる10個のコツですが、イライラや感情をコントロールしている方々のスタンス(習慣や心構え)について、以下、ご紹介します。
米編集ライター&作家ブリアンナ・ウィーストさんの記事を参考に、ボクなりに(翻訳がわかりにくかったため)まとめてみました。
①悪い出来事に遭遇してイライラした時、抱いたその負の感情が妥当ではないかもしれないと認識している。
②イライラ感情の発生の原因は環境や他人ではないこと、他人は自分の感情を解決できないことを認識している。
③何をすればイライラするかをよく知り、何をすれば喜べるかは確定できないということを認識している。
④社会的な枠組みから、自分の信条が通用しなくなった時、考え方を改めるべきだと認識している。
⑤イライラ感情は、未消化の幼少期の情動記憶が呼び起こすもので、それに縛られていることを知っている。
⑥人は長い間、親密な関係を維持する能力はなく、何事も良い面と悪い面があり、あらゆる状況を受け入るべきと感じている。
⑦心の知能指数(EQ)つまり、コミュ力と〝冷静〟になることは、明らかに別物だと認識している。
⑧最悪な事態が起こっても、すべてが一時的なものであることを知っているし、十分な精神的スタミナを保持している。
⑨信頼における相手も、信頼できない相手にも常にオープンであり、自分を溜めず、行動の選択や姿勢は崩さない姿勢でありつづけている。
⑩悪い人生(悪運)に対して、悪い感情とごっちゃにしないし、喜びも苦痛もすべて人生の糧になると信じている。
以上です。いかがでしょうか?
温和で、事なかれ主義の多い日本人にはちょっとハイレベルかもしれませんが、イエスかノーしかなく起伏の激しい外国人が戦いの中で学んてきたことが伺えますね。
この10の項目のポイントですが、自己肯定とあるがままの状況を受け止める習慣がイライラ対策には有効だなとボクは見ています。
いずれもイライラ(怒り)はエネルギーを使いますし、制御するにもエネルギーを使います。下手をすれば周囲にいる親密な人(愛する人)にも巻き込む厄介物です。
創作の弊害となるこの厄介な感情は、生命活動をしている限りは、なくならないと思います。
ですから、先程あげた10個でイライラを駆逐してやる!とまでは言わないまでも、多少は創作パフォーマンス向上に役立てれば嬉しいです。
そして、プラスアルファー自分が喜べること、好きなこと、没頭できること(おいしい物を食べる・運動をする・ペットと戯れる.etc)のカードをいくつか準備して、イライラ対策を独自で開発されるともっと効果があるかもしれません。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あなたの創作を応援しています。
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