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アイデアを出すには教養は必要?

2020年12月7日

本を積み上げててっぺんにメガネと電球がある写真

名無しくん

いやいや。描くジャンルの知識は必要だけど教養とかそんな大それたものは特にいらないんじゃ?


名無しさん

そうそう。創作に教養だんてめちゃ堅苦しいっしょ!


名無しくん

そもそも、アイデア出しはその場その場で必要なことを調べればいいことだし、その積み重ねが教養と言えるのでは?


名無しさん

ていうか、教養を押し付けないでほしいです!

はい。初っ端フルボッコでお騒がせしております。

結論を申し上げますと、アイデアを出すには教養は必要です!


名無しくん

ぎゃぁああああああ!勘弁してよ!もう!


名無しさん

教養という言葉を聞いただけで虫唾が走ります!

今回は、アイデア出しに欠かせない知識も大切ですが、〝教養〟という嫌われキーワードをボクなりに洞察してみました。

あ、ちなみに〝教養〟という言葉ですが、これを修得することであなたの心の豊かさを作品として表せるようになりますので、怖がらずに聞いてくださいね。先入観でこの記事をスルーしたら多分もったいないですよ。

さて。教養のある人って、あなたがイメージするのは〝歩く知識の塊〟でしょうか?

または、「おっ、教養あるねぇ」とか言われる時って、リアルにイメージしたことありますか?
みんなが知らないことを知っているから、あの人は教養があると言われるのでしょうか?

あるいは、哲学や文化的な知識が多く、すごい物語のアイデアを思いついた時が教養があると言える時でしょうか?

元医者だった漫画家の手塚治虫先生が人体や医療専門分野に詳しくないと作品は描けないものでしょうか?

ボクがはっきり言えることは、知識量イコール教養があるという考え方はもう古いと思います。

なぜなら、ネットで検索すれば情報が瞬時に手に入る今、知識量に需要は感じませんし、すでにオワコン(時代遅れ)です。


名無しくん

なら、どんな時代ですか?

今はどんな時代かというと、他者との関係改善に関する知識や、ありとあらゆる外界の情報の中から、自分の考えをブラッシュアップしていく姿勢が問われている時代だと思います。

ざっくり使われる〝教養〟という言葉が、どういう意味なのか?

つまり、〝知識を活かすための知識〟が教養だと思うんですよ。

ストーリー作りであれば、知識(情報)を面白く加工してデザインする力(教養)といったものです。

情報過多の時代の中では、作家がアイデアの素材の吸収や出力も、これまでとはハードルが高い骨の折れる作業となり、作品づくりの登竜門(試練)でもあり、勝負所であるといえます。

特にストーリーづくりやキャラクターのアイデアを慎重に出していくための教養は必要になります。

つまり、あなたがより必要なアイデアを探して吸収し、どれだけ不要なアイデアを捨てきれるかです。

人間が知識を溜め込めむ量には限界があり、脳も忘れる機能が働きます。逆に忘れないとパニックになるのは脳科学界では有名な話です。

不要なアイデアをいつまでも持ち続けると、視野が狭くなり、質のよいアイデアが浮かびにくくなるからです。ボク自身、ひどい時には鬱状態になります。

関連記事:思いつきと着想のちがい

将棋棋士、羽生善治さんも、いかに〝取捨選択〟できるか〝捨てる力〟が勝負のポイントだと述べられています。(あ、ちなみに将棋はあまり好きじゃないです)

ボク個人の見解としては、
過去から学び、未来を創造するのが、アイデア出しの基本ベースになると考えてます。

勿論、過去には関心がない(古典的な過去に関心がいかない)という作家さんも多いと思います。

しかし、先天的でよりポピュラーなものだけに面白さやアイデアの価値があるとは限りません。ひたすら未来や新しい何か(WHAT)を追い求めたとしても、「なるほど!」「然り!」といった本質的な物事に触れる機会を逃しやすいからです。

関連記事:面白いとは何か?

ですから、過去を切り捨ててしまうのではなく、自分と直で関わる物事について関心を持つ、そこからがスタートになると思います。

物事の成り立ちやルーツ。ご自分の思考パターン追求するだけでも、キャラ設定や物語のテーマ選びのヒントになると思います。

もう一度いいますよ。アイデアを物語に落とし込む際に、

過去から学ぶ(基本)
未来を見据える(応用)

そういう観点がどうしても必要になります。

例えば、
個々の話ですが、何が失敗で何が正しかったのか?は、すでに過去の話です。その過去から自分の必要な部分を抜粋する(同時に不要なものを捨てる)と、未来に活かすことができますよね。

これをストーリーづくりに当てはめてみると、序盤パートで主人公が大失敗をする。すると主人公は何が必要かを学び、先を予測して行動・選択(アクション)を起こす、という物語の枠組みや導線が見えてくるということです。

ボクは以前から、ストーリー作り(創作)は、〝自分探し〟と解説してきましたが、もっと大雑把に言えば、人間研究だと思うんですよ。

なぜなら物語って、人間関係のしがらみの中から生まれることがほとんどじゃないですか。

人間研究をするに当たって、ボクの経験上なんですけど面白い物語だけを研究していても、学べることは少なかったです。


名無しくん

要するに、良いアイデア、キャラクター設定、面白いストーリーは教養を身に着けろってことですね?


名無しさん

視野が狭いということですよね?ダメ出ししてるように聞こえます

教養があるないのコンプレックスを抜きに、ボクが具体的にあなたに最もオススメしたいのは、

まず歴史をざっくり勉強してほしいです。それと最先端の技術テクノロジーに関心を持ってほしいです。

歴史といっても、時系列的で見れば、古代や中世や近代がありますし、宗教、民族、地政学からみた国家の成り立ちなどです。


名無しくん

おええええええええ!


名無しさん

アイデア出しに勉強する時間も必要だけど作品描く時間が減らないですか?

はい。お気持ちはわかります。でも、いやいや勉強するのではなく、現時点での自分と関係する物事、今の自分と照らし合わせつなげてみることが最短距離です。

関連記事:蓄えたアイデアを有機的につないで、必要な時に引き出すコツ

歴史や、科学を学ぶといっても、良いアイデアを出す!面白い物語づくりをする!といったゴリゴリな動機ではなく、あなたが気楽に面白いことを発見することが目的です。

いわば、柔軟な発想ができる土壌づくりです。

歴史を学ぶ理由は、過去から現在にいたる道筋を整理して、現在の持つ意味(いみ)を確かめるためなんです。未来を築こうとするときに、それらを役立てるためなんですよ。

かといって、全部が全部頭に入れなくても大丈夫。

純粋に〝これは知っておいたらいいかも〟知的好奇心が湧いた分野だけを選択し、少しずつでいいから視野を広げてみることをオススメします。

関連記事:情報不足ではアイデアが浮かばない

もっと具体的なことを言えばですね、

ネットで調べても構いませんが、ゲームとか動画鑑賞に流されやすいので、環境をバッサリ変えて最寄りの図書館に毎週1回は通うことをおすすめします。

週一回がしんどいのであれば、月一でも構いません。

そして、歴史書や、まったく関心のない本を適当に選んで、何も考えずにページをパラパラめくって、ピタっとストップしてその箇所の数行でも構わないので読んでみてください。

その分野の文字と触れ合って、ワクワクしなければ、また同じことを繰り返します。

社会学者&執筆家の加藤諦三氏によれば、一般的に優れたもの、定評のあるものを選ばず、自分の心に響いてくるものがあるかないか?という基準で本を選ぶということです。

図書館に居たくなければ10分でもいいんですよ。

1回やってダメでも、2~3回やっていく内に、必ず何かを発見できると思います。ボクは昔、小中高と勉強、学ぶことが大嫌いでしたが、これを実践してみたら無理なく視野が広がり、しかも学ぶことを楽しめている自分に気づくんですよ。

つまり、知識が蓄積していくと構造(塊)が見えてくるから楽しいのです。

へぇ~!そうだったんだ!的な発見をすると、で?これに関しては?何を言っているんだろう?どんどん吸収すればするほど、ネットワークが広がり知的好奇心が旺盛になります。

更に、書店にぶらついてみると「あ、図書館でチラ見したあの情報だな」と脳内ネットワークがピタピタとつながりはじめます。

歴史があまり好じゃなければ、最近の旬な科学雑誌とかパラパラとめくってみてください。未来予測や、医療技術など、何か面白い発見があると思います。

注意すべきことは、その知識を無理して物語アイデアにつなげなくてもいいんですよ。

関連記事:アイデア(お話の種)を出し続けるには?

とにかく、あなたが素直に楽しめて、面白いことを発見してワクワクすることが大切で「あんがい世の中って面白いことってたくさんあるんだな」って感じられるレベルになればOK!

最初は、広くて浅くで構わないんです。

例えば、
もしあなたが、ヨーロッパにあこがれているなら、〝中世〟に関する歴史資料をパラパラめくります。文学や、哲学などの文献に直接、目で触れてみることがまず第一です。

もし、西洋哲学の名言や人物や事柄に触れても、ピンと来なかったら、次に戦史について調べてみるのもよいと思います。(難しいことが書いてあっても目をそむけずに、適当に読んで見るんです)

2〜3回、やってみて、あなたがまったく引っかからない、なにも興味がわかないしたら、ヨーロッパにあこがれているのは、何か別の意味がある気がします。

ヨーロッパに詳しくなりたいのではなく、モノのデザインとか、旅行に行きたいだけかもしれません。

そこで「あ、自分はヨーロッパじゃなくて、旅行が好きなのかな?」と冷静になって考え直してみるんですよ。

次に〝旅行〟をターゲットにして、旅行に関する本や、地図・地形・鉄道・町並みなどの情報に直接目で触れてみます。

このように、自分と関連する情報をつなぎ合わせていくことで、何かにひっかっかっていくと思います。

「へぇ〜ヨーロッパにはこんな考え方や文化もあるんだなぁ!おもしろーい!」といった軽い感覚でいいので、このような体験を増やしてみます。

旅行に関する知識も、無理がなく自然な形で豊富になりますし、あなたのユーモアな感性が、面白い情報、希少価値がある知識と出会えるかもしれません。

その感覚がつかめたなら、アイデア出しの素養を高めることができた証拠だと思います。(抽象的ですみません)

以上ですが、自分と関連するできごとと結びつけることが、アイデア出しの教養であり、心を豊かにして、あなたオンリーのアイデア出しができると思います。

素敵作品ができるといいですね。あなたの創作を応援してます。

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