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キャラが生きてない?それ、もしかして「演技」と「説明」ごっちゃになってませんか?

2019年10月21日

今日も創作活動、おつかれさまです!

今回は、シナリオや小説を書くうえでめちゃくちゃ大事なポイント──
キャラクターの「演技」と「状況説明」の違いについて、お話ししていきますね。

「ん?同じじゃないの?」
「なんか雰囲気で書いてたけど、違うの?」
……って方、多いと思います(過去のボクです。はい、痛いほどわかります)。

でもですね、ここを意識するかしないかで、キャラが生きてるか死んでるかくらいの差が出るんですよ。ホントに。

というわけで、今日は「キャラクターの演技力」をググッと引き上げるためのヒント、たっぷり語りますね。
読み終わるころには、「あ、これボクの作品に足りてなかったやつだ……!」ってなってると思いますよ!

キャラクターの「演技」って何なの?

まずは、キャラの演技について説明しますね。

「演技」って聞くと、俳優さんや声優さんがやるアレを想像するかもしれませんが、ボクたちが扱うのは“文章”です。

文章で、キャラの感情や状態を伝えること──これが創作における「演技」なんですよ。

例えば、

Aさん「……」

これだけ見ると、Aさんが何を考えてるのか、何を感じてるのか、全然わかりませんよね。

Aさんは拳をぎゅっと握りしめ、目を伏せた。「……」

こうやって動作や表情を入れるだけで、「あ、この人怒ってるな」「我慢してるのかな?」って伝わってくるんです。

(ちなみに、ボクは我慢できずに3秒でお菓子食べちゃいます。Aさんの忍耐力がほしいです)

一方で、「状況説明」はどう違うの?

次に「状況説明」についてです。

これは、キャラの状態を、誰かが説明するように描写することです。

例えばこんな感じ。

Aさん「……」
Bさん「ひぃっ、怖い!なんなのこの人……!」

このとき、Bさんのリアクションを通して「あ、Aさんって怖い人なんだな」と読者に伝えることはできるんですが、
これはキャラが自分で感情を“演技して”伝えているわけじゃないんですよね。

つまり、「読者に感じてもらう」んじゃなくて、「読者に説明している」だけなんです。

(ボクが母から「部屋が汚くて臭い!」って怒られたときも、弟のリアクションで説明されました。「母ちゃん兄ちゃん生き物飼ってるの?」←それ靴下です)

「感じさせる」vs「説明する」──その差はデカい!

この2つ、似てるようで実はぜんぜん違うんです。

演技・・・・・読者に“感じてもらう”表現
状況説明・・・読者に“理解させる”表現

もちろん、状況説明が悪いわけじゃないんですよ。
必要な情報を伝えるためには、解説も大事です。

でもですね、感情を動かすシーン──
読者の心をグッと掴みたい場面では、やっぱり演技が命なんです。

より伝わる演技のコツ:前後の描写を工夫しよう!

では、どうやってキャラに「演技」をさせるのか?

答えはシンプルです。
セリフだけでなく、前後の動作や情景をしっかり描くことです!

Before(説明的)

Aさん「……」

After(演技で伝える)

薄暗い部屋の片隅で、Aさんは震える指先をこすりながら、小さく息を吐いた。「……」
呼吸音だけが、静かに響いていた。

……はい。これだけで、一気に空気が変わりますよね?

ただの「……」だったセリフが、何かを抱えてる人の沈黙に変わるんですよ。

(ちなみにボクの沈黙は、たいていお腹減っているときです)

会話に「ちょっとした仕草」を混ぜるだけでも効果バツグン!

さらに、会話の中にも「演技」を差し込むことができますよ。

例えば、

Aさんは視線を落としながら、指先でカップをなぞった。
「それで……どうするつもり?」

これだけでも、「戸惑ってるのかな」「言いづらいことがあるのかな」って、読者が想像できるんです。

ちょっとした仕草や目線の動き──
そういう小さな演出が、キャラクターに命を吹き込む魔法になるんですよ。

(ちなみに、ボクがカップをなぞるときは、残ったコーヒーをいかにすくって飲めるかの真剣勝負です)

演技だけじゃなく、状況説明も“いいあんばい”で

ここまで「演技大事だよ!」って熱弁してきましたが、状況説明だって必要です。

たとえば、

  • 時代背景
  • キャラ同士の関係性
  • 複雑な場面転換

こういった部分は、きちんと説明しないと読者が迷子になりますからね。

でもですね、説明が多すぎると、今度は読者が「読むの疲れるな……」って離脱しちゃうんです。

なので、ボクがオススメするのは──

演技で見せて、説明で補う!

このバランスです。

「音楽」や「映像」に頼れないからこそ、文章が大事!

映像作品なら、BGMで盛り上げたり、声優さんの演技で感情を伝えたりできます。

でも、ボクたち個人作家が使えるのは基本的に──

音も声もアニメーションも使えません。
だから、文字だけで感情を伝える「演技力」=デッサン力が必要なんです。

・文章

・画力(マンガなら)

この2つだけなんですよ。厳密に言えば、プロット作成能力の1点です!

(ボク、昔、BGM聴きながらシーン書いて「最高の演出できた!」って思ったけど、冷静に読み返したら、ただのセリフの羅列でした。読者にBGM流れてないの、忘れてた)

キャラに演技をさせよう!

というわけで、今回のまとめです!

・キャラの感情は「演技」で伝えるのがベスト!
・状況説明は、必要なところだけ“補助輪”として使おう!
・セリフの前後に動作・表情・情景を入れると、グッと伝わりやすくなる!
・説明しすぎると読者が疲れちゃう。演技と説明の“バランス”が大事!

ボク自身も、これを意識しはじめてから「なんかキャラが生き生きしてきた!」って実感できたんです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、大丈夫。
少しずつ、キャラに命を吹き込む力がついていきますよ。

というわけで──

あなたの創作を応援してます!

(あ、でもまずはおやつタイムでも挟んでくださいね。糖分補給、大事です)

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