キャラの関係性の変化を物語に活かすコツ
キャラクター同士の関係性は“血管”だった⁉物語を循環させるドラマの作り方
こんにちは!創作仲間の飯友優です。
今日は、初心者向けストーリー作りのコツとして、「キャラクター同士の関係性」について、わかりやすくお話していきますね。
「関係性ってなんだかむずかしそう⋯」と思ってるあなた、大丈夫です。
ボクたちの体の中を流れる「血液」と「血管」にたとえると、めちゃくちゃイメージしやすくなりますから。
関係性って、物語の“血管”なんですよ
物語には、主人公やヒロイン、ライバルや仲間など、たくさんのキャラクターが登場しますよね。
でもですね、キャラがいくら立ってても、その人たちが〝どうつながっているのか〟が見えないと、物語は血の通わないマネキンの会話みたいになっちゃいます(こわい⋯!)
関係性とは、キャラ同士をつなぐ「血管」みたいなものなんです。
・関係性がうまく流れていれば、感情(血液)が循環して、物語に活気がでます。
・関係がギクシャクすれば、「動脈硬化」のようにドラマの流れが滞ります。
この「血流(=キャラ同士の反応)」をいかに作るかが、小説を書くためのストーリー構成にもつながる大切なポイントなんですよ。
血流をつくる“関係のぶつかり”=ドラマの源
キャラクターの関係性がドラマになるとはどういうことか?
それは、キャラ同士が反応しあって、感情が動くことなんです。
例えば、
・誤解が生まれてケンカ(血流が詰まる)
・本音を言えずにすれ違う(毛細血管が細くなる?)
・思いが通じて和解(血行改善!)
こんなふうに、キャラの関係性の変化が、ドラマのリズムを生み出していくんです。
これ、漫画のストーリーを考えるためのヒントとしてもすごく役立ちますよ。
キャラの関係性は、最初から最後まで“変化”するもの
ボクたちの体も、血流がずっと同じってわけじゃないですよね。
運動すればドクドク流れるし、寒ければ手足が冷えます。
物語の中の関係性も同じで、ずっと同じではなく、変化していくことが自然なんです。
関連記事:キャラクターに変化を与える
どうやって関係の変化を仕込むの?
ここでは、脚本家志望のための創作テクニックとしても使える3つの方法を紹介します。
1. 血流が変わる「きっかけ」を作る
・たとえば、秘密がバレた
・大切な人を傷つけてしまった
・共通の敵が現れた
こういった出来事が「関係の血管」に刺激を与えて、流れが変わります。
2. 詰まりかけた血管を“ほぐす”場面を入れる
・すれ違いの描写
・お互いの本音に気づく瞬間
・小さな和解の兆し
3. 流れの変化をキャラの行動に反映する
これを丁寧に描くだけで、読者の感情もじわっと流れてきますよ。
関係性が変わったら、キャラの行動も変わります。
・信頼すれば助け合うようになる
・裏切られたら、警戒するようになる
そうやってキャラクター設定の重要性と方法が、物語の流れと密接につながってくるんですね。
血管がつまって詰んでた二人が…
例えば、
幼なじみのアキとユイ。昔は仲良し。でも、ユイはアキに告白したが、アキに断られ、今は気まずい関係。
ある日、ユイがトラブルに巻き込まれてアキが助けることで、再び会話が始まります。でも最初はぎこちない⋯。
そこに、共通の友達が現れたり、昔の思い出が語られることで、関係が少しずつ回復していく。
まるで、血管の詰まりがゆっくり解消されて、血がスムーズに流れはじめるような感覚です。
これが、ドラマの醍醐味なんですよね。
まとめ:物語の循環を意識しよう!
関係性を血管にたとえると、こんなふうに見えてきます。
・キャラクター同士の関係=血管
・感情のやりとり=血液
・テーマや目的=心臓
・出来事=外部刺激(冷やしたり温めたり)
というわけで、関係性が詰まったままだと、物語は流れなくなっちゃいます。
関係を少しずつ変化させて、血液(ドラマ)がしっかり回るようにしてあげてくださいね。
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