google-site-verification=4OliuOTXDMdDiQwedrkPZ7QmpBf9m9tma0IQVe0lv_4

ストーリー作りにおける「テーマ」とは?

ストーリー作りや物語を書くときって、「テーマを考えてくださいね〜」なんて言われること、ありませんか?でもですね、正直言って・・・

「テーマって、何?寿司でいうとネタ?シャリ?それともガリ?」(←ガリ説は多分違う)

・・・みたいに、ちょっとモヤッとする人も多いんじゃないかと思うんです。

今回は、そんなモヤモヤをスッキリさせるべく、「テーマって何?」から「どうやって描けばいいの?」まで、ボクなりにわかりやすく&ちょっと笑えて読めるようにまとめてみましたよ。

テーマって、つまり“作家の想い”なんです

「テーマってなんですか?」と聞かれたら、ボクはこう答えたいんです。

「あなたが、どうしても伝えたい“想い”ですよ」って。

たとえば、「人は変われる!」とか「家族って、なんだかんだ最高!」とか「自然と共に生きるって大切!」みたいな、自分の中にある強い気持ち。それがテーマになるんです。

最初から「これがテーマ!」とガッチリ決めて書く作家さんもいれば、書いてるうちに「あ、自分ってこれが伝えたかったんだ・・・」と後から気づくタイプの作家さんもいるんですよね。

ある有名な脚本家は、まずプロット(あらすじ)を思いついたら、いったんそれを忘れちゃうんですって。

そして、自分の心の奥にある「ほんとうに書きたいこと」を探るらしいんですよ。

で。その“ほんとうに書きたいテーマ”が見つかったら、またプロットに戻って構成を練ってみる。

それを繰り返して作品に一本仕立てるわけですね。(ボクはそこまでめんどくさいことしないけど)

テーマは「登場人物の変化」で伝える

じゃあですね、「テーマをどうやって作品に落とし込めばいいの?」って話ですよね。ここで大事なキーワードが一つあります。

それは…「変化」!

登場人物がどう変わるか。それがテーマを伝える最大のカギになるんですよ!

『風の谷のナウシカ』で例えるテーマと変化

例えば、ボクの好きな『風の谷のナウシカ』。あれって、ただの冒険ものとか、虫との戦いだけじゃないですよね。

ナウシカって最初から賢くて強くて優しいリーダー。でも物語が進むにつれて、彼女は、風の谷だけじゃなく、人間と自然全体をどう共存させるか?っていう、もっと大きなテーマに葛藤しながら向き合っていくじゃないですか。

彼女はただ戦うんじゃなくて、「どうすれば憎しみではなく、理解しあって、世界を変えられるのか?」という本質にまで踏み込んでいきます。(あ、関係ないけど、王蟲の大群と巨神兵のビームはかなり衝撃を受けました)

この作品が伝えたいのは、「自然との共存」や「生命の尊さ」。でもそれって、ナウシカが変化していく過程を通じて、観客にズシンと行き届いていると思うんですよ。

『天空の城ラピュタ』で例えるテーマと変化

多分あなたも大好きな『天空の城ラピュタ』。これも、ただの空飛ぶお城とロボットの話じゃないんですよ。

主人公のシータは、最初こそおとなしくて「自分は何もできない」って思ってるふうなんですが、物語が進むにつれてだんだん変わっていくんです。

最初は守られる存在だった彼女が、ラピュタの王族としての責任や過去と向き合って、「この力は人を支配するためじゃなく、人を守るために使うべきなんだ」と気づいていくんですね。

そして最後には、あの有名な「バルス!」のセリフ。あれ、ただの呪文じゃなくて、「力に頼らない未来を選ぶ」っていう、シータとパズーの“覚悟の選択”なんですよ。(バルスの瞬間、全世界のサーバーがダウンするくらいスゴい選択かもしれない)

この作品のテーマは「力の使い方」とか「人としてどう生きるか」ってことなんですけど、それが“シータの成長”や“パズーとの絆”という“変化”の中で描かれてるんですよ。

つまりテーマって、空に浮かぶお城の上にふわっと乗っかってるもんじゃなくて、キャラクターたちの変化という地道な道のりの中で、ちゃんと地に足つけて描かれてるんです。

テーマに合った変化って、例えばこんな感じ

じゃあ、他のテーマだったら、どんな変化を描けば伝わるんでしょう?

▼ テーマが「家族愛」なら…

最初は「家族うっぜぇ…一人最高!」って思ってた主人公が、いろんな出来事を通して家族のありがたさに気づき、最後は「家族って…悪くないかも」ってなる。

▼ テーマが「恋」なら…

「恋なんて意味不明!合理性ゼロ!」と鼻で笑ってた主人公が、嫉妬したり、孤独に震えたりして、やがて人を思いやる心を手に入れていく・・・。(恋って、たしかに感情の株式投資だなとか)

こういった“変化”が描かれていると、テーマがより深く、読者や観客の心に届きやすくなると思いますよ。

短編作品は「1つの変化」に絞る!

でもですね、シナリオって、長編だけじゃなくて20枚とかの短編もあるじゃないですか。こういうとき、テーマをすごく深く掘り下げようとして、頭を抱える人も多いと思うんです(ボクもその一人)。

そんなときは、こう考えてみてください。

「最初こうだったキャラが、最後にはこうなった」

この“たった一つの変化”だけをしっかり描ければ、それだけでちゃんとテーマになるんですよ。

例えば、
・最初は誰にも頼れなかった主人公が、最後には「助けて」って言えるようになる
・最初は勝つことばかり考えてた主人公が、最後には「負けても大切なことがある」と気がつく

このくらいシンプルでいいんです。20枚って、言ってみれば物語のワンシーンみたいなものなので、深く掘るより「伝えたいこと一つ」に集中するといいんですよ。

テーマは“変化の物語”で届けよう

もう一度まとめますよ。

テーマとは、ボクら作り手が「伝えたい思い」そのもの。
そして、それを読者や観客に届けるには、「登場人物の変化」を通して描くのが一番なんです。

小説でも、ドラマでも、マンガでも、どんなジャンルでも同じです。
テーマがあるなら、その“思い”を「キャラの変化」というかたちに変換して、物語に込めてください。

「最初こうだったのが、最後にはこうなった」

このプロセスに心が乗っかれば、それはもう立派なテーマなんですよ。
そして、その物語は、ちゃんと誰かの心に届くはずです。

テーマはあなたの作品の“エモさ”です!

物語を書くって、正直エネルギーがいるし、大変です。でもですね、自分の中にある「これだけは伝えたい!」っていうテーマが定まってくると、不思議と筆が進むんですよ。(それでも途中でポテチバリボリ食べながらYouTube見て脱線するんだけど)

ボク自身、いろんな物語を書いてきましたが、最終的に「誰かに届けたい一言」がテーマになることが多いです。

ぜひ、あなたの“伝えたいこと”をキャラクターの“変化”に託して、素敵な物語を描いてみてくださいね!

以上、シナリオ作りにおける「テーマ」とは?そもそも「テーマ」ってなんなのか?「テーマ」ってどう考えればいいのか?の話でした!

気づけばけっこう長文になっちゃいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
あなたの創作を応援しています!

関連記事:ストーリーメッセージの大切さ