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回想シーンで巻き返しを生み出す方法

2025年6月22日

今回は、物語の中でとっても便利な「回想シーン(フラッシュバック)」について、初心者向けストーリー作りのコツとしてお話していきますね。

え?「回想シーンって単なる昔話でしょ?」と思いました?

いえいえ!実はこの回想シーン、小説を書くためのストーリー構成の中でも、特に「巻き返し」を作るうえでめちゃくちゃ役立つんですよ!

「巻き返し」と「ハンディキャップ」

少し復習しておきますよ。

巻き返しというのは、物語の中盤やクライマックスで、主人公が窮地から形勢を逆転する瞬間のことなんです。

そして巻き返しが盛り上がるためには、主人公がそもそも強烈なハンディキャップを背負ってる必要があるんですよ。

例えば、ラスボスが強すぎるとか、仲間が離反するとか、精神的にトラウマを抱えているとか。

でもですね、ずっとハンディキャップを背負わせたままだと読者はしんどくなっちゃうんです。そこで、「巻き返しのトリガー」が必要になるんですよ!

そのトリガーのひとつが「回想シーン」なんですよね。

回想シーンとは?簡単に説明するんですよ

回想シーンとは、物語の進行中に、主人公や登場人物が過去を振り返る場面のことですよ。英語ではフラッシュバック(Flashback)とかアナレプシス(Analepsis)なんて呼ばれます。

物語がA地点を進んでいる最中に、一時的にB地点(過去の出来事)に戻って、そのときの出来事や心情が描かれるわけです。

漫画のストーリーを考えるためのヒントとしても、これめちゃくちゃ使えますよ。だって、回想シーンを入れることで──

・主人公の動機が深掘りできる
・読者に「なるほど!」と思わせる背景説明ができる
・伏線の回収や謎解きができる

などの効果が得られるんです!

どうして回想シーンが「巻き返し」に効くのか?

ここが今回のメインテーマなんですよ!

ボクたちは主人公がボコボコにされてる姿を見るのも嫌いじゃありませんが、ずっと苦しんでるだけだと、さすがに胃がもたれますよね。(ボクなら心が折れます)

そこで、「主人公が過去を思い出して立ち直る!」という展開を挟むことで、一気に物語に活気が戻るんです。

この瞬間こそ「巻き返しの始動ポイント」なんですよ!

例えばこんな使い方

例を挙げてみますね。

状況:ラスボス目前。主人公は瀕死。仲間も倒れ、絶望の淵。
その時、主人公の脳裏に幼い頃の記憶がフラッシュバックするんですよ。
「泣くな。諦めそうになったら、立ち上がれ。お前には、お父さんも、お母さんも守れなかったオレの分までヤツを倒してほしいんだ。」
父親の最後の言葉。
ボロボロの主人公の目に再び炎が宿るんです。「まだお前は終わってない⋯!」

ここから逆転の一手を打つ。これが「巻き返しのトリガー」としての回想シーンなんです!

種類別・回想シーンの使い方

実は回想シーンにもいくつかパターンがあるんです。ここから脚本家志望のための創作テクニックとして整理しますよ!

① 内的後説法

物語が始まったあとに起きた出来事を、途中で回想するパターンです。

例えば、冒険の途中で「2年前に別れた師匠との訓練の日々を思い出す」みたいなやつですね。

これ、キャラクターの成長や心の変化を描くのにすごく便利なんですよ。

② 外的後説法

物語が始まる前の出来事を回想するパターンです。

例えば、子供時代のトラウマや、封印されていた過去の秘密を回想するケースですね。

これが効果的に入ると、読者は「ああ、だからこの人はこんな行動してたのか!」と納得します。キャラクター設定の重要性と方法としても王道パターンですよ!

寄り道コラム:回想シーンには2種類ある

【解説】回想シーンって、ただ過去を語るだけじゃないんです!実は「回顧シーン」と「インスピレーション」という2つのタイプがあり、物語の進行や読者の共感に大きく影響します!ストーリーの盛り上がり方やキャラクターの行動理由がグッと深まる秘密を、一緒にのぞいてみませんか!気になったらCHECK!

使いすぎはNG!テンポを大事に

でもですね、回想シーンを多用しすぎると物語が重くなる危険性もあるんですよ。

常に「今の物語の緊張感を削がない程度に挿入する」バランス感覚が必要なんです。

読者が「また過去の話かよ⋯」と呆れ始めたら危険信号ですよ!(ボクは何度か失敗してます)

巻き返しに仕込む「心の成長」

回想シーンは単なる説明じゃなくて主人公が成長するきっかけにするのが一番熱いんですよ!

例えば、
・昔の失敗を思い出して「今度こそ同じ過ちは繰り返さない!」と決意する
・かつての師匠の教えを思い出して「この技なら突破できる!」とひらめく
・仲間との約束を思い出して「守るべきものがある!」と再起する

こういう内面の巻き返しこそが、読者の心を打つんです。初心者向けストーリー作りのコツとして絶対覚えておいてくださいね!

ラスボスとの最終決戦でも回想は使える!

実はクライマックスでも回想は大活躍しますよ。

例えば、ラスボスとの決戦中に、幼き日の兄との約束を思い出すとか、母の最後の微笑みが脳裏をよぎるとか。

それがきっかけで限界を超える力を発揮するクライマックスシーン、王道ですが王道ゆえに感動します!(ボクはこの手の展開は泣きますね)

次の記事をどうぞ:トリガー(引き)

【解説】
「クライマックスが盛り上がらない…」そんな悩みに心当たり、ありませんか?この記事では、物語の見せ場をもっと強く印象づけるための“トリガー”という考え方をご紹介!じらしてじらして、一撃で決める演出法とは?漫画や小説や脚本の表現に使える例も交えて、楽しく学べる内容になっています!気になったらCHECK!

伏線回収にも活用できる!

さらに、回想シーンは「伏線回収」の場面としても最強なんですよ。

物語の序盤でなんとなく出てきた出来事が、回想シーンを通じて「実はこれが重要な鍵だった!」と繋がる瞬間。読者は「うわ!やられた!」と驚きながらも納得してくれます。

小説を書くためのストーリー構成でも、伏線→回想→回収は黄金パターンですよ!

まとめ

というわけで、巻き返しをもっと熱くするために回想シーンについてまとめますよ。

・回想シーンはハンディキャップを乗り越えるきっかけになる!
・「内的後説法」「外的後説法」を使い分けると効果的!
・心理的な巻き返しのトリガーに使うと熱くなる!
・伏線回収にも超便利!

巻き返しは、単なる戦いの逆転劇だけじゃなく、主人公の「内面の逆転」を描くとグッと深みが増すんですよ!

回想シーンはその最高のツールなんです。

あなたの物語にも、ぜひ効果的な回想シーンを仕込んでみてくださいね!

あなたの創作を応援してます!