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アイデア出しの問題点

2019年6月12日

実はほとんどの人が、アイデア出しという言葉の意味を誤解していること、まずはじめに申し上げておきます。

以前、ストーリーを肉づけをする前の段階で、創作前の3つの決め事についてお伝えし、そのコツもお伝えしました。

3つの決め事とは、大きく

・誰が?
・何故?
・どのように?

この物語の要約文にいたるまでの着想(アイデア)を出すためにも、問題点を知っておくべきです。

心配しないでください。あなたはボクの失敗をたどらないように、しっかりコツを教えてちゃいます。

着想(アイデア出し)における問題点は大きく2つです。

・インプットする情報(ジャンル)を絞れていないこと
・アウトプットした情報をまとめられていないこと

まず、着想する情報を絞れていないことについて

あなたが、初心者なら、いろいろなジャンルに挑戦したいはず、
でも、2~3作目ができても、いまいち何が得意か不得意かわかりません。

そういう状態で、アイデアを出すのってかなり大変なんですよ。

例えて言うなら、地図を持たずに、旅行をするものです。

旅行をして、また自宅へ戻らないといけないのに、
ヨーロッパならヨーロッパにでかけたっきり、帰国できない作家さんを
見かけます。

ある程度、旅行を楽しんできたら、自宅のベットに寝転んで、

地図を広げて、次のようにマークしてください。

例)
ヨーロッパ2カ国
東南アジア4カ国
アメリカ合衆国1箇所


すると、東南アジアが多いですね。東南アジアにマジックで
頭の中で、丸で囲むイメージをして下さい。

ここでピンときたあなたは東南アジアが好きだということがわかりますよね?
好きというより、ネタが豊富で、きっと相性も合うのでしょう。

これと同じように

例)
SF系が2作
ラブコメ1作
バトル系3作


すると、バトル系が、あなたとマッチしていることがわかるし
好きというよりネタが豊富で、あなたの創作はバトル系向きなんです。

まず、あなたの得意科目、1つ絞ってを尖らせるんですよ。

気になるアイデアから絞り出すんです。

バトル系の小説・漫画を主体として、周辺諸国は後回しです。
まずは、バトル専門知識を高めることを優先してください。

たいていの人は、このことを認識せずに、手当たり次第アイデアを拾いあつめています。

もう一度、申し上げます。

あれもこれも(あそこも行きたい、ここにも行きたい)ではなく、あなたが得意なジャンルを、まず一つに絞ることなんです。

まずは、一番投げやすい直球ボールを極めてから、フォークボールを投げた方が、効率よくネタが集まります。

それともう一つは、集めた情報をアウトプットした紙をどこにやったか、また必要な情報がうまく取り出せない。これがアイデア出しの問題になっています。

アイデアを出したら、出しっぱなしで、きちんと片付けができない状態なんです。

例)アメリカには、ルーブル美術館があり、東南アジアには自由の女神があり、ヨーロッパにはマーライオンがある状態です。

どこに何があったのか、ぐちゃぐちゃです。旅行先で見た建造物を、しっかりまとめていないことが多いです。

それを例えるなら、

ラブコメものに、兵器のアイデアが混ざっていたり、
バトルものに、婚活があったり、SFなのに江戸幕府や縄文人情報が
まぎれこんでいる。

これだと、異世界ものなのか、戦争ものなのか、コメディなのかアイデアがまとまらなくなるばかりです。

ラブコメなら婚活、バトルものなら兵器のアイデアなど
アイデア情報をグループ化されていないことが問題です。

以上、アイデア出しの問題点を上げてみました。

・・・ということで次回は着想(アイデア)の解決法お楽しみに!