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魅力的な主人公を描くためのコツ

2021年2月10日

本日の結論から申し上げますね。

魅力的な主人公を書くためには、あなたの価値観(コア)を知るということです。

あなたの心に、基準になるものを見つけることです。これは、初心者向けストーリー作りのコツとしてもとても大切なんですよ。

舞台設定も、その基準にできるだけ調和させていきましょう。そもそも舞台設定が主人公(あなた)とマッチしていない場合もあります。

舞台設定から考えても構わないですが、やはり主人公あってのストーリーですから、主人公をすっぽかして舞台設定を考えるっのて、後で意味づけする作業になる可能性がありますから、めんどくさそうじゃないですか。

主人公の価値観に奇抜さを求める必要はないんです。あなたの価値観をキャラクターに反映するだけです。

小説を書くためのストーリー構成においても、まず「主人公が何を信じてどう動くのか?」という軸が決まっていないと、どんな展開もブレてしまうんです。

素で勝負するんです。

かつてのボクもそうでしたが、同人活動をしながら出会う人の多くが自分で自分のことをよく知らない方が多かったんです。

もしかして、ご自分をあまり好きじゃなかったりしませんか?

自分の強みや魅力がわからないと、主人公よりサブキャラの方が好きになってしまう。これは漫画のストーリーを考えるためのヒントにもなるんですが、自分を描けないと他人ばかり魅力的にしてしまう罠にハマりやすいんです。

サブキャラを目立たせると主人公が影に隠れてしまいます。

あなたの求める理想(目的)が決定されていないと、物語が完成できなくなります。

受け身の姿勢ではアイデアはなかなか降ってきませんし、脚本家志望のための創作テクニックとしては「自分の基準を明確に持つ」ことが不可欠なんですよ。

「餅は餅屋」ってことわざがありますよね?結局、自分は自分なんです。

ボクも主人公にパワーがないって思ってた時期があって、そのたびに創作がつまらなくなってやめちゃってました。

もし「物語が書けない」「方向性に迷う」と感じたなら、あなたが基準とする価値観をまだ見つけられていないのかもしれません。

物語の主人公が何をしたいのか、それがわからないまま描き始めても、途中で必ず迷子になります。

キャラクター設定の重要性と方法としても、まず「動機」を明確に言葉にすることが重要です。

創作前の3つの決め事「誰?何を?どうやって?」のうち、「誰?」が決まっていないと物語の骨組みがぐらつきます。

あなた自身が何を基準にして、どんな価値観をもって行動してきたのか。それを土台にしたキャラ設定が読者の心に響くんです。

そのキャラが理想やビジョンを語るメッセンジャーになるには、あなたの〝価値観(コア)〟が必要です。

設定のギミックよりも、価値観ありきです。

・草薙の剣があっても価値観がなければ意味がない
・異次元ワープ能力があっても、それをどう使うかが重要
・テレパシー能力や透視能力があっても、使う理由が感情と繋がっていなければ魅力になりません

要するに「どう戦うか」より「なぜ戦うか」なんですよ。

だから、あなたが小説を書くためのストーリー構成や漫画のストーリーを考えるためのヒントを探しているなら、まず「主人公の価値観」に焦点を当てることから始めてみてください。

創作の基本は「自分を描く覚悟」。それが、読者の心を打つ主人公を生む土台になると思います。

[fuki-r]えええ?自分なんてダサいです![/fuki-r] [fuki-l]かっこわるいですぅ![/fuki-l]

わかります。

でも、一つくらいありませんか?

自分を書くのに自分のことを知らないと、読者の心に突き刺さらないんです。響かないし届きません。

〝価値観〟(コアを知る)とは、物ごとを評価・判断するときに基準です。

つまり、何にどういう価値がある!と自分の頭で考えはっきり物が言えるものです。自分スタンダードであり、物の語り屋なんです。

例えば、
もし、あなたの目の前に、かわいい女の子、かっこいい男の子がいて交流したとします。その時、あなたの彼女(彼)の判断基準は何か?ということです。

人を見る時、何をみて価値を決めるのか?ということです。

あるいは、ジリ貧で生活が苦しくなった時、国や世界に脅威がせまっている時、あなたは何を基準として行動するのか?その行動の価値は何か?です。少しだけリアルに考えてみてください。

基準がわからないままでは、魅力ある骨の太いキャラは描けないんですよ。考え方のルーツがわからないからです。

あなた(主人公)が何をどうしたいのか?を決めるには、

・何故あなたはそのように考えるのか?
・何故そのように行動をとるのか?
・何を信じてアクションをするのか?

という価値観(コア)が欠かせないものです。

それは、あなたの中にあり、過去に起きた体験(トラウマも含む)がヒントになります。

あなたを応援してくれた親、兄弟、先生、恋人、対人関係のしがらみの中で何を学んできているかが鍵になると思います。

いつも何を基準にして、どんな選択をしてきたのか?

創作前の3つの決め事の③どのように?は後で構いません。

あなたの基準となるものは何でしょうか?

あなたの本質と価値観がわからないままでは、キャラクターがまだまだ弱いことになります。読者の心に響かせたりジーンとくる感動する面白い物語は生み出すことが難しくなると思います。(厳しく見積もってます)

そのキャラが理想とビジョンを指し示す強いメッセンジャーになるには、あなたの〝価値観(コア)を知ることなんです。

でないと脇役の方がどんどん強くなってしまい、主人公が隅に追いやられます。

よろしいでしょうか?もう一度申し上げますよ?

・草薙の剣のような炎の武器をもたせたり、
・異次元ワープ移動ができる能力があったり、
・テレパシーや透視能力があったり、

ギミックを魅せても読者は「だから何?」となります。読者が本当に求めているものは、あなた(主人公)が、何を信じ、どう選択しているか?オリジナルの生き方に魅力を感じるのです。

主人公(あなた)の価値観(コア)が定まっていますでしょうか?

設定のギミックよりも、価値観ありきです。
・主人公の価値観があっての草薙の剣
・主人公の価値観があっての異次元ワープ移動能力
・主人公の価値観があってのテレパシー能力や透視能力

なんです。

極論を言えば、舞台設定は後付でも大丈夫です。

もし、主人公の設定が定まっていなかったら、あなた(主人公)の価値観を見つけてください。

あなたが小説を書くにしても、漫画に書くにしても、キャラクターの設定用紙があるはずです。

メモ紙でも構いませんので、主人公の〝動機〟をまずは書き出してみてください。

もし言葉にできなかったり、言葉にすることが難しく、何とか書けたとしてもいまいちなら、そのストーリーや企画その物もいまいちだと思いますし、その先も「うーんこれでいいのだろうか?」とずっと迷いつづけると思います。

もう一度聞きます。その主人公(あなた)は何をしたいのでしょうか?その価値の基準を知らないと物語がブレてしまいます。

個人的な話になりますが、

ボクが学生時代に思い悩んでいた頃、ある工学系の恩師に「君には〝メートル原器〟がない」と言われた事があります。

〝メートル原器〟とは、1メートルの基準として用いられる元になる金属器(茨城県つくば市で保管)です。

あらゆる物質は経時変化を起こしますが、メートル原器だけは変化しないんです。

板も、日光に当てたりしたら歪むみますよね?あなたがつかっている定規も、0.001ミリくらい日に日に縮んだり伸びたりするんです。

わずかな歪みが、日を追うごとに劣化していくのです。

ところが、メートル原器だけは微動だにしないのです。

恩師が言うには、
「あなたの心にメートル原器がないから、自分の考えや行動の元になっているものと照らし合わすことができない、だから歪んだものからさらに歪んでしまう、つまり、自分の基準、根っこを知ること、見つけること、探すことが大切なんだよ」

とアドバイスをされました。


当時、難しすぎていまいちピンと来なかったんですが、いわゆる、自分スタンダート(コア)を知らないから、やっていること、言っていることが次々に変わってしまうということでした。

変わらない、変化がないものとは、例えるなら宝石です。

宝石は長い間、恒久的に大きさが変形することはありません。

だから宝石には価値があり、魅力があり、人々はお金を出してでも買おうします。

作品も同じです。あなたの魅力(宝石)を見つ出すことです。

身近な人に聞いてみてもいいですよ。「自分ってどこが魅力?」って。笑

さすがに、いきなり聞くと驚かれるでしょうし、あなたも恥ずかしいかもしれません。でも、あなたを他者からみている自分というのは、まぎれもない主人公(あなた)の素のままのキャラクターなんです。

そそっかしいところはあるけれど、一生懸命だね!と言われたら、それが、今から描こうとしている主人公だと思います。ありのままでいいんです。

「いや!私はそんな人間じゃない!」と拒絶するかもしれません。

鏡の法則ってご存知でしょうか?自分の人生に起こる問題の原因は、すべて自分自身の中にあるという考え方です。

短所と長所があるから物語が作れるし楽しめるんですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

キャラづくりには絶対欠かせない内容だったので、強めに書いてまります。ちょっとグサっときたらごめんなさい。m(_ _)m

ぜひ主人公のキャラづくりの考え方の参考にして見てくださいね。

あなたの創作を応援してます。

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