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悪役づくり(マッチポンプ編)

いつも創作お疲れ様です。物語が盛り上げるには、悪役づくりって欠かせないですし、結構ポイントになります。

もし、悪役づくりが「いまいちだな」と思っていましたら、本日は〝マッチポンプ〟という言葉だけでも覚えていてください。

あまり聞き慣れないと思いますが、マッチポンプとは 〝火をつけてポンプの水で消す〟という意味で、炎上マーケティングもその類です。やらせとか、サクラとかを都合よく操作し、あたかも正義ぶる人って、嫌いな人がほとんどだと思います。

それはいわば、堂々と大衆に向かって「私は問題を解決しました!」と、自分の評判を上げあげさせる行為で、後のことは知らんぷり「私の知ったこっちゃないよ」的な演出です。

要するに、インチキをして自分の利にしてしまう詐欺師とも言えますね。

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マッチポンプとは、意図的な〝自作自演〟ですから、それを偉そうに周囲を扇動し、「うひひ~座間ぁ見やがれ・・・」と影で喜ぶのです。(感じ悪いです)

その手法をつかう目的は、ズバリ自分の利益を得るためで、善を行う人々を屈辱を与えて苦しめたり、自分の気に入った相手を、横から奪う手口でもよく使われます。

要するに、いやらしくて、ずる賢いやつなんですよ。笑

悪役とは、主人公のやることに反対している存在であり、真逆の考え方をしています。

なぜ、そのように巧みな罠をしかけるかというと、悪役の本質は弱いので、強く見せようとするからです。

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もしあなたのストーリーが、主人公が良いことをするだけのハッピーエンドであれば、読者は飽きてしまうと思うんですよ。

やはり、物語の流れの中で、障害物や壁を設定し、悪役がどんな攻撃をしかけ、主人公の行く手を阻むのかも考えてみましょう。

マッチポンプに限らず、汚い手口をつかうキャラが一人いるだけでも、物語は盛り上がると思いますよ。

悪役の代表人物が、〝ラスボス〟ですが、そのラスボスは、主人公の最終ゴールの前に立ちはだかり、あの手この手を使って、けちょんけちょんにします。

ラスボス(悪役)は、主人公の大切にしているモノも、仲間(主人公を守ろうとしたり応援する人間)も嫌いですから、とにかく、うまくいかないように、状況をコントロールし妨害を仕掛け、主人公が困ることなら何でもします。

どんな手口で攻撃するか?その手法の一つがこのマッチポンプです。

代理人(餌)を準備し、問題をわざと引き起こして、それをシナリオ通りに解決し、周りから感謝され、相手の評判を貶めるといった巧妙に仕組まれたカラクリです。

そのカラクリによって、主人公が一番困ることは、これまで信頼してくれていた先輩を誤解させたり、恋人や協力者との間に亀裂を生み、これまで積み上げてきたものがすべて台無しになる事態です。

トラップシチュエーションは、最終的に主人公の行く手が遮られることになります。

ゲームオーバー寸前の状況をどのように瓦解し、起死回生していくのか、読者が次の展開を追いやすくなり、見どころとなると思います。

悪役づくりが難しいと思っていましたら、ぜひ、読者に「こいつ!許さん!」「汚い手使いやがって信じられん!」と怒らせられるような作劇を期待してます。

キャラづくりの参考になれば嬉しいです。

あなたの創作を応援しています。

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