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ストーリーの見せ所を決める

2019年7月29日

あなたのストーリーの中に、ここぞ!といえる名場面を盛り込むことで、物語全体を装飾していくための方法をご紹介します。

前回、作品ボリュームのことで、ストーリー分割についてのお話を覚えてますか?

・章(チャプター)→話
・節(セクション)→場面
・項(ターム)→台詞

これらをもとに、ここぞ!と盛り上がる名シーンのことを〝イベント〟という呼び方で、いくつ入れたらよいのか?どれくらいのインパクトか?について解説していきます。

チャプターは、章です。1章

小説や漫画では一話、二話・・・といいます。

はい。結論を言えば、各話の見せ所は1つにしぼりましょう。

各話に、ここぞ!みどころ!っていうのもあっていいんですけど、少し退屈な章(話)があってもいいと思うんですよ。

だって読者って・・・

「もっと!やって?もっとおもしろくしてよ!もっともっと!」と、

まるで、面白味を出せる魔法のランプでもあるかのように、期待させてしまうと困るんです。

そうです。読者を中毒患者にしてはいけません。

勝手に錯覚されても、結果的にあなたが締め付けられるのがオチです。

「いやいやいや、全話全力でやるべきでしょ」と思いたいでしょう?

確かにそうですが、あなたが疲れちゃ意味がありません。

そもそもストーリーの流れは、呼吸のようにバランスを整えないといけないのですから、山があれば谷があります。自然体でいいんですよ。

もう一度、申し上げますが、一話の中に盛り上がるイベントの数は、2〜3個あると、かえってインパクトがぼけるので、1個にしぼりましょう!

仮に物語が10話であれば、盛り上がりをみせるチャプターは、序盤、中盤、クライマックスの3個くらいを目安に。

(2)節(セクション)

チャプター(話)の中に、朝、昼、晩、回想シーンなどのセクション(場面)から分割されています。

はい。これイメージですよ?

・山の高さがチャプター(章)の強さ
・丘の高さがセクション(節)の強さ

という感じで、微妙な盛り上がりなんです。

つまり、読者に覚えていて欲しい場面伏線を入れる場面のイベントです。

読者にこの場面を覚えていて欲しいけど、種証しが悟られてはいけない!という微妙なイベントです。「ん?」なんだろう・・・でスルーさせても気にならないインパクトです。

(3)項(ターム)

タームは場面の中に存在するキャラのセリフです。

強さのイメージで言えば、山、丘と来た場合、
タームはにあたるインパクトです。

つまり、名セリフです。よく耳にしますよね?

例えば、
・お前はもう死んでいる(古いか・・・)
・アムロ、行きまーーす!(あー!もっと古い・・)

ここからは、あなたが、物事に対する本質的なつっこみや、捉え方にもよりますが、生きたキャラクターを演出させないといけません。

強いキャラクター(主人公)が、ストーリーを展開させていますから、あなたが実感している生きたセリフ(言霊)を読者に刺さるようにしないと盛り上がらないんですよ。

この決めセリフがターム上のイベントになります。

読者が思わず「そのとおりだああああ!」と絶賛してしまうような説得力のある台詞。

これは、ある意味、あなた自身の経験値に左右されます。でも下駄をはいたり、無理に背伸びする必要はありませんからね。

ありのまま、今の自分が感じていることを言葉にするとよいでしょう!

心にないことを吐いても読者に見抜かれてしまいます。

以上が、章、節、項のストーリー(数やインパクト)の見せ所を決めるという内容でした。