できる作家は可視化している
いつも創作お疲れ様です。
メガヒット作品を創り続ける天才作家は、数十万人に一人と言われています。
そんな天才肌ではないにしても、上位ランクを確保しているミリオンセラーを目指したいものですよね。
このミリオンセラーはいったい何をしているか?というお話です。
思考を可視化しています。
レオナルドダヴィンチもメモの達人です。
ですが、決してアイデアをたくさんメモすればいいというものではありません。
使えないメモはバブルに過ぎません。
不要なバブルがあると、本来あなたがキャッチすべき有益な情報が妨害されやすくなります。
はじめの内は、「アイデアメモは、多い方が良い」とよく思われがちですが、あまりピンこないものは、あとあと邪魔になる場合もありますので、筆者自身にも言えることですが、アイデアは溜めつつ捨てるよう心がけましょう。
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捨てきれないメモというのは、必要か不必要か、あいまいな情報かもしれませんよね。
すぐに溜まってしまう要因の一つとして、その情報は、どの用途に使うか?まで詰めたメモではないと思います。
きっちりメモをとらないといけないのではなく、ストーリーの断片的なイメージって無形ですからすぐ忘れやすく、まとめづらいのです。
だから、思考を可視化させることは大切だ、という結論になります。
夢もどんな話だったか、すぐに忘れてしまいませんか?
夢の話は、脈絡がないですし、前後関係のない話は記憶に残りません。
そう。まさにアイデアメモはブツ切れ状態です。
もちろん、そのアイデアメモが、奇抜で面白い物語に膨らむようなことは稀で、お蔵入りすることがほとんど。
あなたがやろうとしていることは、このブツ切れ状態を、因果関係を作って、つなぎ合わせてお話を作ろうとしているんです。しかも、面白おかしく分かりやすくです!
これって、すごく高度だと思いません?
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そもそも、アイデアを出すのに、読書やら、ネットなどのネタ探しインプットが必要です。ところが、ややもすると、迷子の子猫ちゃんになってしまうことがあるんですよ。
ふと気がつくと、どんな情報を探していたのか、すっかり忘れていたり、迷ってしまうんですね。「ミイラ取りがミイラになる」じゃないけど、ネット検索は特に要注意です。
以前、ブックマークについて記事をあげましたが、ネタのストックに有効な情報ですので、御覧ください。
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思考を可視化させるには、物語に落とし込むためのコツがあります。
つまり、主人公・ヒロイン・ラスボス・舞台設定・伏線・どんでん返し・エンディングなど。
あなたが、ひらめたいたアイデアは、どの部分か?ということをはっきりしないといけないんですよ。そして、そのアイデアをマンダラートに落とし込むと、より一層可視化できるでしょう。
マンダラートは、縦9マス・横9マスの図形の中心にテーマを書いて、自由にアイデアを連想させていくフレームワークです。
特にアイデア出しの順番やルールは存在しないので、隣接するマスに書かれているアイデアから連想可能なアイデアをどんどん書いていきましょう。
マンダラートであれば一人で取り組む作品づくり、思いがけないアイデアが生まれる可能性があります。
ただ、気をつけないといけないのは、アイデアの視点がどんどん広がりすぎて、収集できなくなることです。ですから、どの順番で、どのアイデアをまとめるのか優先順位をつけないといけなくなるのです。
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というわけで、今回は久しぶりにアイデアの出し方について解説させていただきました。
アイデアに一番、凝らないといけない部分は、やはり、クライマックスシーンのどんでん返し(伏線回収)でしょう。この場では詳しくは解説しませんので、興味がある方も、一度読まれた方も、再読されてみてはいかがでしょうか。
あなたの創作を応援しています。
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