脇役の増やし方
いつも創作お疲れ様です。
前回のサブキャラに派閥を作るに続き、脇役の増やし方を解説します。
さて。脇役というのは、あまり役に立たず、邪魔で余計な人物としてのイメージがあります。また、巷では、モブキャラ(名無しの群衆)の一人を指す意味としても使用されます。
ボクのいう脇役とは、その名のとおり、ストーリーを引っ張るパワーも役割もないので見せ場は少ないです。
しかし、その変わり脇役の中でも、物申すキャラがいます。
それをうまく使い倒すことで
読者を、笑わせ世界に引き込ませる、とても価値のある存在なんですよ。
脇役の見せ場は、全体の数値の割合からすると
メインキャラ→80%
サブキャラ→50%
ザコキャラ→10%
ざっとこんな感じで、非常にめだたないです。たったの10%です。
めだたないからこそ、この脇役がギャグシーンを連発させて、物語全体をグンと彩ることができます。
具体的に、どのパートに配置させるかというと、緊張した場面、または深刻な場面に登場させるとよいでしょう。
これはもうね。創作者自身が遊べて楽しむことができます。ほんとに。
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さて、本題に入りますね。
脇役を増やしていくには、まず、前回サブキャラに派閥をつくるのおさらいをしてみましょう。
メインキャラ(主人公とラスボス)と、サブキャラのツリー構造の内、脇役はどの部分につなげられる思いますか?
主人公━VS━ラスボス
┏┫ ┣┓
A B B A
ちがいます。
[fuki-l]どこやねん?[/fuki-l]実はですね、
脇キャラは、どこにも属していないんです。
[fuki-r]・・・は?[/fuki-r]つまり、主役からでも、サブキャラからでも、どこからでも枝を生やしてもいいんです。
脇役だけは自由なんですよ!(まさに脇っちょに存在するキャラです)
極端にいえば、ストーリーに関係なく、出たとこ勝負で構わないのです。(あっさり目で)
[fuki-l]え?今までの流れからするとストーリーに関係がない、とはマズいでしょう?[/fuki-l]そうですね。関係がない、というのは少し語弊があるかもしれませんので、「思い切って」が妥当かもしれません。
[fuki-r]思い切って?[/fuki-r]はい。あなたのストーリー作品ですが、あなた自身がファンや読者の立場になったつもりで、パロディーをつくるような思い切った感覚です。
[fuki-l]パロディー?[/fuki-l]そうです。メインキャラやサブキャラにポイントをしぼって、ジョークを突っ込んでみる感覚です。
例えば、主人公が、これから戦いに備えるために、地図を眺めて真剣に打ち合わせているシチュエーションに、酒で酔って地図の上にのってゲ○を吐くのです。
地図がゲ○まみれになって台無しです。
10%しか物語に介入していなくても、どうでもよいシーンで、めだっていますよね。
料理で、例えるならば、メインストーリーという〝食卓〟に、ごはんとおかずがあります。そこに脇役というソースなどの調味料をふりかけるイメージで。
味気がなくなると、塩コショウをふりかけますよね?それと同じでマヨネーズやドレッシング何でも大丈夫です。
強いて言えば、脇役は、物語の味付けという感じなんです。
また、本編に、たまに現れて消えたりします。横道にそれても、楽しませるキャラなので、創作者をも楽しませるギャグメーカーです。
あなたの気分で増やすというより、メインキャラ、サブキャラの役割が決まれば、どの部分に脇役の刺激イベントを配置すればよいか、わかるようになります。
場合によっては、その脇役の行動自体が、偶発的に、サブキャラレベル(主人公の協力者側)として活躍することもあります。
これは創作者であるあなたが自由自裁にストーリーデザインができる緩衝材なのです。詳しくは、脇役キャラクターをうまく使いこなすをご覧ください。
あなたの創作を応援しています。
(1)登場人物の増やし方と連結方法
(2)サブキャラに派閥をつくる
(3)脇役の増やし方←今ここ
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