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結末を予測させないコツ(オープニング編)

2019年8月10日

ストーリーの結末が、予測できたらぜんぜん面白くないですよね?

そんなストーリーを作ってもあなたは楽しめないですし、当然、読者に作品の魅力を感じさせることは難しいです。

では、「結末をわかりにくくすればいいの?」といえば、ちょっとニュアンスが違います。

わかりにくくすると、おそらく読者が物語について来なくなる可能性が高いんですよ。

ここから本題に入りますが、

読者に目を引っ張り続けるためのツカミを考えます。

つまり、どうしたらどうなるか?が明確な要素や危機的状況のようなものです。

『進撃の巨人』であれば、〝壁が破壊されたら人類が食わて滅ぶ〟といった設定です。

まさに、「どうなっちゃうのだろう?」感を演出させましょう。

結末を予測させないようにするためには、オープニング(入口)がとても要になってきます。

入口は、〝わかりやすくする〟でしたよね?

いかに、①誰、②なぜ?主人公の目的がわかりやすいか?が重要でした。

でも実はですね。
入口をわかりやすくすると、実は、読者に何となく予測されちゃいます。

「ええ?それじゃダメじゃん!」

いえ。問題は〝ひっかけ所〟を作れるかです。

「ひっかけどころ?」

はい。これを一般的にセントラルクエスチョンと呼ばれています。

初心者向けストーリー作りのコツとして、こうしたストーリー作品としてのフックはめちゃくちゃ大事なんです。

小説を書くためのストーリー構成や、漫画のストーリーを考えるためのヒントを探している方にとっても、ここが最も大切な土台になってきますからね。

ストーリーは主人公を課題軸として、問題解決できるか?できないか?のどちらかです。

この課題の設定によって、読者の期待値をグンと上げられるのです。

ぶっちゃけなんですが、主人公の目的(ゴール)に対して、読者がイメージできる結末はだいたい決まってまして・・・

①ハッピーエンド
②バットエンド

の、どちらかになります。(当然ですが)

この①、②の結末タイプが簡単に予測できないように、解決のための条件を開示して引っかけるんですよ。

解決の条件が難しいと、読者の心理は以下のようになります。

「この主人公、大変なのに頑張っているなぁ」
「可哀想だなぁ」
「この先うまくいって欲しいなぁ」
「あきらめないでハッピーになって欲しい」
「最後までがんばって!」

・・とキャラに共感して応援しているとしますよ?

さて。あなた(作家)としての結末はどのようにしましょうか?

「んー。難しいですね。だってハッピーエンド(うまく行く)かバットエンド(うまく行かない)かのどちらかでしょう?

はい。勿論そうですね。でも、絶妙な終わり方があるんですよ。

③ハッピーだけどちょっとバット
④バットだけどちょっとだけハッピー

例えば、主人公が彼女を救うことが結末(ゴール)だとします。

すると結末は、
→彼女を救えたけど、二人は結ばれなかった。など何かを得ることで何かを失う結末です。

もう一つのやり方として、読者をひっかけるには、この結末イメージを打ち消すほど、目が離せないようにすることです。

つまり、
「え?何それ?」
「やばいじゃんそれ!」
「どうするの?」

・・・といった要素、つまりキャラクターにハンデやリミットを与えることです。

このようなハンデやリミットを与えることで、ストーリーの盛り上がりや面白さが増してきます。

このようなリミットを与えることで、ストーリーの盛り上がりや面白さがぐっと増してくるんですよ。

例えばですが、
「明日の日没までに爆弾を解除しないと、町ごと吹き飛ぶ」
とか、
「試合に勝てなければ、妹の手術費が払えない」
なんて状況、聞いただけでドキドキしてきませんか?

これは、主人公に“時間”や“命”、“大切なものの喪失”といった

取り返しのつかない危機=リミットを与えているんですね。

読者はこうした極限状態に置かれたキャラクターに共感しやすくなるので、
「間に合うのか⁉」
「どう乗り越えるの⁉」と、

ページをめくる手が止まらなくなるわけです。

つまり、読者を物語に釘付けにさせるには、ただ問題を提示するだけでなく、「〇〇までに××しなければ、△△になる!」という条件をしっかり設定してあげるのがポイントなんですよ。

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