読者に共感されるストーリーの作り方!離脱されないオープニングと主人公設定のコツ
はじめに|なぜ読者は感動シーンまで読んでくれないのか?
ストーリーづくりで、あなたが読者に読んでもらいたい場面、「そこそこ!」「ここだよここ!」とキャラクターが活躍したり、あなたが一押しする感動シーンがあると思います。
作家としては、誰もが作品の見どころを感じてほしいですし、読者を喜ばせて一人でも多くのファンを増やしたいものです。
しかし、あなたの作品に共感してくれる実際の読者の数は、割合からすると60%以下が目安だと考えてください。
ショックを受けなくても大丈夫です。
そもそも、読者がその場面までたどり着かず、途中で読むのをやめてしまうケースも含まれているからです。
せっかく真心を込めて書いたストーリーを最後まで読んでもらえないのはつらいですよね。
読者との共感は100%成立しない
なぜ共感度が60%程度と言えるのでしょうか?
ある研究では、人と人とのコミュニケーションには理解不足や価値観の違いによるズレが生じると言われています。
対面なら表情や身振り手振りによって感情的なニュアンスを補えます。
それでも完全に伝わるわけではありません。
まして作品は一方通行のメディアです。
もちろん、小説や漫画は読者が集中して読んでくれる分だけ伝わりやすい面があります。
それでも現実的には、すべてを理解してもらえるとは考えない方がいいでしょう。
読者から共感を得られない2つの原因
では、なぜ読者は途中で離脱してしまうのでしょうか?
大きな理由は次の2つです。
① テーマそのものに魅力を感じていない
② オープニングで興味を引けていない
この2つを改善するだけでも、通読率はかなり変わってきます。
初心者向けストーリー作りのコツ|まずはテーマを見直そう
小説も漫画も、基本的には読者を楽しませるエンターテインメントです。
同時に、何らかのメッセージや価値観を伝える役割も持っています。
小説には教訓を伝える歴史がありますし、漫画には社会風刺というルーツがあります。
つまり作品には、
・エンタメ要素
・メッセージ性(風刺や主題)
の両方が存在しているんです。
小説を書くためのストーリー構成は「楽しませる8:伝える2」
ボクの考えでは、
楽しませる8:伝える2
くらいの割合がちょうど良いと思っています。
読者はまず楽しみたいんです。
その上で作者の考え方やテーマが自然と伝われば十分です。
逆にテーマばかり前面に出ると説教臭くなります。
でもエンタメだけでも中身が薄くなります。
このバランス感覚が大切なんですね。
漫画のストーリーを考えるためのヒント|オープニングで読者をつかむ
テーマが良くても、物語の入口で失敗すると読者は離脱してしまいます。
関連記事:入口の作り方
以前紹介したフックの考え方も重要です。
例えば、
・興味を引く演出が弱い
・主人公の目的が分からない
・世界観が見えない
・セントラルクエスチョン(CQ)が曖昧
こうした状態だと、次のページをめくってもらえません。
脚本家志望のための創作テクニック|主人公に同情させる
読者を物語に引き込む強力な方法があります。
それが、
主人公への同情
です。
オープニングから主人公が絶好調がずっと続いたらどうでしょう?
「彼女ゲットしたぜー!」
「人生最高!いえーい!」
これでは読者は共感しにくいんです。
むしろ、ひいてしまいます。
関連記事:涙の公式
キャラクター設定の重要性と方法|共感される主人公を作る
読者に共感される主人公には、多くの場合わかりやすい悩みがあります。
例えば、
・コンプレックス
・トラウマ
・借金
・人間関係の悩み
・技術不足
・能力不足
こうした背景があるからこそ、読者は応援したくなるんです。
同情を生み出す場面を作ろう
例えば、彼女がいないことで悩む主人公。
ラブストーリー映画を見たあと、
「自分もあんな恋がしたい」
と思います。
ところが街を歩いていると、目の前でカップルが抱き合ってキスをしている。
主人公はいたたまれなくなり、その場から走り去る。
こんなシーンがあったらどうでしょう?
読者は思わず、
「わかる!」
「がんばれ!」
と応援したくなります。
あなた自身を主人公のモデルにしよう
ストーリーにはキャラクターの葛藤が必要です。
そして強い葛藤は、作者自身の体験や感情から生まれやすいんです。
例えば、
・劣等感
・失敗体験
・恋愛の悩み
・人間関係の苦しさ
こうした感情を主人公に重ねることで、キャラクターは生き生きとしてきます。
進撃の巨人の主人公エレン・イェーガーは葛藤の塊のようなキャラですが、これをモチーフをするだけでは不十分です。
あなた自身の感情を反映させた方が、ブレない強いキャラクターになるんです。
まとめ|読者に共感されるストーリーを作るには?
読者から共感を得られない理由は次の2つです。
① テーマ自体に不適合がある
楽しませる8、伝える2を意識する
② オープニングの見せ方に問題がある
主人公に同情できる事情や場面を与える
この2点を意識するだけでも、読者の反応は大きく変わります。
共感される主人公を作り、魅力的なオープニングで読者を物語へ引き込みましょう!
創作を楽しんでください!応援してます!