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息抜きで映画鑑賞のしかた

2019年9月29日

創作お疲れ様です。

息抜きに、電話で気の合う友だちとしゃべるとか、おやつを食べるとか、いろいろ方法があると思います。

でも、映画鑑賞や作品における息抜きについては、ちょっと特殊だと思うんですよ。

これって大切なことなので、少し触れておきますね。

作家が、息抜きに映画を観るというのは、目的をもった方がよいと思うんです。


名無しくん

え?息抜きに目的なんているの?」


名無しさん

それ息抜きにならないんじゃない?


名無しくん

え?息抜きに目的なんているの?」

と、突っ込まれそうですよね。(はい、かなりつっこまれてます)


普段、創作とは関係のないお仕事をされている人の息抜きが、映画鑑賞を楽しむ、というのは頷けるんです。

ところが、作家(ものづくり)としてのあなたが、好きな本、マンガ、映画鑑賞となると、ちょっと息抜きにはコツが必要になると思うのですよ。

そもそも、息抜きに創作をされている方にとっては、かえって息抜きにならなくなるケースもありますから、そうならないように抑えるべきポイントをいくつかご紹介します。

先ほどの息抜きに〝目的〟を持つということなんですが、

①楽しんで感動に浸るため
②知識や技術を習得するため

あなたが、この①②の内、どちらにウエイトを置くかによって、息抜きの質が変わってきます。

というのは、映画に感動して浸ってもよいのですが、あくまで他人の作品ですから、その世界観に完璧に飲まれてしまうと、作家としての自尊心を傷付けてしまうかもしれないんですよ。

その本、マンガ、映画の作品がすばらしいほど、潜在的に「自分にはここまですごい作品は描けない」と自己暗示をかけてしまいやすいのです。

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「いや、自分はこの作品よりも、もっと感動するものをつくってやるぜえええええ!!!」と息んだとしても、心のどこかで無理をして、空回りして創作活動にマイナスな影響がでてしまうかもしれません。

「それじゃ、観ない方がいいの?」ってワケじゃないです。

以前、ご紹介しましたように、あなたの創作マインドを崩さない方法とは、五感で深くキャッチしないことでしたよね。

美しい音楽と、綺麗な夕陽の映像、そして可愛らしい女性キャラの声・・・・目から耳から入ってくる外界の情報って、ものすごく刺激が強く心地がいいものです。

ゲームもそうですけど、とくに音、映像で構成されている映画コンテンツにおいては優秀なクリエイターの集大成で作られていますので、その感動に飲まれても、しかたがないことです。

でも、作家としてのあなたの感性を伸ばすためには、心の隅にでも置いていただきたいことがあります。

ボクはあなたに「作品の世界に飲まれるな!」と言いたいのではなく、飲まれるのは1回目だけにして、2回目からその作品が「何故、人気があるのか?」を分析してみることです。

つまり、映画鑑賞中にも、複眼的な思考をもつトレーニングを積むことです。

具体的には、
・ネットで検索してレビューを見て読者の反応を知る。
・どこがクライマックスで、どんな終わり方でどんな余韻を残しているか?
・主人公が①なぜ、②なぜ、③どのように、ゴールに到達したのか?
など。

絶賛上映中の映画を観にいく時に、是非意識して欲しいんですよ。


名無しくん

いや、それってさ。息抜きにならないじゃん?

はい。確かにそうかも知れません。

息抜きの目的が〝②知識や技術を取得するため〟ですから気分転換ではなくなってしまいます。

でもですね。

そもそも〝息抜き〟自体が、創作活動に疲れた時、あるいは休憩したい時の回復手段ですし、創作活動のコンディションを整えて、モチベーションをアップさせることが目的じゃないですか。

だとすれば、その作品の良さや構成力を学ぶことは、あなたの作品に活かせることになりますし、それが創作モチベーションの向上につながっていくはずなんですよ。

それと、友だちでも恋人と一緒に映画に見にいったり、映画について語ることはとてもよいことです。

なぜなら、感動した体験を語り、相手の感動体験を聞くことは、人間関係が深まるだけでなく、自分と異なる価値観に触れることになるからです。

映画の内容を理解が深まると同時に「自分はここに感動したけど、この人はあのシーンに感動したのか・・・」と振り返えられる時間は貴重な学びになります。

ちなみに、ボク個人の映画鑑賞についての息抜きの考え方ですが、よっぽど、感動したい!魂が揺さぶられる映画がみたいものがあればですが、〝時間がかかって創作に没頭できない〟ので、基本的に頻繁には観にいかないようにしてます。

ただし、一回目は、感動をしてカタルシスを味わい、二回目、レンタルDVDで見る時は、ストーリーの構造を勉強しています。

作品づくり自体がインドアなので、映画鑑賞の代わりに外に出て散歩して、喫茶店などを探索した方が、いろいろと発見もありますし、アイデアが浮かびやすくなって、別の脳みそが活性化するんですよ。

もちろん息抜きの方法は、それぞれだと思いますが、創作マインドの維持させる方法について、何かしら参考にしていただけたら嬉しいです。

あなたの創作を応援しています。

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