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情報不足ではアイデアが浮かばない

2019年7月27日

情報が不足していると、自分が何を創作したらよいのかわかりません。

あなたのアイデンティティの大部分が、外界の情報の接触によって形づくられています。

あなたの両親からはじまり、小学生で友達ができたり、いろいろなことを興味を持ち、絵を描いたり文章を描いたり、映画を観たり、ゲームをしたり、アルバイトをしたり、人間関係で傷ついたり・・・・

ですので、そのような情報が少ければ当然比較する対象も少ないのです。

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比較するだけの情報が少ないということは、その分、アイデアが浮かんできません。

ですから、創作意欲もわかなくなります。

結局、自分は何を描きたいのか?はっきりした意志さえ見つけづらいのです。

逆に、意志がないのでアイデアが浮かばないのです。

例えば、
あなたは、A子(A君)に興味をもったとします。

興味をもつというのは、A子(A君)が好きという段階ではありません。

興味と関心は違います。まだ、あなたは本気じゃないんですよ。

行動を起こすまでのレベルではなく、せいぜい興味本位です。

ある対象に興味が湧けば、勝手に情報がインプットされます。そこから興味の段階から関心へシフトしていきます。

関心の段階に入れば、心に留めるようになり、注視するレベルにまでになります。

A子(A君)が気がかりでしかたがなく心が揺り動かされますが、関心の段階では、まだ行動のレベルまでに至っていないのです。

そして更に、関心から好意へシフトしていきA子と付き合いたいという目的が生まれます。

あなたに、その目的と理由が生まれてこそ、初めて行動するレベル。つまり、はっきりした意志が生まれるのです。

意志が生まれてはじめてアイデアが生まれます。

ボクは、この流れとメカニズムが創作意欲とよく似ていると思うんですよ。

では、もう一度、例えの話に戻します。
お付き合いするために、もっとA子(A君)のことが知りたいという段階に入りますが、A子(A君)に対する情報が少ないのです。

そこで、A子(A君)に比較的近いB子(B君)に頼んでA子(A君)の情報を聞き出します。

その結果、あなたは、A子(A君)はイチゴケーキが好物だということを知りました。

そこで、あなたは、イチゴケーキレシピの情報を熱心にリサーチします。

・・・といった具合に、

あなたは、A子(A君)とお付き合いをするという目的(ゴール)

A子の友だちB子→A子はイチゴケーキが好物→→イチゴケーキレシピ→買い物をする→家で料理する→料理に失敗する→母から教えを乞い練習する・・・・

目的(ゴール)を果たすための、ストーリーに意識してください。

少し、横道にそれたりもしますが、ゴールに向かって直線に連結されてますよね。

このように、あなたが行動を起こした軌跡を辿らないと、A子(A君)に対する愛の大きさも認識できないですし、B子(B君)という媒介を通した情報も少ないと、A子(A君)と付き合いたい、というゴールに辿り着けるパワーが足りないという話です。

・・・ということはつまり、

あなた自身、本当にA子のことが本気で好きなのかどうかさへわからないんですよ。

もう、お分かりかと思いますが、ボクは、恋愛テクニックを説明しているのではなく、どれだけ作品づくりのために行動を移したか?関心と目的を持って情報収集をしたのか?

行動を起こした数が少なければ、当然、作品を創りたい!という感情がわいてこないからです。

あなたが情報を得ることで新しい意志が芽生え育ち、新しいアイデアが浮かび、作品完成への道に一歩近づきます。

ところが、意志(目的や強い動機がなければ)情報があちこちに流れてしまい、創作を頓挫してしまう要因にもなります。

関連記事:頓挫してしまう理由

つまり、今、あなたの意志の力で、関心事の対象をリサーチしていかなければ、あなたのアイデンティティ(自分自身のあり方や作風)も見えてこないんです。

あなたの意志を強める方法は、逆に外界の情報だとも言えます。つまり、B子とかレシピとか雑多で面倒くさいことをしなくちゃいけないからです。

A子とお付き合いするための情報を自分から探して取りにいくには、ジャミング(電波妨害)が入ります。

また、世間との身近な人との付き合い方も深入りすると、気づかぬうちに外界の影響を受けて情報に埋もれて消耗してしまいます。

ボクも弱いです。弱いというより、ほとんどが外界情報の渦へ流されてしまいます。

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あなたが必要な情報、不必要な情報を区別する能力も、ストーリー創作における大切なスキルです。

情報が少なければアイデアが浮かばない、という課題を克服するには、まず創作する意志(創作意欲)を高めることですし、雑多な情報網を突き進むことです。

まとめますよ?情報不足との戦いとは、

①外界で起こる出来事にいかに吸引されないか
②身近に関係する人とも最低限にとどめる
③好きなことだけを一直線にリサーチする

引きこもりをオススメしていると誤解しないでくださいね。笑)上手に情報と向き合う!ということなんです。

作家として外界の情報をどう処理しているか?というマインドを保っておかないと、創作するまでの準備さえもたどり着くことが難しいので。

アイデアをかき乱されたり、影響を受けないためのバリアー張り、本当に欲しい情報だけにアンテナを張る。この下準備を整理することも作家(表現者)としての第一歩だと思います。

あなたの創作を応援しています。

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