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エミアブル型のキャラクターの作り方

2022年10月19日

いつも創作お疲れ様です。

このシリーズでは、4回に分けて、あなたが創作しているキャラクターが、ざっくりどんな要素を持つキャラクターか確定させてみたり、感情と行動にブレがないかをチェックできる記事です。あるいは、どんなキャラクターを登場させたらよいか迷っていれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

では早速、今回は人類の代表的性格4種(①ドライバー型②エクスプレッシブ型③アナリティカル型④エミアブル型)の内の一つ、エミアブル型キャラクターについての作り方をご紹介します。

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エミアブル型は、まず、自己主張は控え目です。主に、他者に共感したり、意見を傾聴するタイプです。

意見の聞き役としては、分析タイプであるアナリティカル型キャラと一致していますが、自己主張度の高い、ドライバー型やエクスプレッシブ型とは対照的で、あまり馬が合いません。

ドライバーからは、「なんで意見言わないの?」「どっちやねん?」「ワケがわからねー」と突っ込まれるくらい、人の意見や考え方をじっくり聞いちゃう温和で柔らか系キャラが、エミアブル型なんです。

例えば、チームでプロジェクトを進めるために、打ち合わせをするとき、あんまり意見をいわないけど、決定段階に入ると、やっと喋りだして反対意見を言うめんどくさいタイプです。

ちなみにボクは、エミアブルタイプ傾向が強く、仲の良い友だちの前では、意見を言いたくなる方ですが、基本引っ込み思案な方です。

司令タイプのドライバー型や、注目タイプのエクスプレッシブ型に比べてみると、優柔不断で決断力が、弱い傾向にあり、右往左往しちゃいます。

「えーっとぉ・・・」「・・・・ていうか」「そのぉ・・・・」(ヘラヘラ、ニコニコ)

何か、選択や決断が迫られた時、論理的・合理的に考えて判断するのではなく、直感やその時の感情を判断材料にしてしまい、トラブルになるケースが多いのも特徴です。

「○○がよいと思います!」「○○かもしれません」「すみません」

はい。エミアブル型は、よく〝思います〟と〝○○かも〟〝すみません〟いう言葉を連発しますし、主観的であり観念的に見えてしまうんですよ。

それもそう、「これは○○だ!」と決めつけたり断定はしないので、周囲との関係に亀裂が入らないように配慮している証拠ですし、精神的な繋がりを大切にしていることといえるでしょう。

女性キャラであれば、女子の中の女子といえるほど女子力が強いキャラですし、男性キャラであれば、周囲への気配りできて、包容力があります。

女性キャラに限らず男性キャラにおいても愛想がよく、優しい印象です。みんなの意見を聞くことばかりを優先して、自分の主張をすることは稀であり控えめということを覚えてくださいね。

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さて、ここからは、エミアブル型キャラが、どんな場面で活躍をするか考察していきます。

例えば、目立ちたがり屋のエクスプレッシブ型が、ガンガン意見を主張したとします。周囲からは反発を受けます。

エミアブルはそのような雑然とした空気や雰囲気を好みません。その時、エクスプレッシブ型の言わんとすることを解説してみんなのヒートアップを緩和させようとします。

また、チーム内などで衝突があれば、積極的に仲介に乗り出します。このように、場の雰囲気が柔らかくなり和気あいあいが好きで、争い事を好まないムードメーカーなのです。

そう。つまるところ、このエミアブル型は、みんなが等しく幸せではないと決して満足しない理想主義者でもあり、意固地でもあります。

グループ内で派閥ができたり、分裂が起こると、その揉め事を消火活動にあたり、まとめあげる調整役にも向いています。

こんなエミアブルでも、苦手なタイプドライバー型に対しては、「一人よがりだ」、「独善的だ」と考える傾向にあります。完全に否定しているわけではないんだけど、割りと筋が通っている異議申し立てみたいな。

「○○を犠牲にしてでも、遂行すべき」と的確に考えるドライバーに対して、「じゃー○○はどうなるの?」「そんなの無茶よ!」といったブレーキ役となります。

ドライバーからしてみたら〝そんなことくらい百も承知だ〟と言いたいところだけど、エミアブルに言われると、ついつい抑え込まれてしまうんですよ。そんなシチュエーションも、ストーリーに盛り込むとよいでしょう。

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一方、アナリティカル型とは気が合います。どちらも傾聴力がありますので、反発しあうことは滅多にありません。

アナリティカルは何事にも慎重で失敗を恐れるので、秘密主義なところがあるけれど、共感をもってくれるエミアブルだけに対しては心を開くようです。

ただし、お互いに聞き合ってばかりいるので、〝何も決まらない〟〝進展しない〟という弱点もあり、目立ちたがり屋のエクスプレッシブ型から、なじられるシーンもあるといいですね。

エミアブル型は、相手の話を聞くのが上手なばかりではなく、自分の意見は、ちゃんと持っていることもポイントです。

どんな頑なな人でも、お悩み相談に応じたり、適切なアドバイスもできます。このように人一倍、周囲の人の反応に気にかけられる懐の広いフォロワーなのです。

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さて。いかがでしょうか?エミアブル型キャラクターがどんな性格が見えてきましたでしょうか?

あなたがキャラクターを描きながら、どんなキャラを書きたいのか、迷ったり、わからなくなったり、しっくりこなかったら、ひょっとしたら、エミアブル型が書きたかったのかもしれませんね。

他にも、アナリティカル型ドライバー型エクスプレッシブ型なども、ご紹介しておりますので、ぜひご覧になって、キャラづくりの参考にしてみてくださいね。

以上、今回はエミアブル型のキャラクターの作り方でした。またお会いしましょう!

あなたの創作を応援しています。

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