エレファントシンドローム
直訳すると〝ゾウの症候群〟です。
脳科学や心理学の分野でけっこう有名なんですけどね。
この言葉の由来はですね。
地面に杭を打ち、幼いゾウの足に鎖を巻き付けて行動に制限をつけます。
すると、活発で幼いゾウは、外へ一歩踏み出そうと何度も挑戦しつづけますが、鎖につながっているので鎖の長さ以上は一歩も踏み出せません。
そんなゾウが大人に成長してしまうと〝絶対に踏み出せない〟と思いこんでしまうんです。
飼育員が鎖をはずし野放しにしても、ゾウはその場から動こうとも踏みだそうともしません。
これが、エレファントシンドロームの大筋の意味です。心理学では学習性無力感と呼ばれています。
金魚の水槽も、器を大きくしても、同じようなエリアでしか泳げないという例えもあります。
つまり、
その気になれば〝できる〟のに、〝できない〟と自分で過小評価して思い込んでしまっている状態です。
「どうせ、何をやったって無理だろう・・・」という固定概念です。
あなたに、少しでも心あたりがあれば、そろそろ目覚める時かもしれませんよ?
作品づくりは、自分を〝信じる、信じない〟というのではなく、〝やるか、やらないか〟だけ。
アクションが必要な時かもしれませんね。
あなたには、何かを表現したり描く能力はあるのに、動いていないため、変化を感じられていないだけ。
動いて見れば、何かが見えてきて、だんだん見えてくると思います。〝動いても何も変わらない〟という情動記憶や、パラダイム(思考の枠組み)の中にいるので、起爆剤となるきっかけや、ジャンプするチャンス見逃して、何もしないままなのかもしれません。
勿体なくはありません?
名無しくん
いやいやいや。でもですね。自分はいろいろとワケありでして
名無しさん
動こうにも動けないんですよ。そういう事情をわかって言ってるんですか?
名無しくん
そうそう。今までも頑張ってきたけどやっぱり結果がでないのは怖いし、まぁむしろ今の自分でいたほうが楽だし
はい。あなたの気持ちはよくわかります。長い間おとなしくしてきたボクもそうですから。笑
でも、足下をよく見て下さい。鎖ははずれていますよ?
あなたは自由だし、どこにでも動けますよ。
今から以下の3つのことを意識してください。
・自分の足りなさだけにフォーカスしないこと
・自分の強みを、理解できている前向きな人と接する
・自分の才能を、多少は認めてあげる
アイデアの出どころを変えたり、大胆な行動をしてみるとか、思い切り発想を変えてみるんです。
ゆく先が穴ぼこだらけだったり、行き止まりかもしれません。でも動けば必ず情報がはいってくるんです。
行き止まりなら、迂回するための情報を探しましょう。
変化に怯えたり、不安だというのは、あなたの向かうべき方向(どんな作品か)が明確に定まっていないだけ。
〝自分オリジナル〟の情報をしっかりしぼりこんで整理すると、スタートダッシュしやすくなると思います。
確かに怖いですよ。だって長い間、見えない鎖に繋がれていたと思い込んでいたわけですから、急に動け!っつたってどこへいきゃーいんだよ!と怒りたくなるのも当然かもしれません。
でも、もしあなたの鎖はすでに外されている、と気がついたならそろそろ歩き出しましょう。
メンタルブロック(固定概念)をはずして、自分オリジナル作品を世に発信して読者と分かち合いたい!
そんなマインドになって楽しく創作しませんか?
今からでも大丈夫。気がついた時点がスタート地点です!
エレファントシンドロームという心理的拘束から脱して、自由に創作を楽しんでいただけたら幸いです。
あなたの創作を応援しています。
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