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トライアル・アンド・エラーパートの作り方

2021年1月14日

ボードにErrorと、Trialという文字とイラストが描いてある

名無しくん

何それ?その謎めいた怪しいパートの名前は・・・


名無しさん

そもそも初めて聞く言葉です!

いつも創作お疲れさまです。
はい。トライアル・アンド・エラーパートはボクの造語です。

略して、T&Eと呼び方をします。


名無しくん

いったいあなたの頭の中はどうなっているんですか?


名無しさん

もう無理です!ついていけません。

そんな悲しいこと言わずに、聞いてみてくださいよ。汗


名無しくん

あなたは何者ですか?宇宙人ですか?


名無しさん

わかった!物語作りのおかしな考え方や、変な思想を押し付けて私たちを洗脳しようと目論んでいるのでしょう?


名無しくん

そうだ!あなたは、ビックデータを構築しているAI業界とつるんで、個人情報を闇ルートに売り渡すつもりなんだろ!


名無しさん

筆者さん、あなたの本当の正体を正直に答えてください!私たちは騙されませんよ

すばらしい!すべて間違っている。。。。

まぁ、百聞は一見にしかずというじゃないですか。実は、このトライアル・アンド・エラーパート(T&E)は物語づくりに欠かせない大切なパートなんですよ。(筆者の本当の正体が気になる方はどうぞこちらを)

・・・さて。気を持ち直したところで、まず、このトライアル・アンド・エラー(T&E)という謎めいた単語の意味は〝試行錯誤〟です。

トライアル・アンド・エラー (trial and error)という言葉自体は、心理学で学習様式として扱われています。ビジネスシーンやIT用語でもよく見かけるワードです。

この様式をストーリー作りで活用した事例を紹介しますが、この記事は、物語の中盤あたりに配置され、ボクがおすすめしている創作前の3つの決め事(①誰?②なぜ?③どのように?)の内、③どのように?+②なぜ?(目的・理由)の要素を抑える必要があります。

起承転結の言うところの「承」の内容に該当しますが、もし、あなたの物語に、要約文が決まっていない状態で読むと、かえって混乱してしまうかもしれません。

関連記事:創作前の3つの決め事

前置きは長くなりましたが、トライアルアンドエラーパートを深堀りしていきましょう。

主人公に、新しい問題や壁にぶちあたった時、「頭であれこれ考えてるだけじゃだめだ!いつまでたってもらちがあかない!ダメ元で、試しすしかない!」「これでどうだ?」「くそ!やっぱりだめか!」「確か〇〇は、〇〇だったはずだ」「それなら○○ならイケるかもしれない!」そんな状態をループし演出するパートです。

いまいち、よくわからないので、もう少しストーリー展開を真上から覗くように考えていきましょう。

★主人公がいて協力者や敵がいます。(状況説明)

★舞台はこんな風になっていて、色々と大変なことが起きている(状況説明)

★基本的に主人公は困り果ている(葛藤・対立まdp)
(はい、ここまでがセットアップパートです)

★やがて転機(ターニングポイント)や、異変が訪れます。

ここからがトライアル・アンド・エラーパート(T&E)です。

★計画どおりにやったけど、やっぱりどんなにがんばってもダメ。うまくいかない。どうする主人公?どうすれば乗り越えられる!?もう、誰も助けてくれないし行くあてもない。

そう言えば、サブキャラがこんなことを言っていた・・・こうすれば、乗り越えられるかも?

咄嗟に思い出したことを実行にうつしたら、たまたまうまくいった。
よかった!やった!と思った束の間、また問題が現れる。

そこで、ヒロインがくれたアイテムがあった。そうだ!これを使ったらうまくいくかも?迷ってもしかなたがない!やるっきゃない!実行にうつしたら、またうまくいった。

ヒロインのアイテムで次々に敵を倒したけど、通用しない敵が現れた。今度こそダメだ。このままいくと本当にやばい。どうする?もう他に方法はないのか?


(この試行錯誤を何度か繰り返すのがT&Eパートです)

もちろん最後はラスボスが現れます。ラスボスとの最終決戦も、基本的にこのトライアル・アンド・パート(T&E)で倒したり問題を解決させます。

ありがちだなーと思われるかもしれませんが、このパートは、どの物語の展開でもほぼ活用されているパターンだと思います。

この中盤(トライアル・アンド・エラーパート)というのは、各章の結末をわからないようにするためのブラックボックスという位置づけになります。

関連記事:物語の展開パターン

このトライアル・アンド・エラーパート(T&E)は、スポーツ根性ものでも、バトルでも、学園恋愛でも、異世界ファンタジーものでも適用できますよ。

このパートの指標は、あなたがイメージした見せ所シーンやクライマックスシーンに向かわせることです。

もう少し具体的に言えば、主人公にチャレンジさえ、たくさん失敗させつつ、問題解決のキー(ヒント)を受け取らせ、最終段階(ファイナルステージ)へ進ませることです。

あなたも過去、何かに挑み、結果を出すために果敢に挑戦したあの瞬間を思い出してみてください。

費やした時間や労力の量の割には、結果が芳しくない・・・だけど次に進むしかない。しかし、次々に難題が降りかかる・・・ところが、振り返ってみるとあれにはあんな意味があったと納得できる要素も思い当たるかと思います。

特に、このパートはあなたの想い、あなたの情熱を盛り込んで表現することが大切かと思います。

人生はトライアルアンドエラー(T&E)の繰り返しです。

オリジナルストーリーづくりも同じで、最終結果を得るには、必ずトライアル・アンド・エラー(T&E)を通過します。

主人公に、明確な目標(ゴール)があるからこそ、読者は物語追ってくれることを忘れないでくださいね。

あなたの創作を応援しています。

関連記事:どんでん返し、伏線、ミスリードはブラックボックス